夜の翼

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LaLa Callを使ってみた

2024-01-29 04:44:44 | 通信

■ぷらら光電話を解約できる状態になったが・・・

20年間使ったPHS子機登録対応の固定電話機が故障したので、固定電話機を子機付きのものに更新したのがつい先日。

固定電話機が子機付きになったため、子機代わりに使っていたスマホアプリは不要になって、

固定回線であるぷらら光電話とぷららフォンは固定電話機のみの運用に切り替えた。

これで、ようやく固定回線本来の姿になったともいえる。

こうなれば、もともとぷららフォンを導入したきっかけが、ぷらら光電話の発信番号表示機能オプション料が高いため、

ぷらら光電話の代替になる固定電話回線の確保ということだったので、

この際ぷらら光電話を解約して、ぷららフォンのみにしてしまってもいい状況にはなった。

 

しかし、ぷらら光電話を解約してしまうにはいろいろと懸念がある。

まずは、あらゆるところに登録している「自宅電話番号」の変更がかなり面倒だということ。

これについては、ぷらら光電話の電話番号が変わってしまう引越しのタイミングにしようかと思っていたのだが、

引越しがいつあるか分からないので、面倒ではあるがこの際「自宅電話番号」の変更をやってもいい。

ただ、ぷららの現状を考えると、ぷららフォンのみならず、ぷらら光の継続にかなりの不安がある。

また、ぷららフォン用のVoIPアダプター(機能を持つルーター)も中古で手に入れたかなり古いものなので、いつ故障しないとも限らない。

ということになので、ぷらら光電話の解約前に、ぷららフォンが使えなくあった後の対応も考えておいた方がいいだろう。

 

■IP電話ぷららフォンの代替候補

ぷららフォンの代替候補としては、

①ひかり電話(コラボひかり電話を含む。)

②IP電話(スマホアプリ利用・自宅に据え置き)

③携帯電話(自宅に据え置き)

といったところだ。

①については、固定電話機が使えるのが最大のメリットだが、もはやコスパが悪いといわざるを得ない。

②については、固定電話機で利用できるIP電話で新規で申し込めるものがほぼなく、

スマホアプリを利用するものが辛うじて残っている状態だが、①よりは維持費が少なくてすむ。

③については、ほぼ通話専用のプランを提供しているところがあるので、それを固定電話が代わりにする。

②と③については、スマホを調達する必要があるが、これは機種変更したお古のスマホを利用する想定だ。

 

②について、選択肢はかなり限られ、調べた限り新規で申し込みができるのは3社ほどしかない。

その中で個人向けとして現実的なのは、ケイオプティコムのLaLa Callだけだろうか。

固定電話代わりに利用することを想定しているので、公衆回線を必ずしも必要とせずWi-Fiで利用できるLaLa Callは自分の想定している使い方に向いている。

 

しかし、数年前にケイオプティコムの光回線eo光か格安SIM mineoの契約者以外は、LaLa Callを新規で申し込むことができなくなっていた。

実質的には、mineoのオプションサービスになってしまったといえる。

mineoで最安のプランは、マイそくスーパーライト(32kbps)月額250円というのがあるので、

これにLaLa Callの基本料金110円を加えると月額360円で利用できる。

LaLa Calには110円分の無料通話がついているので、これでもまだまだお得感はある。

Wi-Fiでの利用を想定しているので、公衆回線の速度がPHS並の32kbpsでも問題はないのだが、

LaLa Callが必要とする回線速度は20kbpsらしいのでマイそくスーパーライトの回線でもスペック上は使えないこともない(実用上は相当不安がある)。

 

まあ、LaLa Callを利用するにはmineoの契約者であることが必要だが、mineo回線を使っているスマホでないとLaLa Callが利用できないということでもない。

mineoのなるべく安いプランを契約しておいて、SIMは使わず、Wi-Fi専用で利用しても問題はないはずだ。

 

LaLa Callを利用するにはmineoの契約が必要となってしまったので、③を選択しても、維持費が抑えられるpovoならば有力な選択肢になる。

povoに対するLaLa Callのメリットは通話料が安いことくらいになるので、

多少通話料はかかっても月定額の利用料金の発生しないpovoの方がトータルで維持費が安くなる可能性はある。

不在時の対応を考えると、留守番電話機能が欲しくなるが、その点はLaLa Callが充実している。

②であっても③であってもスマホを使う以上、スマホのバッテリーが切れていると着信があったこと自体分からなくなるので、

不在時には充電ケーブルをつないだままにする運用が必要になるだろう。

 

