夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

Babyface~その3(スピーカー試聴編)

2011-07-24 22:02:06 | オーディオ
まではすべてヘッドフォンでの試聴でしたが、ようやくスピーカーでの試聴です。
スピーカーとはいっても、PC用のBose MediaMateⅡですが。


スピーカーとの接続に当たってちょっと問題がありました。
MediaMateⅡにはRCA入力端子が2系統ついています。
今まで使っていたHP-A3にはRCA出力端子があったので、そのままつなげばよかったのですが、
BabyFaceのブレイクアウトケーブルにはRCA出力端子がないのです。
アナログ出力は、XLRかヘッドフォンのみです。
RCA仕様のブレイクアウトケーブルも売っているので、それを買うか、
あるいはXLR→RCAの変換ケーブルを使うというのが一般的のようですが、
そこまでするのもなー、と思ったのでちょっと考えました。
ヘッドフォン端子→RCA端子に変換する変換プラグを使うことにしました。
購入したのは、オーテクのAT5204CSです。


AT5204CSはミニプラグなので手持ちのオーテクAT501CSで標準ジャックに変換しています。
これだとブレイクアウトケーブルの1/4の出費で済みます。
ケーブルを接続し、音を出してみると、あれれ、左チャンネルしか音が出ない。
おかしいなと思ったら、何のことはないヘッドフォンジャックがしっかりと奥まで差さっていなかっただけでした。
2系統あるRCA入力の片方にはBabyFaceをつなぎ、もう片方にはオンボードの出力をつないでいます。
MediaMateⅡのロータリーダイヤルで切り替えるのですが、A系統とB系統をMIXできるので、
切り替えるという言い方は正しくないかもしれません。
さて、オンボードの出力と切り替えながら聴いていたのですが、
出力レベルが違いすぎて、どうもうまく比較できません。
調べてみるとOSで再生デバイスを切り替えると、マスターボリュームが下がってしまうことが判明。
ようやく出力レベルをそろえることが出来たので、オンボード出力と比較すると、
オンボードもそれほど悪くないなという印象。
というかMediaMateⅡでは明確な差が出にくいだけということなんですが。
HP-A3のときより差がなく感じるのはなぜでしょうか?
しかし、よく聴いてみると音の広がり感と分離感にかなりの差があることが分かります。
もともとそういう要素の表現は苦手とするBoseのスピーカーなのですが、
それが分かってしまうとは、かなりの差があるということなんでしょう。
以前にも書きましたが、PCオーディオは今のところヘッドフォン専用で考えているので、
スピーカーへの出力はおまけ。休日の昼間のBGM用です。
いまのところあまり鳴らす機会のないGX100でBabyFaceを鳴らしてみたいのですが、
引越ししないと無理なので、しばらくはヘッドフォンで聴きたいと思います。

(つづく。次回はUSBケーブルを換えて聴いてみます。)


Babyface~その2(試聴編)

2011-07-03 10:06:53 | オーディオ
常用しているWaveFilePlayer(以下WFP)には、2つの種類があります。
1つはReference。もうひとつはExperimentalです。
違いはReferenceがDirectSoundを使っているのに対し、
ExperimentalはWaveOut系を使っているとのこと。
一番大きな違いは、Experimentalは、いったんデータをメインメモリーに読み込んでから再生するということ。
なので、再生中はHDDにアクセスがありません。
実はHP-A3を使っていたときは、専らReferenceの方ばかりを使っていました。
理由は、Experimentalの方はほんのわずかではありますが音のエッジが立っていて、
聴き疲れる印象があったからです。
さて、BabyfaceでExperimentalを使ってみると、Referenceのほうでは任意に指定できないAudioDrviceの項目がやたらと賑やかになっているのに気づきました。
これまでAudioDeviceの項目に表示されていたものに加えて、
 Babyface Analog(1+2)
 Babyface Analog(3+4)
 Babyface SPDIF/ADAT(1+2)
 Babyface ADAT(3+4)
 Babyface ADAT(5+6)
 Babyface ADAT(7+8)
というのが加わっていました。


取説を見ますと、「Analog(1+2)」がXLRバランス、「Analog(3+4)」はTRSジャックとあるので、
ブレイクアウトケーブルでの出力ですね。
そのほかは光デジタル出力です。出力端子は1つで形状はTOSLINK、SPDIFとADAT兼用です。
今のところブレイクアウトケーブルと光ケーブルはつないでないので、どれを選んでも変わりなのですが、
ヘッドフォンということでAnalog(3+4)にしています。
音を出してみると、HP-A3のときに感じた音のエッジが立っている印象はまるでなく、
むしろ音の伸びやかさとか分離のよさというBabyfaceのよさをより引き出してくれるようです。

WFPばかりではなんなので、ASIO対応のLilithで聴いてみることにしました。
サウンド出力の出力デバイスに「ASIO(Project9k)」と「ASIO(with Mixer)」というのが加わっていました。


ASIOドライバは、インストール時にまとめて入ったようです。
かなり期待して聴いたのですが、結果からいうと少々期待はずれでした。
もちろん機器が変わっているので、結果的に出力されている音は大変良くなっているのですが、
どうもDirectSoundとASIOとの差がほとんどないように聞こえます。
多分ブラインドテストでは全く気が付かないレベルだと思います。
「うーむ、こんなはずでは…」と思いつつ、foobar2000でも聴いてみることにしました。
結果としては、Lilithと同様違いが分からない!
foobar2000の場合は、カーネルストリーミングも使えるのでそちらも試してみましたが同じ結果に。
さらに気づいたのが、プレーヤーソフトによる音の違いHP-A3のときよりもあまり感じられないということ。
まあ、Lilithはウォーム系、foobar2000は硬い音という感じは、いくらかは感じられますが、
まあ言われてみればそうかな、という程度です。
HP-A3のときは、foorbar2000の音は硬くて薄い感じがして、あまり聴く気になれなかったのですが、
Babyfaceで聴くとそれほど嫌な感じはないですね。
それからまたWFPに戻ると、やはりいいんです。
一番の違いは音の立体感ですかね。
カーネルをバイパスしていないWFPが一番音が良く感じられるというのも変な話ですが、
実際そのように感じます。
BabyfaceとWFPの共通点というと、徹底したジッター対策ということが考えられますが、
その辺で相性もいいのかもしれません。
これからはBadyface+WFPexpというコンビネーションで音楽を楽しみたいと思います。
WFPの次期バージョンとしてWASAPIの排他モード専用というのがプランにあるそうですが、
早く聴いてみたいものです。
(つづく。次回はようやくスピーカーから音出し。)