夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

アンプセッティング(その3)

2012-12-30 07:09:40 | オーディオ
そう通称プロケ、ProCableです。
ここの重鉄タップ・四個口というのを購入しました。ケーブルの長さは2mです。


このケーブルは以前はプラグがマリンコだったのですが、
今は仕様が変わって、現在はプラグはWATTGATE、ケーブルはA2Dのようです。
届いて実際手に持ってみると、重鉄と名乗るだけあって、
四個口のタップとしてはかなり重いです。
外観は質実剛健というか、武骨というか、まあ個人向けの商品ぽくはないですね。
とりあえず、このタップにPC、アンプ、Babyface用ACアダプターをつなぎました。
平日でスピーカーを鳴らせなかったので、ヘッドフォンでの音出しです。
実は、このProCableで扱っている商品を購入するのは2回目です。
1回目はウェスタンエレクトリックの16GAというスピーカーケーブルです。
ProCableでの値段が高かったので、ヤフオクで購入したので、
ProCableから直接購入するのは初めてです。
重鉄タップにつないでHD595から出てきた音を聴いて、
AVアンプにGX100をGA16でつないだ時のことを思い出しました。
とにかく中域がどーんと前に出る。そして音が荒っぽい。
中域に高域がすっかり邪魔されている感じです。
ボーカルが前に出るのはいいのですが、ひたすら音像型で音の広がりはほとんど感じません。
これは、マズイ!
この店推奨の製品は、「フラット」な音が売りのようなのですが、
どう考えても「フラット」とは思えないのですが、ただの相性なのでしょうか?
次の日も同じだったら、本格的に対応を考えないと思っていたのですが、
次の日聴いてみると、昨日のことが嘘みたいにあの荒々しい中域の張り出しがなくなりました。
かなり劇的な変化でしたが、ケーブルは通電して24時間ぐらいかなり音が変化するというは本当のようですね。
しかし、昨日は気付かなかったのですが、低音の質感はかなり変わりました。
これまでは、量はほどほどで、柔らかめの低音だったのですが、
量は多めになり、かなり硬い感じの低音になってしまいました。
なんか中肉の女性が、筋骨隆々の男性になってしまったような印象です。
個人的には弾む低音が好きなので、量はともかくこの硬い低音はちょっと困ったことになりました。
この傾向は、数日たっても変わりませんでした。

さて、週末になって、いよいよGX100での音出しです。
アンプの電源ケーブルはSILVERDRAGONのものに替えてあります。
そしたら、なんでしょうこの変化は!
電源ケーブルと電源タップを替えただけなのに、ヘッドフォンで電源タップを替えて聴いた音に逆戻りです。
ボーカルはとにかく前に出まくりですが、音場とかそういう要素はすっかり吹き飛んでしまい、とにかく音が荒っぽい。
次の日も聴いてみましたが、ほとんど変わらず。
GX100とProCableは、とにかく相性が悪いようです。
何か対策を考えないといけなくなりました。(つづく。)


アンプセッティング(その2)

2012-12-23 21:51:15 | オーディオ
当面電源タップが必要となりました。
これは、それほどこだわりもなく、お金をかけるつもりもないので、
以前から目をつけていたオーディオクエストのAC POWER STRIPにしました。


御覧のとおりタップの部分のみで、電源ケーブルを接続して使います。
たまたまヨドバシで売っていたので、アンプを買った時のポイントで購入しました。
それにつなぐ電源ケーブルですが、市販品はコストパフォーマンスが悪いので、
今回も自作通販系にしました。
shima2372はすでにPC用に使用していますが、
今回はその他で気になっていたSILVER DRAGONにしてみました。
いろいろバリエーションがありますが、最もノーマルなものをヤフオクで購入しました。


実際手にしてみると、ケーブル部分がアルミのメッシュで覆われていて、ちょっと高級感があります。
芯材は、0.12mmの極細素線を224本使ったもの、
ECインレットはSCHURTER社製、プラグは松下電工の医療用プラグです。
購入して気がついたのですが、このアルミメッシュがSILVER DRAGONの名前の由来なのですね。
床に這っている姿は、確かに銀の龍に見えないこともありません。