スマホを使ったIP電話の問題点は、着信にある。

OSの仕様であったり、端末の問題だったり、あるいはスマホの特性のため、

電源が入っていて、電波をつかんでいるにもかかわらず着信しない(あるいは着信していることが分からない)ということがままある。

特にWi-Fiを使う場合は問題が起こりやすい。

現在たまたま実家用にmineoを契約しているので、LaLa Callを申し込める状態にあり、

しかも基本料3か月無料ということなので、試しにLaLa Callを使ってみることにした。

 

■LaLa Callを試す

さて、LaLa Callはスマホにインストールしたアプリ経由で利用する。

iOS版とAndroid版があるが、今回使う端末はワイモバイルのAndroid One X4。

機種変更したお古のスマホで、SIMなしWi-Fi専用で使っているものだ。

LaLa CallアプリはAndroid4.4から13までの対応。

X4のAndroidは10だったのでアプリが使える。

 

申し込みはLaLa Call のホームページから行う。

mineo契約者を前提としているので、既存のeoIDとパスワードでログインすると、本人確認の手続き等も必要なくサクサクと手続きが進む。

選択が必要なのは、支払いを現在の支払い方法に合算するか、新たなクレジットカードを登録するかぐらいだ。

電話番号は候補が5つ示されて、その中から選択する形だ。

その昔、店頭でPHSを契約したときショップの店員さんから電話番号候補を示されたのを思い出した。

 

10分もかからず、申し込み終了。

ここからは、ホームページにある初期設定マニュアルに従って設定を行う。

まずは、アプリのダウンロードとインストール。

X4に新規のアプリをインストールするのは久しぶりだ。

 

アプリのインストールが終わったら、eoIDとパスワードでログインして初期設定を行う。

マニュアルを見ながら進めればあっという間に終わってしまう。

最後の方にスマホ画面に4桁のパスコードが出てくるので、確認用にかかってくる電話を受ける自分の電話番号を入力する。

入力するとLaLa Callから電話がかかってくるので、自動音声に従い先ほどのパスコードを10キーで入力すれば確認終了。

アプリ側の設定作業を先に進めることができて、初期設定は終了となる。

LaLa Callネームなるものを必ず決めさせられるのはちょっといやだったが、初期設定自体は難しいことは何もない。

 

さて、ここからは動作チェック。

チェックするポイントは、Wi-Fi環境でプッシュ通知がちゃんと機能するかと待ち受け状態でバッテリーがどのぐらいもつかだ。

 

まずは発信チェック。

LaLa Callアプリから自分のスマホに電話をかけると、先ほど選んだ050の番号が表示された。

次に着信のチェック。

まず、アプリが起動した状態で着信を確認すると、かなり反応よくX4が鳴動した。

そして、肝心のスリープ状態での確認。

いったんアプリを終了させ、アプリが常駐していないことを確認してからLaLa Callへ電話をかける。

これは、呼び出し音が鳴るまでにちょっと時間を要した。

10秒くらい発信側の呼び出し音が鳴った後で、消えていた画面に着信画面が表示され、

携帯電話と同じように発信側の電話番号と「受信」と「拒否」のアイコンが表示された。

テストは無事終了である。

これなら、Wi-Fi環境でも十分使える。

 

バッテリー持ちの方は、AGEphoneやZoiperと異なり、アプリ起動状態で24時間たってもバッテリーが10%程度しか減らない。

充電しなくとも1週間はいけるやん。とても優秀。

これなら、イエ電として十分使える。

 

