宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ノーシス:日本とノーシス」

2009年01月31日 | Weblog

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ノーシスの続きです。

80年代にミゲルさんが来日してしばらく日本にノーシスを
伝えられた時、このような言葉を書かれてました。

ミゲルさんは古神道を大変尊敬し、更に弘法大師に私淑しされていました。
もしかしたらミゲルさんの言葉に異論のある方もおられるのではないかと
思いますが、以下転載させて頂きます。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ノーシスは知識の独占や商業化をする事なく、宗派的・政治的な
意図も持たない。
この知識は全ての人々、全ての国々に対応できる自由なシステム
である。

日本でのノーシス普及が本格的に開始されたのは、1982年4月からで
あるが、日本での受け入れられ方は素晴らしいものがある。
(中略)

それは日本民族と社会が奥深い事に起因している。
殆どの外国人は、日本人の国民性の奥深さに浸透する事が出来ず、
30年以上も日本に住んでいる外国人でさえ、日本人は理解できない
という人もいる。
それは日本人を表面的にしか観察しないからで、その人にとって
日本人は神秘とされてしまう。

ノーシスもまた奥深い知識であり、日本人の心の奥底にまで
浸透して、その琴線に触れたならば、ノーシスは容易に日本人に
受け入れられるのである。

日本でのノーシスの受け入れられ方には、大きな可能性がある。
なぜなら、それは輸入された知識ではないからである。
日本人自身が、前縄文時代からその根を脈々と保存してきた
古神道の儀式の中に、そして仏教の教えに新たな息吹を与える
のが、近代的ノーシスの他ならない。


一方で日本は今、近代的なエレクトロニクスの時代を生きている。
工業的科学技術的頂点にあり、そのまま上昇を続ける事が出来るか、
または他の先進国同様、病んで地に落ちるかという、日本の歴史の
中でも最も危機的な瞬間にあると言えよう。
まさにこの時に、ノーシスは日本に到着した。


ノーシスは古い伝統に対峙するものではなく、むしろそれを近代化する
効果を持つものである。
そして精神の奥底に潜んでいる意識を揺り動かし、呼び起こす。

人間は外部(肉体)と内部(魂と霊)からできている。
肉体的生活の為に衣食住が必要であるのと同様、内部のためには
精神的な糧が必要である。

しかし日本は物質的な技術的開発のみに力を注ぎ過ぎ、もう一方の
精神的な価値の開発を怠った結果のアンバランスに苦しんでいる。


ノーシスは、内的な力を活動させるための知識である。
ノーシスによって内的な渇望を潤す事により、外と内のバランスを取る
事ができ、人間を調和的な開発に導く事ができる。

先進国といわれる国々の多くが退廃の道を歩んでいる時、日本に
新しい希望を与えるノーシスが迎え入れられる必然性があると確信する
ものである。

日本民族は「底力」を秘めている。
しかし力には、それを正しく使うための導きとなる知識がいる。
日本は工業的・商業的に成功しているので、精神の分野における成功が、
日本の今後を決めると言っても過言ではない。

(後略)

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ノーシスでは、「霊的幼虫(ラルバ)」というものが存在するとされ、
例えばアルコールを養分とするラルバは、アルコール中毒者や泥酔する人に
霊的に憑き、彼らの体から発せられるアルコール臭を食物とし、更に
自分が養分を摂取するために、更に人間にアルコールに手を伸ばさせるという
悪循環に陥らせると言われています。

また同様に、人間から放出された性エネルギーを養分とするタイプの
ラルバ、処刑場に流された血液から生じるラルバもありますが、いずれも
人間に有害ながらも、神の創造物ではなく、真の意味での生命を有するものでも
ないとの事です。

「ラルバ」の実態について、このように説明されています。

………

生物学の用語で「幼虫」の意。

霊体組織からはみ出た、どこにも所属すべき場所が無い、存在の萌芽という
意味になる。

例えば、罪人が処刑され地面に流された血、自慰や睡眠中にこぼされた
性液などが、まがまがしい蒸気のように立ち上ってラルバになると云う。
つまり呪われた魂や、無益に消費された生命の種子が、有機体の滅びた
後まで執拗に存在し続けようとする時、その怨念・執念がラルバとなり、
人々を悩ます結果となる。

………

「処刑場に流された血より生まれ、引き抜く時に地獄の叫び声を上げるという、
人間の形と性別を持った魔法植物"マンドラゴラ"の伝説」を何となく連想させ
られるものですが、この辺りの関連に関しては、わたくしはわかりません。


人間から放出された性エネルギーを養分とするタイプのラルバは、女性から
生じるのはスクブス、男性から生まれるのはインクブスというタイプで、
自分の生みの親に憑いて性エネルギーの放出を繰り返させて養分を得、
結果人間の生命体を犠牲にして生きていく事になると教えられます。
こうなると、「(太)陽の体(黄金の霊体)」の結成どころか、人によっては
健康を損ねたり、老化が早まったりします。