現在PCにshima2372の電源ケーブルを使っているのですが、
実はちょっともったいないかなと思っていたところだったので、
アンプ付属の電源ケーブルをPC用に回し、
shima2372をアンプ側か、AC POWER STRIP側のどちらかに使おうと思っていました。
しかし、アンプ付属の電源ケーブルをPCのファンレス電源に挿そうと思ったら、挿さらない。
おかしいなと思って改めて電源ケーブルのインレット側をみたら、アースピンを挿す穴がない。
アンプも念のため確認しましたが、確かにアースピンがなかったです。
(プラグはもちろん2ピンです。)
仕方がないので、アンプ側の電源ケーブルは付属ケーブルを使うこととして、
AC POWER STRIPにはSILVER DRAGONを使いました。
で、音を出してみると、ほとんど差を感じない。
翌日聴いてみても変化はほとんどなし。これには少々がっかり。

さらに、3口のAC POWER STRIP にはPCの電源ケーブルとアンプの電源ケーブル、
それにBabyfaceの電源に使っているフィデリックスのACアダプターの電源ケーブルを挿そうと思っていたのですが、
コンセントの間隔が狭く、shima2743の明工舎の医療用プラグが3口あるコンセントの真中にかかってしまい、
実質2口しか使えないことが判明。
これでは困るので、別途電源タップを購入することにしました。
以前から気になっていた、大阪に店のある、一部で有名なあの店の電源タップを買いました。
(つづく。)


アンプセッティング(その1)

2012-12-16 23:01:06 | オーディオ
さて、試聴したその日のうちに自宅にお持ち帰りとなったA-A9MK2ですが、
とりあえずラックがないので、床に直置きになりました。
さらに、壁コンセントが足りないので、電源タップが必要なのですが、
オーディオ用のものがないので、普通のテーブルタップにつないでとりあえず鳴らしてみました。

付属の電源ケーブルは、芯材は普通のOFCですが、なかなか太くて立派です。
トロイダルトランスを2つ積んだこのアンプは、高校生の時に使っていたサンスイのアンプと比べると大変スマートです。
フロントパネルも至ってシンプルで、好感が持てます。
とりえずで出てきた音は、店で試聴した方向と違いはなく一安心。
それほど音場は広くないですが、音色は滑らかで心地よいです。
定位もよく、ボーカルがスピーカーよりやや上、スピーカーよりやや後ろに浮かびます。
いろいろな音楽を聴きましたが、とにかく歌ものが良いです。
日本語はもちろん、英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語などの言語で歌われた歌でも魅力的に鳴らしてくれます。
海外製のスピーカーの中には、英語の歌は良いが、日本語の歌を鳴らすとサ行がきつくてちょっと聴いていられないというのもありますが、日本のメーカーが作ったこのスピーカーの場合は全くそんなことはありません。
気になる点は、やはりというべきか低音が不足しています。
歌ものは中域中心なので、あまり気になりませんが、ジャズ系を聴くとそれを感じます。
試しにスイープシグナルを鳴らしてみましたが、最初の数秒間は音を全く感じない状態です。
GX100との相性は基本的には良好ですので、周辺を固めていって、セッティングを詰めていきたいと思っています。

まずは、ラックですが、これは部屋の問題もあって導入するわけにいかないので、
手持ちのCDラック兼マガジンラックの上に乗せることにしました。
ただ、このラックがフラッシュボード、つまり太鼓板でできているので、
オーディオ用としては不向きというか、かなり悪い状態です。
これはオーディオボード自作して、その上にアンプを載せたいと思っています。
(つづく。)

アンプ試聴

2012-12-09 22:34:13 | オーディオ
アンプの試聴をどこにするか考えましたが、
候補のアンプをまとめて試聴できるところということで、
結局、最寄りのヨドバシカメラとなりました。
最近店舗を移転して、スピーカー試聴コーナーがだいぶ広くなりました。

土曜の午後に行ったにもかかわらず、客はゼロ。
一人だけいた店員さんに試聴をお願いしました。
スピーカーはもちろんフォステクスのGX100と行きたいところですが、
モデルチェンジをしてGX100MAしかないので、MAモデルで試聴。
試聴環境はあまり良くなく、スピーカースタンドではなく、棚置きです。
CDプレーヤーは何でもよかったのですが、
あんまり癖のない機種ということでパイオニアのPD-70にしました。
試聴用のCDはボーカルもののCDを持参しました。