さらに、イエ電として重要な留守番電話機能の確認をした。

留守番電話の録音仕様としては、

 ・1件あたりの最大メッセージ秒数…90秒

 ・メッセージ保存件数…20件

 ・録音メッセージの保存期間…7日間

となかなか充実している。

条件設定も細かくできるし、不在着信時の指定メールアドレスへの通知、

さらに留守番電話に録音されたメッセージを音声ファイル(wav)にして、メールに添付することまでできる。

IP電話の留守番電話機能としては、十分過ぎる機能だ。

試しに自分で留守番電話を録音してみた。

サーバー側で処理をしているので、コールがかかるとすぐメッセージが流れる。

留守電にメッセージを入れて、LaLa Callで留守電を確認すると、音が思った以上に悪い。

かなりくぐもった音で、これを常用するにはちょっとためらわれる音質だ。

このぐらいの音だと、相手によってはまともに会話が成り立たない可能性もある。

通常の通話で試してみると、録音された留守番電を再生するよりは悪くない。

ちょっと相手の声がくぐもった感じにはなるが、聞き取れなかったり、

相手から聞き返されるようなこともなかった。

会話は問題なくできる品質だと感じた。

 

LaLaCallがWi-Fi環境でも十分使えることが分かったが、Wi-Fiと公衆回線の電波を両方つかんでいる状態で、

LaLa Callアプリはどちらの電波から着信するのか気になるところだが、

現在契約しているmineoのプランがシングル(データ専用)のマイピタなので、節約モードにしても300kbpsも速度が出てしまい、

マイそくスーパーライトの32kbpsの環境にはならないから、現時点では確認することができない。

Wi-Fiと公衆回線の電波を両方つかんでいる状態で、LaLa Callにうまく着信しないなら、SIMを抜いてしまえばいいので特に問題ないが、

せっかくある電話番号が使えないのはちょっともったいない。

 

■固定電話回線には固定電話機がいい

LaLa Callが固定電話機の代わりになることは分かったが、着信の問題、充電の必要性とかを考えると固定電話回線には固定電話機を使うのがいい。

固定電話機なら、安心して留守番を任せることができる。

 

ぷららフォンが使えるうちはぷららフォンを使うのは当然として、ぷららフォンが使えなくなったら、

多少料金が高いのはあきらめてひかり電話を使うのがいいのかなとは思う。

 

ちなみに、申し込んでみたLaLa Callは3か月の無料期間が終わった後も継続することにした。

アプリは、イエ専用スマホではなく、メインのワイモバイルスマホにインストールする。

mineo契約期間中は月額110円で無料通話分が110円ついてくるので、発信用に使ってみる。

LaLa Callの通話料機なら110円分でかなり使えるだろう。


ぷらら光電話とぷららフォンを固定電話機で使う

2024-01-22 04:44:44 | 通信

■イエ専用スマホのバッテリーがそろそろ限界

機種変更した古いスマホを自宅専用で使うということをしばらく前から行っている。

SIMなしなのでWi-Fiオンリー、主に音楽再生用のコントロールアプリをインストールして使っていたが、

スマホが子機なしの固定電話機の子機代わりになることが分かり、ぷらら光電話(NTTひかり電話のぷらら版。電話番号は0AB-J)と

ぷららフォン for フレッツ( ぷららのIP電話。電話番号は050)用の子機として使ってきた。

端末はワイモバルのAndroid One X4。シャープのAQUOS Sence Plusと同じものである。

このスマホはなかなか気に入っているのだが、使い始めて5年を経過して、さすがにバッテリーの持ちが悪くなってきた。

スマホにぷらら光電話用の通話アプリとしてAGEphone、ぷららフォン用の通話アプリとしてZoiperの2つを常駐させているので、

待ち受けだけでもバッテリーの消費が早かったが、もはや2日に1回充電しないといけなくなってきた。

 

年数も年数なのでそろそろ交換かということになるが、その前に現在使用しているスマホを機種変更してイエ専用にする必要がある。

現在メインで使っているスマホはワイモバイルのOPPO RenoA 5。

これも2年半ほど使っているが、こちらも最近明らかにバッテリー持ちが悪くなってきたので、

そろそろ機種変のタイミングだからちょうどいいかと思ったが、この状態で子機代わりに使うと、バッテリーが持つだろうか。

今使っているAndroid One X4と大差ないのでは?