ノーシスではしばしば浄化などの目的で硫黄が使われますが、ラルバに
対しても使われます。

アルコールを養分とするラルバには、(臭いはキツイですが)硫黄で
オーラをいぶすようにして、根絶します。


放出された性エネルギーを養分とするタイプのラルバに対しては、
このようにします。


【阿魏(あぎ)と硫黄を使う方法】

このインクブスとスクブスは、阿魏(あぎ)を用いて消滅させる事が出来る。
阿魏(あぎ)を熱した炭の上に置き、その香によって雰囲気を洗浄する。
それでそのラルバを消す事が出来る。

また、靴の中に硫黄を入れて歩く事も、得策である。
硫黄から生じる蒸気が、それらの危険なラルバを消滅してくれる。


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「ジェラシーを鎮める魔法」

2009年01月30日 | Weblog

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画像はこちらの本のカルトゥッシュ・カードの中の一枚で、
「ハトホル女神」のカードです。
描かれているのは、象徴である手鏡です。

ハトホル女神は、太陽神ラーの娘であり、ライオンの頭を持ち、
太陽神の左目より生まれたと伝えられている、「セクメト女神」と
しばしば同一視されています。

ラーが老齢に入って統治力が衰え、不心得者達が反乱を起こし
始めた時にセクメト女神が地上に送られ、ラーの代わりに
彼女が反乱者達を手ひどくやっつけたと伝えられていますが、
その時ハトホル女神はセクメト女神の援護をしたと言われて
います。

女性的な日常の悩み(献立が決まらない、髪が上手くまとまらない、
買う服を迷うなど)の時に、このハトホル女神のカードで瞑想すると、
彼女のエネルギーが日常レベルに降りてきて助けになり、
また星占いをする前にも瞑想をするとよい、とありました。

またお守りとしては、大きな保護力を持ち、特に女性を色々な危険
から守るとありました。
他者から発せられる悪いエネルギーを当人にそのまま返してしまうので、
痴漢・ひったくりなどの予防にもなるという事です。



昔の少女雑誌「マイバースデイ」の中の白魔女を目指すシリーズの
中で、「手鏡で自分の姿を見て、ジェラシー(嫉妬)を鎮める魔法」
というものがありました。

キリスト教では人間に深刻な罪を起こさせる精神的要因となる
「七つの罪源」の教えがあり、「嫉妬」というものはその中の一つに
数えられています。


・傲慢 (superbia)
・嫉妬 (invidia)
・憤怒 (ira)
・怠惰 (acedia)
・強欲 (avaritia)
・暴食 (gula)
・色欲 (luxuria)

これらの各罪源はまた、それぞれの悪魔とも対応していますが、
キリスト教のみならずノーシスなどの教えの中でも、これらは
人間の内側に秘教的に働きかけて絶やすべきものと教えられます。

以下、その「手鏡で自分の姿を見て、ジェラシー(嫉妬)を鎮める魔法」です。

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【ジェラシーを鎮める】

●白い魔女たるもの、嫉妬心には無縁のはず。
でも、まだ修行途上の白魔女には、しばしば起きるものです。

そんな時、手鏡を右手に持ち、宙に大きく3回円を描きます。
そして何も言わずに、そのまま自分の顔を映してみましょう。
そこには、ジェラシーという魔にとり憑かれたあなたがいるはずです。

そこで自分に問いかけます。
「ジェラシーを燃やしている私は、白魔女としてどう行動すべきか。」

何度も繰り返し問いかけてみて下さい。
答えは自ずと出てきます。

魔女に、こんな言葉が伝えられています。

「ジェラシー、それは幻。思い込みという悪魔が好むもの……。」

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「ノーシス:陰悪の根絶」

2009年01月29日 | Weblog

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ノーシスの続きです。

メキシコは首都に大きな魔術市が開かれ、更に様々な種類の
魔術師やシャーマンがおり、またカトリック信仰も篤い国です。

こちらでメキシコ人に出会って、そうした見えない世界をごく身近に
感じるという精神文化について、少し日本と通じるものを時折感じるの
ですが、ミゲルさんはかつてこのように書かれた事があります。

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ところで私の生まれた国メキシコは、経済的にはそれほど豊かだとは
言えないが、ピラミッドや天文学などを残したアステカやマヤの時代から、
魔術や自然医術を脈々と受け継ぎ、死後の世界や肉眼では見えないが
確かに存在する他の次元を信じ、それらがごく自然に日常生活に
溶け込んだ精神的な国である。

物質的な富以外の「何か」を探求させる、内的な力を感じて生きている。
だからこそ、日本人の心の中にある同じ力――表面的な人生だけで
なく、「何か」を求めずにはいられないその気持ちを、メキシコ人である
私は感じ取る事ができる。

メキシコ原住民の多くの部族では、ナーワリズムを実践している。
ナーワリズムとは、精神のみならず肉体そのものも一緒に、あっという間に
遠くへ移転したり、鷲や虎に変身したりする事のできる術の事である。
また彼らは農作物のための雨乞いの儀式や、超自然的な治療法なども
日々実践している。


