先月出版されたもので、「
宇宙銀行」という題名の
本がある事を知りました。
執筆者の紹介には「心理学博士(Iond大学)の名誉
称号を拝受」とあり、そちら方面の権威の方の
ようですが、「宇宙銀行」という言葉に興味を
感じ、この書籍の内容紹介を見てみました。
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「銀行には二種類あるという事を御存知でしょうか。
一つはお金を預けたり、借りたりする、普通の銀行の
事です。
もう一つの銀行は、いわゆる『宇宙銀行』という想像上の
ものです。
そして注目すべきは、この宇宙銀行へ預けるのはお金では
なく、"徳"であるという事です。
人を喜ばせたり、尽くしたり、社会のために役立つような
事をすると、それが徳となって宇宙銀行に積み立てられ、
満期になると積み立てられた徳の量だけの恩恵が"ラッキーな
現象"として授けられるというものです。」
「『宇宙銀行』、何て不思議な響きを持った言葉でしょう。
ここに預けるのは、お金でなく、徳。
しかも満期になると幸運が訪れるというのですから、素敵です。
ここに貯えられる預金は、自分の行動次第で気づかない
うちに引き落とされてしまったり、利息がついたりもします。
怖いですね。
思わず『今日の自分の預金量はどれくらいだろう』と、
我が身を振り返ってしまいます。
確かにこの考えに立って周りを見回すと、色々な出来事
にも納得がいくような気がするのです
(あのIT長者とか、徳を積んでなさそうですもんね)。
著者の植西先生は、20年も前からこの考えを多くの人に説いて
きました。
昨夏、たまたま目にした雑誌の連載の中に植西先生が書かれた
『宇宙銀行』という言葉に惹かれて、すぐに執筆を依頼しました。
本書の特色は、何時でも誰でも身近な所から徳が積める方法を
レベル別に編集した所にあります。
例えば『笑顔をキープする』のは初級、『他人のために時間を
捧げる』のは中級、『人が面倒くさがったりイヤがったりする
事を行う』のは上級、という風にです。
上級になるほど、一度に預金される額も大きくなるのですが、
初級の行動を毎日繰り返す事でこまめに預金額を増やす事も
できますから、自分に一番合った方法で、皆さんの預金額を
大きくしていく事ができるという訳です。
そして何より、人の見ていない所でも自然に『人のためになる
事』が抵抗なくできるようになります。
だって、天の『宇宙銀行』がしっかり見ていてくれるの
ですから! 」
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「人類への献身」
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「『人類への献身』と言うと何だか大げさで、近寄り
にくい感じがするかもしれないが、要するに人の為に
役に立つ事、である。
あなたの置かれた立場で、それをやればよい。
勘違いし易いのは、役に立つイコール何かを具体的に
してあげる事だと考え易い事だ。
そうではない。
そうである事もあるけれども、反対に何かをしてもらう
事で迷惑だと感じる人もいる。
人の役に立ちたいと焦るあまり、逆に迷惑をかける事の
ないように注意しなければならない。
(中略)
反対に自分が何もできない、無力であるからといって、
役に立たないと嘆く事はない。
見えない次元でいくらでも人の役に立つ事はできるのである。
優しい気持ちを持ち、いつも柔らかい温かいバイブレーション
を発しているだけで、充分人の役に立てる。
その温かさが人を安らがせるからである。」
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天台宗の本には「精進」についてこのように
書かれていました。
「仏になったからといって仏国土で安閑として訳でなく、
一時も休まず人々を教え導くのが仏であり、そうした
仏を目指す菩薩も当然、娑婆世界の真っ只中で人々と
苦楽を共にしながら仏の教えを求め、互いに人格を高め合い、
平和で住みよい社会の建設に尽力していく事が、現在の
菩薩行ではないでしょうか。」