一応候補はいくつか絞っていったのですが、基準としては
○価格は上限20万円ぐらいまで。
○カタログ上のパワー表示ではなく、スピーカー駆動力のあるもの。
○できれは、スピーカー出力が2系統あるとうれしい。
といったところです。

さて、まず本命からということで、モデル末期でバーゲン中のパイオニアのA-A9MK2をお願いしたところ、
展示はしてあるもののスピーカーセレクターにつながっていないとのこと。
仕方がないので、パイオニアの新型A-70を試聴。


A-A9MK2はAB級のアンプですが、A-70になってD級アンプになりました。
音が出た率直な感想。「音が薄い」。
空間的な広がりは感じられるものの、音の密度感がなく、音が薄い。
いちばん困ったのは、メインのボーカルがバックの音に埋もれて、引っ込んだ感じになっていること。
なんか、GX100をAVアンプに初めてつないだ時の感じと似ています。
A-70にはDACが積んであるのですが、Babyfaceを所有しているのでDACは不要。
ということでDACなしモデルのA-50も試聴しました。
DACの有無が一番の違いですが、他に高音質パーツが一部省略されています。
聴いた印象は、A-70との差が分からず、これならA-50で十分です。

さて、お次は以前から興味のあったATOLLのIN100seです。
海外製のアンプというのは聴いたことがなく、かなり駆動力があるとのことだったので、
候補に入れましたが、これも展示はしてあるもののセレクターに接続されておらず、
試聴ができない状態でした。
店員曰く、まあ一応置いてはいますけど、国産メーカーに比べたら云々。
試聴するまでもないといわんばかりに口ぶり。
じゃあ、なんで展示してあるんですかと、口に出かかったが、
言ってもしょうがないので次に進みました。

次は、DENONのPMA-2000RE。


実は、デノンのアンプは最初は候補に入っていなかったものの、
新型のREが評判がいいようなので、ちょっと聴いてみることにしました。
音が出て思ったことは、「音が濃い」。
ぐっと音が前に出てくる感じで、こういうのを押し出しが強いというのでしょうか。
ボーカルも引っ込まず、前に出てきています。
空間表現も悪くなく、音場もかなり広め。
音がこもった感じがせず、予想に反して好印象です。
ただ、よく聴いてみると、やはり低音は強調気味。
チョイ聴きするといい感じですが、アルバム1枚とかになると、
ちょっと押しつけがましいというか、若干暑苦しい感じになるかもしれません。
ともあれ先ほどのパイオニアの2台よりは、ずっと印象は良かったです。
GX100はアンプの色が出やすいと言われていますが、
これほどアンプで出てくる音が違うとは、正直初めての経験です。

さて、最後は影の本命LUXMANのL-505uXです。


自分の予算からすると、この辺が価格的には上限です。
かなり期待して聴いたのですが、正直期待外れ。
空間表現はいちばん良かったのですが、これも音が薄い。
ボーカルが引っ込んで、完全にバックの楽器に埋もれている印象。
パイオニアよりはもちろん良いものの、PMA-2000REのほうが好印象でした。
スピーカーとの相性かもしれません。

これはDENONにするしかないのか、と思っていたところ、
店員さんがA-A9MK2をスピーカーセレクターにつないでくれました。


ただCDプレーヤーはONKYOのC-733(フルサイズでなかったのでたぶんこれ)になりました。
音が出た瞬間、思わずニヤリ。期待していた通りの音でした。
DENONのようにぐいぐい前に出てくる感じではないですが、音に密度感があり、
音がとにかく滑らか。ボーカルもきちんとバック埋もれることがない程度には前に出ています。
空間表現はまあまあ。LUXMANと比べると、あまり音が広がらないかな。

となるとA-A9MK2に決まり!となりそうですが、
スピーカーの駆動力というのはPMA-2000REの方に分がありますが、
如何せん出たばかりの新型でかなりお高め。
どうしようかと思って悩んでいると、店員がマランツは試聴しないのですかと一言。
マランツってあまりアンプのイメージがなく、候補に入っていなかったのですが、
なんでそんな事を聞くのだろうと思っていたら、