表面、超近代的な生活を送る様に見えながらも、多くの
日本人の心の中には、生と死の神秘を知りたい、あるいは
おのれの存在の意義を発見したいと希求する種子が潜在して
いるのを私は観察してきた。

芽を出すために少しの水が注がれるのを待ち望んでいる種子が
ある。
わずかの水でその種子は強く大きく育ち、肉体と精神の調和
という何ものにもかえがたい素晴らしい果実を実らせ、幸福な
人生を生きる事が可能となる。
金銭で手に入れる事の出来ない内的な果実、永遠の価値は、
心の中にその種子が生きているうちに発芽させなければ
ならない。

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ノーシスでは、自身のうちに存在する陰悪や欠点、利己心などを絶やして
いかなければ、如何に他の修練を行っても必ず失敗すると教えます。

ノーシスでは「(太)陽の体(黄金の霊体)」を肉体が生きている間に
結成して、死後その結成した体を持って、自身と特に縁のある界に参入し、
働きながら更に霊的に向上していく事を目指していきますが、陰悪や悪徳、
利己心などの「陰」に属するものを絶やしていく努力を継続していかなければ、
それと反対の「(太)陽の体(黄金の霊体)」の結成が不可と云うのは
非常に道理に適った考え方であると思います。

また通常の人々の意識は覚醒しておらず、機械的に生きているとされ、
それらの内側に存在する悪を絶やしていく事で意識は更に目覚めて
いくと言われますが、その点については他日に書かせて頂きたいと思います。


そして様々な種類の「悪徳」は、惑星のネガティブな面に対応していると
されます。

例えば「大食・贅沢・官能性」などは金星のネガティブな面に対応し、
人が生きている間、その面に耽溺した生活を送っていれば、死後は
金星のネガティブな面に対応した段階の地獄(第三段)に
引き付けられ、そこに入る事になると、ノーシスでは教えられています。


そこで、他にも吝嗇(ケチ)、傲慢、妬み(嫉妬)、冷淡、暴力、狂信、
憎悪などを自分の内側から絶やすための自己観察や内的な努力が
必要になりますが、それには洗練し、昇華した性エネルギーによって
可能になると言います。

そうした自身に存在する陰悪や悪徳、利己心の存在を観察し、そこで
各欠点を怪物のような姿に見立て、聖なる母(クンダリーニ)に根絶を
願い、そうして黄金のヘビが怪物を飲み込んで塵にしてしまう姿や、
その怪物が炎に焼き尽くされるのを強く想像する事を繰り返します。

これらの瞑想のやり方について、もう少し詳しい手順を踏む方法も
ありますが、それは別の機会に書かせて頂きたいと思います。


また以下のような「聖なる母への祈り」もあります。

★「ラーミーオー、聖なる母クンダリーニ。
 私のエゴを呑み込んで下さい。
 エゴから解放して下さい。
 エゴをあなたの火で燃やして下さい。
 聖なる母、私に自由を与えて下さい。
 テトラグラマトンの名において、そうありますように。」




*******

「Gnosis」
http://www.youtube.com/watch?v=1uMUI4CWBvg

中南米のノーシス学徒の方が、ノーシスの紹介の為に製作された
もののようです。

スペイン語なので難しいですが、ノーシスが各地の古代からの
秘教を集め、整理して構築された事、太陽系の秘教的な見方を
有する事、芸術・科学・哲学・神秘主義の四本柱を基本とする事などの
概要の紹介となっています。
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「福寿草の精を呼ぶ」

2009年01月28日 | Weblog

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画像向かって左は、少女雑誌「マイバースデイ」の昔の
妖精シリーズの中の、「福寿草の精:ブロンデール」です。

彼女については、「心に希望の灯をともしてくれる妖精で、
あまり大きな羽がないので他の妖精のように飛ぶ事が
出来ないが、希望の灯が消えないようにいつも見守って
くれる心優しい妖精」と紹介されていました。

妖精は一般的にミルクやチーズなどの乳製品、そして
豆を好むと言われていますが、彼女を呼び出す際にも
ミルクを使います。

以下本文です。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【希望の白い花 ブロンデールを呼び出そう】

妖精さん達がとってもミルクが好きだって事、あなたは知ってた?
中でもブロンデールはミルクが大、大、大の大好物。
もし心の希望を失いかけて、毎日落ち込んでどうしようもないなら、
ブロンデールを呼んでごらん。

ブロンデールは希望の妖精ですから、光の国からきっと
希望を運んできてくれるでしょう。

ミルクはコップの中に入れて、ストローを入れます。
そしてストローの口の所に、(画像のように)ストローの袋を使った
紙細工の白い花を差し込んでおいて下さい。

すると、ブロンデールがミルクの匂いと白い花に誘われて
やってきます。

ミルクは夜のうちにセットをして、朝になったら全部飲んで
しまいましょう。
気持ちがスッキリして、背中に羽が生えたように軽くなって
きますよ。

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(みちのくひとり旅)

2009年01月27日 | Weblog
|・)… 「水山」って何て読むの?
     「スイザン」?「スイサン」?「シュイシャン」?