 

と考えたところで、ふと気がついた。

固定電話機は20年使ったパナソニックVE-PVC01Lが故障したので、子機付きのパナソニックVE-GD27DLに買い換えたばかりだ。

固定電話機に子機がなかったから、スマホを子機代わりにしていたが、固定電話機に子機があるなら、スマホを子機代わりにする必要ないよね。

ずっと長いこと子機なしのVE-PVC01Lを使ってきたので、それを前提に機器構成を考えてきたが、固定電話機に子機があるなら、機器構成を考え直していい。

 

■ぷらら光電話とぷららフォンを固定電話機で使う

ぷらら光電話とぷららフォンを併用して固定電話機で使えることは以前確認をしている。

ここで現在の機器構成を確認。

○通信回線:ぷらら光(フレッツ光ギガラインタイプ相当)

光回線機器はホームゲートウェイ(HGW)PR-500MIでNTTのレンタル品。

Wi-Fiルーターは自分で調達したのでセットの無線LANカードは使っていない。

正確に言うと、フレッツ光で契約した当時は無線LANカードとHGWのセット品が送られてきたが、

ぷらら光に乗り換えた時に無線LANカードがオプション扱いになっていたので返却した。

通信方式はIPoEであるぷららエクスプレスにしている。

申し込みが必要だが、HGW単体での利用が可能で、これのおかげで通信速度が改善した。

 

○電話:ぷらら光電話(フレッツひかり電話相当)

フレッツ光利用時からひかり電話を利用している。

HGWがひかり電話対応機器になっているので、ひかり電話用の固定電話機はHGWに直接接続する。

また、HGWに電話機の子機登録ができるので、HGWの無線LANカード

またはHGWとブリッジ接続したWi-Fiルーターにアクセスできるスマホを子機代わりにできる。

通話アプリは、NTT公認のAGEPhoneを使用。

上記の接続であれば、固定電話と子機代わりのスマホに同時に着信する。

もちろんどちらからも発信が可能。

 

○IP電話:ぷららフォン for フレッツ

光回線の接続方式をIPoEに変更してから申し込みを行った。

ぷららフォンを利用するにはPPP接続が必要であるため、HGWで利用不可となっていたIPv4のPPPoE接続が利用できるように

HGWの設定変更をぷらら側でしてもらった。

これによりHGW単体でのIPoE接続はできなくなるため、ぷららのIPoE接続方式であるOCNバーチャルコネクトに対応したWi-Fiルーターが必要となる。

もっともHGWでPPPの接続設定を行うわけではなく、スマホにインストールした通話アプリZoipherで通話を行い、

HGW側ではPPPoEブリッジ機能を使ってスルーさせている。

現在の機器構成だと、ぷららフォンは固定電話では使えず、スマホでの発着信となる。

 

ぷららフォン用のVoIPアダプター機能を持つルーターWeb Caster V110は中古で入手済みであるが、とりあえず必要なかったのでお蔵入りさせてある。

これを引っ張り出してくれば、固定電話機でぷらら光電話とぷららフォンを使えるようになる(はず)。

現在、スマホでの通話用にWi-Fiルーターを設置しているが、それが不要となる。

通信用のWi-Fiルーターと併用していたので電波干渉が気になっていたが、これでWi-Fi環境はシンプルになる。

 

■機器構成を変更

2年前に自分で書いたブログで機器構成を思い出しながら、固定電話のみで通話する回線構成を考える。

基本的には、通話用のWi-Fiルーターを外して、その代わりにWeb CasterV110を設置すればいい。

光回線用のHGWの設定変更は不要、Web CasterV110の方も必要な設定は行った状態にしてある(はず)だから、結線すればつながるだろう。

結線してV110の電源を入れると、「電話」と「VoIP」のランプが点灯した。

 

ここで発着信テスト。

まずは、固定電話機からスマホへ発信してみると、ぷらら光電話とぷららフォンそれぞれの電話番号がスマホに表示されたので、発信はOK。

続いて、ぷらら光電話の電話番号へスマホから電話をかけると、固定電話機が鳴った。

いったん「電話番号確認」の表示が出てから、スマホの電話番号が表示された。

ぷららフォンの方はというと、同じようにスマホから電話しても呼び出し音が鳴らない。

当然固定電話機が鳴ることもない。

ソフトバンク回線がだめならということで、au回線、ドコモ回線からも発信してみたが、同じように呼び出し音が鳴らずに通話終了になってしまう。

 

この設定で以前はちゃんと着信したのにな、と思いながら各種設定を確認する。

ONUの設定画面を久しぶりにのぞいてみたが、特に問題はなさそう。

ぷららフォンにはIPv4のPPPoE接続が必要なので、ONUの設定でIPv4のPPPoEブリッジ機能が有効になっていないといけないが、

ここはちゃんと有効になっていた。

そういえば、電話設定でスマホを子機登録してあったのを思い出した。

子機登録したスマホのチェックを外し、使用しない設定に変更した。

これでどうかと思ったが、相変わらずぷららフォンの番号宛てだと固定電話に着信しない。

 