店員の着ている黒いベストの背中に大きく「D&M」の文字が!
黒いベストを着ていたんで、すっかりヨドバシの店員かと思っていましたが、
メーカー派遣の販売員だったんですね。そりゃマランツも勧めなきゃ。

さらに悩んでいると、PMA-2000REの値段がネックと思ったらしく、
型落ちのPMA-2000SEを勧めてきました。
試聴できるならまだしも、これもセレクターにつながっていないで試聴できず。
わざわざアンプを試聴して決めようという客が型落ちで安いからといって
試聴せずに買うと思ったのでしょうかね?

結局、音の滑らかさ、自然さがポイントとなり、
当初の予定通りパイオニアのA-A9MK2を購入しました。
車で行ったので、そのままお持ち帰りです。
デノンのアンプだとこういうわけには行かないです。
実際、重量は倍違います。

プリメインアンプとしては、実に20年ぶりの購入です。
(その間にはAVアンプを2台購入。)
家のGX100を鳴らしてみるのが楽しみです。

フロクのアンプでGX100を鳴らしてみる

2012-12-02 21:44:56 | オーディオ
前回書いたとおり、引っ越しをしましてパソコン部屋が広くなりました。
4.5畳から6畳になっただけですが、タンスが一棹なくなったおかげでかなり広く感じます。
これならスピーカーをニアフィールドではない状態で置くことができます。
テレビの両隣にあったGX100をパソコン部屋に移動。
その代わりにPC用に設置してあったNS-10MMTをスピーカースタンドから外して、
テレビラックの上に置きました。
テレビ周りのスペースが以前より狭くなったのです。
サブウーハーも置くスペースがなくなったので、リサイクルショップに売り飛ばしました。
ついでに、ほとんど使う機会がなくなっていたパイオニアのDVDプレーヤーも合わせて売ってしまいました。
スカパーもやめたので、テレビ周りの機器がブルーレイレコーダーとAVアンプだけになって
すっきりとしました。
スピーカーもフロントとセンターだけの3.0チャンネルの変則構成になってます。

さて、パソコン部屋にGX100を持ってきたのはいいが、それを鳴らすアンプがない。
いや、ないことはない。例のあれがある。
フロクのアンプLXA-OT1(しかもエネループ駆動)。


これで82dBとかなり低能率で、アンプ食いとまでいかないもののかなり鳴らしにくいことには変わりないGX100を鳴らそうとは。
まあ、ものは試し。鳴らしてみることにしました。
鳴らすためには、スピーカーケーブルが必要です。
スピーカーとパソコンの位置が、6畳の部屋の端と端なので結構長めのケーブルが必要です。
メートル1000円程度のスピーカーケーブルでも、かなりコストパフォーマンスの良いものが出回っているようですが、なにせ試聴ができないのでちょっと気が引けます。
ウェスタンエレクトリック WE 16GAをGX100と組み合わせてひどい目にあったので、
今回は純正で行きます。FOSTEXのSFC103にしました。


メートル600円ほど。ごく普通のOFC線です。
FOSTEXのスピーカーの内部配線に使われているそうです。
価格的には、BELDENのSTUDIO718EXあたりと同じぐらいですが、
こちらはマイナス側のみスズメッキがしてあるのが、どうも好きになれないです。

さて、このSFC103でGX100とLXA-OT1をつないで鳴らしてみました。
予想としては、5W+5Wではそもそも十分な音量が取れないだろうと思っていましたが、
以外にもボリュームを3時ぐらいまで回せば、十二分に音量が取れています。
しかし、音量は出ているものの肝腎の音質のほうが…
音が平面的で、楽器が全て真中に集まってしまっている。
ソニーのAVアンプTA-DA3400ESで鳴らした時の音に遠く及ばない(当り前か)。
とにかく空間表現が悪く、音が団子になってしまいます。
とにかくスピーカーを鳴らし切れていない印象です。

やはり、人生3台目となるプリメインアンプを買うしかないな(予定通り)。
アンプを買うなら、といろいろとシミュレーションをしてきたのが今ようやく役に立ちます。
さて、試聴はどこに行きましょうか?