( ´3`) リューフって呼んでくれよ。


|・)… 「黒田(ヘイティエン)水山(シュイシャン)」はどう?



( ´3`) リューフって呼んでくれよ。



|・)… 「会長」って呼ばれたい?



( ´3`) リューフって呼んでくれよ。



|・)… 誤想家には何て呼ばれたい?



( ´3`) リューフって呼んでくれよ。



|・)… 田布施の道士だよね?



( ´3`) リューフって呼んでくれよ。


♪みちのくひとり旅
http://www.youtube.com/watch?v=VZuirFdkYfQ


六代斎主に なれたらいいと
すがる誤想家 浅ましさ
その場しのぎの ハッタリ効かず
崩散会自爆

うしろ髪ひく 盗んだ資料
道を乱して 「研究会」
偽物だったら いつかはバレる
恥は消えぬだろう

神祇のみ声に 逆らいながら
盗法すべても 予定のうち
俺は斎主と つぶやきながら
崩散会崩壊

燃える野心と 冥罪の数々
御道とGOROは違うけど
遠くなるほど 必死さつのる
執着がつのるだけ

例えどんなに 抗議がきても
例えどんなに 返すべきでも
神宝が俺には 最後の目的
俺には秘伝が 最後の目的

例え神祇と 冷たく別れても
西村が俺には 本当の師匠
例えどんなに 効かなくっても
蔭針 俺には 最後の手段
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「日本における黒魔術の報告」

2009年01月27日 | Weblog

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世界的に黒魔術の流行が始まり、そうした団体に加わる人の
数が飛躍的に増加したのは60年代からであったと言われて
いますが、幾つかの話しや報告を見ると、日本では80年代が
丁度その時期に当たっていたようです。

80年代にあった一件で、福岡市の黒魔術団体に
属した女子学生が呪いで命を落としそうになり、密教などの
呪術を行う場所からも「手に負えない」と見放され、最後に
当時魔女バベッタの流れを紹介していた佐藤有文氏に
助けを求められたという事が報告された事がありました。

以下その一件の流れです。


昭和59年の5月11日に佐藤氏の元に、「福岡市の高校2年生の
聖子という少女がしばらく複数の悪霊に憑依されて錯乱状態
に陥っており、黒魔術の呪いによって5月13日の夜までに
呪いを解く事ができなければ、自分の心臓が止まると叫んでおり、
解決方法を御教示下さい」という連絡がありました。

聖子さんはかなり前から降霊術やタロットカードに夢中で、
悪魔関係の専門書や小説を100冊以上所蔵しており、
博多に住む高校三年生の黒魔術団の司祭としばらく交際し、
彼から洗礼と洗礼名を授かり、聖子さんは女司祭になって、
二入で悪魔の世界を構築する事を真剣に考えていたそうです。

それからは異様な形相で部屋にあるものを椅子でも何でも
手当たり次第に投げつけり、誰がいつ死ぬ、死ななければ
自分が命を奪うとかの異常な言行がはじまり、そして
「5月13日に自分が悪魔に殺される」という事を言い始めた
そうです。

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そして翌5月9日、一度は平静になった聖子さんは、放課後にタロット・カード
占いを始めた所、
「私の家に毎晩悪魔がやって来る!あと4日後に、私は悪魔に殺されるわ!」
と叫んで暴れ始めたのだ。

彼女を助けようとしていたN君が以前から習っていた密教術による
「九字」を切った所、聖子さんは苦しそうにうめいて、倒れてしまったという。

だがその翌5月10日。
青ざめた表情でやってきた聖子さんは、テーブルにあった本や辞書、
ジュースの空き瓶などを手当たり次第投げつけ、
「私の邪魔をするな!近づいたら誰だって殺してやる」
と半狂乱で叫び続けたのだ。

再びN君が九字を切ると収まったが、翌11日には学校の三階の窓から
飛び降りようとした挙句、「もういや、私を殺して!悪魔に殺される
くらいなら、自分で死んでしまいたい」と叫んで、今度は自分の首を
ナイフで切りつけたというのだ。

彼女をなだめてN君達が自宅まで送り届けた所、再び半狂乱となり、
自宅から飛び出してしまった。
両親でさえ手のつけられないほどの錯乱状態で、友人宅の二階の
一室に閉じ込め、ベッドに両腕を縛り付けて、やっと静かになるという
有様だった。