V110のPPPランプが消灯しているのが気になり、以前参考にしたOCNドットフォン(OCNのIP電話)のV110のマニュアルを確認してみると、

やはりPPPランプは点灯していないといけないようだ。

V110はWi-Fiが使える状態になっていないので、有線でパソコンとつなぎ、設定を確認する。

PPPに必要な設定はひととおり済んでいるはずだが、と思いながら確認してみると、接続モードがPPPではなくDHCPになっていた。

ああ、HGWのUNI出しとか試していたからDHCPモードのままになっていたのか。

接続モードをPPPに変更し、V110の電源を入れ直すと、電話、VoIPのランプとともにPPPランプも無事点灯。

はい、これでぷららフォンにも着信するようになった。

 

仮の結線で設定していたので、配線を整えてV110の電源を入れ直したら、またPPPランプが点かなくなってあせったが、

V110の電源を再度入れ直したら、再度点灯したので、これで設定終了。

 

■固定電話機の設定

固定電話機側の設定は基本的に不要なのだが、この状態で固定電話機から普通に発信すると、ぷららフォンからの発信になってしまう。

ぷらら光電話から発信するには、電話番号の頭に「0000」をつければいいのだが、基本的に発信にはぷらら光電話の方を使いたいので、いちいち手動でプレフィックスをつけるのは面倒だ。

 

新しい固定電話機VE-GD27DLの取説を確認すると、携帯電話発信用にプレフィックスをつける機能があり、その場合にのみ有効になるIP電話発信解除の機能はあった。

これはあくまで携帯電話発信時のみに有効で、常時IP電話発信解除する機能はなかった。

 

考えてみれば、家庭用の固定電話機にプレフィックス付加機能があったのは、

もはやほとんど誰も覚えていないであろうマイラインという固定電話の通信会社を選択できる制度があったからで、

アナログ回線のIP電話化に伴ってマイラインも終了するようだから、今時の固定電話機にプレフィックス付加機能など必要なわけがない。

通信会社のグループ内で固定電話から携帯電話に発信した場合に若干通話料が安くなる場合があるらしいから、

携帯電話への発信専用でプレフィックス付加機能が固定電話機にまだ残っているということになる。

 

今のところ、ぷららフォンの電話番号は誰にも教えていないし、電話番号が050だから個人にかけるとほぼ誰にも電話を取ってもらえない可能性がある。

電話番号の前に「0000」を手動でつけてぷらら光電話で発信しなければならないのは面倒だが、

そんなに頻繁に固定電話で電話するわけでもないので、まあ許容できるだろう。

固定電話機で通話する場合は、フリーダイヤルやナビダイヤルにかけることが多く、

IP電話で発信できない電話番号の場合は自動的にぷらら光電話に切り替えてくれる機能がV110にあるので、その点は便利だ。

 

■「通話」の価値の低下

そもそもインターネットプロバイダーが提供するIP電話自体がADSL時代の代物で、

アナログ回線がIP電話化される令和の時代に、IP電話であるぷららフォン自体がいつまで継続されるか分からない。

もはや通話自体の価値が相対的に低下しているのだ。

ぷららフォンのために入手したWeb Caster V110がこのまま使われず仕舞になってしまうのも忍びないので、今回V110を使ってみることにした。

固定電話回線は、やはり固定電話機で使うのがいい。

スマホの充電を気にしなくて済むのがさらにいい。

これで、ようやく固定電話機周りが落ち着いたかなという感じだ。

 

Web Caster V110もかなり古いので機器自体がいつ故障するか分からない。

そうなったら、またIP電話アダプターを入手してぷららフォンを継続するかどうかは悩ましいところだ。

IP電話アダプターの入手自体が今後ますます難しくなってくるし、そこに新たに費用をかけるぐらいなら、

すっぱりとぷららフォンを諦めて、ひかり電話一本にしてしまうという選択肢も十分ある。

 

とりあえず固定電話機を買い換えてしまったので、当面はこの機器構成で使ってみる。