しかしその夕刻、聖子さんは外の庭に出て、地面に魔法円を描くと、
正座して胸の前で両手を組んだり、奇妙な文句を唱えだした。

「この魔法円で悪魔を呼び出し、悪魔を遠くへ追い払ってやるんだわ!!」

と叫んだかと思うと、地面を這いずり回って、毛虫やナメクジなどを見つけ
出しては、ほおずりするように笑っていたという。

「聖子さんは大変な虫嫌いで、一匹の蟻だって大騒ぎで怖がる性格なのよ。
それなのに昆虫と戯れるなんて、本当に気が狂ってしまったのか、
黒魔術に呪われたのか……私達も気が狂いそうでした。」


聖子さんが黒魔術のメンバー(ボーイフレンド)から誘いを受けたのは、
約一年前の事らしい。

「彼女の話を聞いてみると、その男はワシの刻印を身につけ、悪魔の
数字、6月6日午後6時に生まれたと言っているそうです。
しかも聖子さんは博多の黒魔術団に連れて行かれたのか、黒魔術の
洗礼を受け、悪魔の洗礼名ヘビを名づけられたようです。
将来は、彼が黒魔術の大司祭となり、聖子さんは女司祭となって悪魔の
世界を作り上げようと真剣に考えているというのです。」

その証拠として、聖子さんの右肩には、黒い洗礼式の時につけられた
逆三角形の黒いホクロのような刻印があったというのだ。

しかも、彼女はアレイスター・クロウリーの「法の書」の一節を、次のように
繰り返し唱えたという……。

「私は知識と悦びと輝かしい栄光を与え、人心を酩酊でかき乱すヘビである。
私は今にも跳び上がろうとして、とぐろを巻いている秘密のヘビである。
私が頭をもたげるならば、私とわがヌイトとは一体である。
頭を垂れて毒液を発射するならば、その時、地上には狂気が訪れ、
私と地とは一体となる……。」


そして聖子さんは食事も水も取らず、「もう悪魔がやって来る!13日の
夜12時まで、悪魔から逃れる事が出来なければ、私の心臓は止まり、
必ず死ぬ!」と半狂乱に叫び続けるばかりであった。

そのためN君達は救いの電話を入れたのであり、筆者は直ちに
「ソロモン王の魔法円(画像向かって左)」「悪魔サタンを防ぐ金星の
第4魔法円のシール(画像向かって右)」「ペンタクルス(五芒星)ペンダント」を
送ったのである。


ソロモン王の魔法ワッペンは白魔術の効力パワーを最高に高める
為に必要であり、「悪魔サタンを防ぐ魔法円」と共に、部屋の右側に
向かって貼り付ければ、黒魔術の呪い術における魔力は殆ど失われる
からだ。

また「ペンタクルス(五芒星)ペンダント」は聖子さんの身につけるように
指示したが、これは彼女自身の身を守るために、どうしても必要な
ものである。

N君達は筆者の指示にしたがって、更に家の周囲に聖水を振り撒き、
家の東西南北に清めの塩を盛った所、13日の夜は無事に過ごす事が
出来たという。

だが死の危機から逃れる事は出来たものの、半狂乱と化して全身
ひどい衰弱状態となった聖子さんは、翌日ついに福岡市内の精神病院に
送り込まれる事になった。
彼女の両親が聖子さんの状態を精神錯乱とみなして、入院を決断したのだ
という。

しかし聖子さんは一体どうして、黒魔術団の呪い術にかけられ、
彼女に狙いを定められたのだろうか。

彼女の名前は「聖」であり、しかも12月24日の生まれである。
12月24日はクリスマス・イブで、キリストの生まれた前夜祭の日である。

つまり聖子さんは、黒魔術団が最も犠牲者に相応しい人間として、
反キリストの目的にかなう聖なる乙女に狙いをつけ、悪魔の時刻に
生まれた男を使者として送ったのである。

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もし彼女が存命中であれば、現在は40代初めの年齢だと思いますが、
彼女のこの後の事はわかりません。

佐藤氏が送った魔法円によって救われたのか、その辺りは確かめる事が
出来ませんが、黒魔術やそうした団体というのは意外と身近な所に
存在する事もあるという、一つの例だと思いました。

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「ノーシス:治癒を求める祈り」

2009年01月26日 | Weblog

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ノーシス関連の本からです。

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【死は肉体を持つ生から持たない生への移行】

死とは、肉体を持っている状態から別の状態への移行に
すぎないとわかれば、人生の意味は非常に理解し易くなるし、
極限状態になれば、アルトラル体(霊体)が離れるのだから、
不必要に恐れる事はないわけである。


人生の嵐に巻き込まれた時にも、修行して魂を進化させる
為にこの世に来ているのだと思えば、どんなマイナスの状況
からも何かを学ぶ事ができる。

そしてまた、死んだ時に持っていけるものは、財産でも
なければ、社会的な地位でもなく、容貌の美しさや頭がいい事でも
ない事がわかるだろう。

どれだけの人に愛を注げたか、思いやりを持って人の役に
立ったか、自分の魂がどれだけ真の喜びに満たされて成長して
いったか――、死という移行を通して持っていけるものとは、
そういうものである。


昨年(1985年)来日したE・キューブラー・ロスは、ユングの研究で
知られる河合隼雄氏のインタビューに答えて、こう言っていた。

「いずれ、生まれたのは悲しいけれど死ぬのは嬉しい、という事に
なるのかもしれません。」


真に喜びを持って死ねるように、私達も日々努力したいものである。


最後に「レ・ミゼラブル」を書いたフランスの作家、ヴィクトル・ユーゴーの
言葉を紹介しよう。

「私は魂であり、墓場に連れて行かれるのは私自身ではない事が
よくわかる。
私は他の場所へ行くのである。」

「墓場へ行く時、私は他の人々と同じように"私は一日の仕事を終えた"
と言う事はできる。
しかし"私は人生を終えた"と言う事はできない。
私の日々の仕事は次の朝には再び始まるのである。
墓は袋小路ではなく、通り抜けるための道なのである。
墓は改新の場所であり、魂がその豊かさを取り戻す場所である。
つまり魂は、肉体や貧しさや苦しみや災いから自由になるのである。」

「私は、本当にあなた達の許(もと)から去ってしまうのではなく、姿を
変え、もろいマント、つまり私の肉体から自由になるだけなのだ。」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ノーシスにおいては色々な高次存在に援助を願いますが、中には
日本ではあまり馴染みのない、中南米の神々なども含まれています。
そして病気の治癒を願う時、南米のインディオの高次元の霊的な
治癒の魔術師である「セフェリノ・マラヴィータ」に唱える祈りというものも
あります。

以下、翻訳させて頂きました。

………

【セフェリノ・マラヴィータ】

サンタマルタのシエラネバダより出たる驚くべき治癒の魔術師の一人に、
インディオのセフェリノ・マラヴィータがいた。

病に苦しむ病める者は、魔術で"ママ"セフェリノ・マラヴィータを毎晩呼び求める
べき事になっており、彼は、彼らの病を癒す事ができた。
次の短い祈りが行われるべきである。


★「カルスアンガのみ名によりて、いにしえの光の神、太陽からの七つの
光線と七紅海のおん子、ママ・セフェリノ・マラヴィータよ、我が御身を
呼び奉りたれば、御身は我の病より、我の癒しをなすを得ん。」

………

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「真冬の三日月」

2009年01月25日 | Weblog


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「月のしずく」の続きです。

ルネ・ヴァンダール氏の体系で、それぞれの月色や季節の
折々に「月のしずく」が注がれる、という事が教えられて
いましたが、1月と2月の三日月の日にも「月のしずく」が
注がれるということを、90年代初頭に書かれていました。

本年は今月28日、そして2月27日に当たります。

以下その抄掲です。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【真冬の三日月・恋雪】

さて、今回は真冬の三日月「恋雪(れんせつ)」についてお話し
しますね。

最も寒さが厳しい季節になると、三日月が一層美しく輝きます。
元々三日月は、見る人を魅了せずにはおかない、妖艶な
魔力に満ちていますが、この頃のそれは、まるで美女が甘く
微笑んでいるかのようにとてもエレガントになり、見事な、
完璧なまでの「黄」の光を放つのです。

遥か昔、誰とも知らず、この頃の月を「恋月」と呼ぶようになった
のも、納得のいくお話しというもの……。

この「恋月」に宿る精霊は美しい女性(にょしょう)。
秋の半月「紅葉月(オータムムーン)に宿る精霊と同じく
「月花(シャーナ)」の仲間です。

「恋月」のしずくが最も降り注がれるのは、1~2月の三日月の夜。
夜と言っても黄昏時。
南西の空にポッと浮いている三日月から、白銀の粉雪が
キラキラと降ってくるような印象を受けたら、それが「恋月」の
月のしずくなのです。

このしずくには、恋のエキスがたっぷり含まれていて、特に
若い男女の波動が、このしずくを体内に取り入れ易いと言われて
います。

ですから知らず知らずにせよ、「恋雪」のしずくを浴びた者は、
必ず近いうちに恋をし始めることになるのだそう……。

ただ、「恋雪」の精霊は、ちょっぴり嫉妬深い所があり、幸せに
とっぷりと浸っているカップルを見ると別れさせる、という伝説も……。

でも実は、この言い伝えは間違い。
「恋雪」の精霊はもっと優しいのです。
ただ、恋の情熱に身を任せ、周囲への気配りを忘れたり、仕事や
勉強を怠け始めた恋人達には、ちょっぴりお仕置きがあるのは
仕方がないみたいです。
なにせ彼女は、真剣に愛を育てようとする人間には全面的に
協力してくれるけど、怠け者は大嫌いだからです。

さあ、あなたも「恋雪」のしずくを浴び、素敵な恋を育てて下さいね。


………

恋を実らせたいあなた、恋人が欲しいあなた、そしてカップルも
更に幸せになれるように、真冬の三日月「恋月」のしずくを浴びましょう。

陽が西の空に傾き、艶やかな三日月「恋雪」が輝きを一層増した時、
その先端の部分から、淡い白金の光が地上に放たれた感じが
するはずです。
それが「恋雪」のしずく。

「恋雪」のフチを右手の小指で三度なぞり、
「私は誠実に恋をするシャリエ。」
と心の中で唱えましょう。
勿論声に出して唱えてもいいし、彼と二人で唱えれば効果アップ。

シャリエというのは、清き人間の心を表しています。
つまり、恋を手玉にとって他人の気持ちを傷つけたりしないよう、
月に誓いを立てる、という感じです。

「恋雪」への魔法が成功することをお祈りしてますネ。

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「エネルギー昇華」

2009年01月24日 | Weblog

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气功の中でも、「性エネルギー」を無駄にせず、体に還元したり、
更にそこから霊的に高いレベルに引き上げようとする試みが
幾つもありますが、ノーシスと同様に、男女問わずあまり
早い年齢のうちから性的な関係を結ぶことは良くないとされて
いるようです。

以下「气功導引法」からです。

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身長が伸び切る前は男女問わず、異性と「精气の交流」を努めて
避けるべきである。
なぜなら、「生命力の元気」が常に体内に貯蔵されていると、
生命力に溢れ、各自の最大限の発育が期待出来るからである。

中学時代や高校時代に性生活を始めると、中年になった頃には
老人の容態を早く現してしまう。
中年に腰や膝が痛みやすくなり、言う事を聞かなくなるのは、
性生活へのスタートが早すぎたことを意味する。

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そう言えば20年前くらいまでは、「西洋人から見て、日本人の大人が
あまりに若く、子供のように見える」などとよく言われていましたが、
最近聞いた所、西洋人から見て、日本人も今は西洋人とそれほど
違いがなくなったとの事です。

これには過剰のストレスや生活スタイルの激変など、色々な原因が
あってのことだと思いますが、もしかしたらこの性エネルギーに関することも
一つの原因なのかもしれない、と感じました。

画像の方は、盛鶴延氏が紹介された、比較的容易に行える還精補脳气功です。
以下説明の方を抄掲させて頂きます。


………

【神光照雪山功】

背骨の中の、特に仙骨の辺りには、まだ使われていないパワーの源の
物質が沢山詰まっています。
この方法は、姿勢とイメージによって、その物質を仙骨から脳の中に
循環させる方法です。
これを「還精補脳」と云います。

正座をし、(画像のように)両手を頭の上でゆっくり合わせて、そのまま
お尻を持ち上げるような恰好で、(画像のように)両手と頭を床につけます。
呼吸は自然な鼻呼吸です。

そして背骨の仙骨の辺りに、冷たい雪山があることをしばらくの間
イメージします。

そしてその周りに幾つもの太陽が出て来て、雪山を温めて溶かしていき、
その溶けた熱い流れが背骨を伝わってゆっくりと脳の中に還流してくるのを
しばらくイメージします。

時間は3分ぐらいから始め、終わった後はゆっくりと起き上がります。


………


現在の大陸は表面的に性道徳に厳しく、ホテルなども夫婦以外の男女は
同室に宿泊出来ないなどの社会的決まりもありますが、その反対に沢山の人民が
ネットの海外のアダルト動画のダウンロードを一斉に試みて、大陸の検索エンジン
「百度(バイドゥ)」がダウンしたというニュースなどもあり、表面的に道徳的な
だけで、一部の有力者を除いて、実は沢山の人民は抑圧されていると
感じているのかもしれない、と想像しました。

また、日本の幾つかのポルノの例を具体的にあげながら、日本人はこんなに
不道徳で、淫乱であると必死に周囲に宣伝していた人民がいたので、
思わず、

「お前、日本のポルノを満喫しちゃっているな!!」

と言った所、本人はわたくしに何も返すことが出来ませんでした。


そして別の時に、一人民から、

「台湾猪!ブタっていうのはな、人間様にお仕えするものなんだぜ!」

と言われたので、思わず、

「あんた、アタシのこと食べたいの?」

と答えたのですが、それまでは何か言えばすぐに罵倒雑言で返すのに、
それ以来わたくしが何を言っても、彼がわたくしに罵り言葉を吐くことは
全くなくなりました。

結局人間というのは、あまり変わらないものかな、と思いました。

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「ノーシス:チベット式性エネルギー昇華法」

2009年01月23日 | Weblog

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ノーシスの続きです。

性エネルギー昇華法を行う場合、病気などで卵巣などを
摘出された方の場合、骨に含まれている性エネルギーを
転用して行うことになります。

そうした方の場合、性腺と体中の骨から性エネルギーが
集まることを想像いてから、その後は通常の手順通りに
行いますが、この方法を使う場合、肉体を維持する為の
力を魂の乗り物の創造に転用してしまうため、肉体に
与えられている寿命が若干縮まることになると言われており、
注意が必要です。

また性エネルギーを昇華して「(太)陽の体(黄金の霊体)」を
創造するのに性ホルモンが最も適する時というのは、
肉体の年齢で42歳~49歳の間と言われていますが、この
辺りについては別の時に書かせて頂きたいと思います。

ノーシスの性エネルギー昇華法では、一度松果腺の方に向けて
上昇させた後、心臓(ハート)に方向づけることになりますが、
この昇華によって「(太)陽の体(黄金の霊体)」を創造することに
ついて、ミゲルさんはこのように書かれています。

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アストラル界では、幽霊であるとか、死んでしまった先祖であるとか、
その他色々なアストラル界の住民を見ることが出来るように、
コーザル界では全ての物事の原因を見、識(し)ることが出来る。

上昇すればするほど、光輝く叡智(ノーシス)と平和と、深い愛が
ある層である。
更に上の段階は、神聖霊の層である。

一般に私達は人間的な霊を持っているが、それは月(陰)の属性を
持つ霊という意味である。

人間と天体とは大変深い関係にあって、肉体は地球に属するもの、
霊(心理)は月に属するもの、そして私達の心に宿る魂は太陽に
属するものだ。

誰でも生まれた時には月に属する霊を持っているのだが、神聖霊は
性エネルギー昇華を行ってのみ、創っていくことが出来る。
だからこの霊を太陽霊とも云い、神聖霊を完成した人のみが、神聖霊の
層まで至ることが出来るのだ。

更に上昇すると、ブディック(仏陀的)、正覚を得た霊を持った層となる。
ここまで上昇を果たした人は、「仏陀」となる。
そして全ての層を上昇したり下降したり、自由に目覚めた意識を持って、
行動することが出来る。
既にエゴを根絶し終わり、黄金の霊体を形成したからである。


そして今まで述べた全ての段階に、私達は上昇する可能性を持っている。
肉体を持って修行することによって、行き着くことが出来るのである、
こうした目に見えない次元は、目に見える三次元とは比較にならないほど
広大で、深遠である。

ここで最も重要なのは、他でもない私達自身が、これらの層に至るまでの
可能性を持つ存在だということを、しっかりと認識することなのだ。
それをいつも胸において、生きて欲しいと思う。

このような高次元に参加するためには、生きているうちに準備して
おかなければならない。
なぜなら、黄金の霊体を形成するための性エネルギー昇華を行うには、
肉体がなければならないからだ。
肉体なしでは、マントラの発音一つ出来ないのである。


そしてまた、いつも注意を払わなければならないのが、エゴに対してである。
精神的進化が進めば進むほど、ますます謙虚にならなければならない。
内的進化を示すことの出きる唯一のバロメーターが、謙虚さである。
いつも自分の心理状態を観察して、謙虚の徳を育てていくことが大切だ。

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【太陽に祈るチベット式性エネルギー昇華法】

①太陽が昇る東を向いて、まっすぐに立ちます。

②実践時刻に関わらず、太陽エネルギーを吸収する気持ちで、前方の
地平線から太陽が昇ってくるところを想像します。


③「ハー」と息を吐きながら前屈し、両手を両腿に沿って下ろします。
この時、手が体から離れないように、体に触れながら下ろします。


④息を吐き切った所で息を止め、(画像のように)手のひらで膝頭を
グルグルと強めに摩擦します。

膝は丁度、足から膝に上昇してくる地磁気のエネルギーと、天空からの
エネルギーが交叉する重要な場所であり、その交叉したエネルギーを
活動させる気持ちで摩擦します。


⑤息を止めたまま、(画像のように)両手を内腿に引き上げ、上下に摩擦し、
徐々に性器の所に引き上げて、強めに摩擦します。
女性は性器の部分と卵巣の上の両方を摩擦します。

この摩擦の熱によって、膝から上昇したエネルギーと、性エネルギーが
交叉します。


⑥次に(画像のように)両手を腰に持っていき、ここで初めて息を吸います。
もう摩擦は行いません。


⑦そして、性器の辺りから仙骨を通して、背骨に沿って頭部の松果腺まで、
輝く性エネルギーが螺旋状に上昇し、脳が光り輝くところをありありと想像
します。


⑧次に息を吐きながら前屈し、脳に上昇したエネルギーがハートに至り、
ハートが光り輝くところを強く想像します。


⑨この後は④からの手順の繰り返しになります。


また実践の間、次のような祈りを心の中で唱えることも出来ます。

★「聖なる母/どうか仙骨の洞窟より出て上昇して下さい/
私に大いなる力をお授け下さい/私が人生で勝利し、高次元へと
昇ることが出来ますように/
いかなる困難に出あっても、それを打ち破る勇気をお与え下さい/
クリシュナの名において/神々の意思によって/そうありますように。」

(ここでは例として「クリシュナ」となっていますが、自分が信じる神の名前で
あればどなたでも構わないということです。)


この昇華法は一度に15分まで、また実践後に静かに数分座って、
エネルギーの浸透を感じる事も勧められます。

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