夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

MNPからMNP~その2:ワイモバイル4Gから楽天モバイルへ

2021-02-27 13:29:49 | ケータイ

さて、楽天モバイルの申込は、もうしばらくしてからでいいかと思っていたら、
UN-LIMIT Ⅵの反響で楽天モバイルへの申込が好調らしく、1年無料の申込者があっというまに250万人になってしまったらしい。
さらに、意中の端末Rakuten miniの在庫がなくなってしまった。「入荷待ち」という表示になり次回の入荷が月末だが、注文自体は可能という状態。
これはうかうかしていると、rakuten miniの入手待ちで楽天モバイルへのMNPがいつ出来るか分からなくなる可能性がある。
ということで、PHS回線をMNP扱いで4Gへ契約変更したばかりでちょっと気が引けるが、ワイモバイルへMNP予約番号の発行を申請した。
これは問題なく発行されたので、すぐさま楽天モバイルのサイトでRakuten miniと回線をセット申込み。
一応1週間以内の日にちで端末配送希望日を入力させられるが、この期間内には端末は配送されない旨の注意が表示される。
料金確認の画面で、「0円」が並ぶ。(端末は「1円」だが)
あっさりと申込は完了した。
MNP予約番号の有効期間は15日間だが、端末の発送時点で有効期限が切れている場合は、
再度MNP予約番号を取得して、ウェブサイトからの回線開通手続きの際に入力すればOKらしい。
あとは端末発送のお知らせを待つばかり。Rakuten miniはeSIM仕様なので物理SIMは必要なく、端末だけが届く。
申込の数日後にRakuten miniのページを確認すると、「在庫切れ」という表示に変わっており、注文自体ができなくなっていた。
月末入荷予定の数量を超えた申込みになってしまったため、一時的に受注を止めたようだ。
受注再開がいつになるか現時点では分からず、滑り込みセーフの注文となった。
そうこうしているうちに、先に注文したRakuten mini用のケースとガラスフィルムがもう手元に届いてしまったが、しばし本体待つ。

Rakuten miniの配送は月の下旬とあったのでそのつもりでいたら、RakutenMiniの申込から1週間で発送の通知が来た。
申込時に入力した配送希望日に到着するとのこと。なんだ意外と早かったな。
届いたものはRakutenMiniの箱と回線の開通マニュアル、あと宣伝のチラシが少々。
RakutenMiniの箱はかなり小さいが、iPhoneSEほどではない。充電器とUSBケーブルが入っている分大きい。
箱のデザインはAppleを意識しているようで真っ白な箱で極めてシンプル。

手に持ってみるとやはり小さい。手に持った感じは2つ折りのガラケーサイズだが、厚さがかなり薄い。
かみさんにも小さくてかわいいと好評。
ケースも画面フィルムも既に到着済みだが、画面のフィルムを剥がさないまま充電をしつつ、端末設定を行う。

回線の開通前なので、WiFiに接続してマニュアルに従い作業を行うと、あっという間に終了。
あとは回線の開通というかMNPなので回線切り替えの作業。
回線切り替えの作業を行うと即時MNP移転元のワイモバイル回線が使えなくなるという記載がある。
マニュアルに従い、マニュアルの裏表紙のQRコードを読み込んで回線切り替えを行うと、ディスプレイに「Rakuten」の文字が現れ、アンテナが5本立った。
ワイモバイルの方のiPhoneSEの画面を確認すると既に「圏外」の表示に変わっている。本当にあっという間だ。
マニュアルにあった作業を一通り終え、メインのAndroidOneX4に積んでいたモバイルEdyをRakutenMiniへ移行した。
ついでに使わないと思うが、RakutenPayの利用もできるようにしておいた。
楽天回線でつながっているのかそれともauのパートナー回線で繋がっているのか確認するため、
MyRakutenMobileアプリを開いてみるが、また準備中で表示されない。

回線も切り替わったことなので、ケースとフィルムを装着することにした。
せっかくコンパクトな端末なので、今回も透明なTPUケースをチョイス。画面フィルムはとりあえずケースとメーカーをそろえてガラスフィルムにしてみた。
ケースの方はあまり厚ぼったくなくいい感じ。AndroidOneX4の方は電源ボタンの厚みが厚く、電源ボタンが押しづらいが、
RakutenMini用のこのケースは電源ボタンの部分が薄くできているので、あまり力を入れずにボタンが押せる。
RakutenMiniは指紋認証がなく顔認証のみなので、スマホの画面を表示させるのに電源ボタンをいちいち押す必要があるので、この辺の感触は意外と大切。
ケースの内側、スマホの外装と接する面には細かいディンプル加工がされており、TPUケースにありがちな部分的にスマホとケースが張り付くということもない。
ただ、少々指紋が目立つかな。ティッシュで拭いてもなかなか指紋がとれないし。
ガラスフィルムのほうは表面の平滑性がよく指紋も付きにくいが、フィルム自体に結構厚みがあり、
フィルムの張り直しのときにフィルムが折れたりする心配は少ないが、ガラスフィルムの特性上曲げにくいので、ディスプレイの左右の端にフィルムが密着しない。
少し浮いた状態になっている。
RakutenMiniのディスプレイはそれほど端が湾曲しているタイプではないが、厚みが厚すぎるのだろう。
ディスプレイの電源が入っていない状態ではかなり目立つが、ディスプレイが付いてしまえばほとんど気にならない。
とりあえずこのまま使ってみるか。

手持ちのストレート端末らしきもので記念撮影。

PORTUSよりは小さく薄く、2つ折りのCRESTIAとほぼ同等の大きさで、厚みはかなり薄い。
この小ささがサブ端末としてはいい感じである。


MNPからMNP~その1:PHSからワイモバイル4Gへ

2021-02-23 10:49:26 | ケータイ
せっかくワイモバイルがPHSからの乗り換えを3月末まで延長してくれたのと、
楽天モバイルを利用すると維持費なしで通話回線が持てるということが分かったので、やってみることにした。

PHSからワイモバイル4Gへの乗り換え事務手数料は無料だが、基本料金はもちろんかかる。
一括0円端末は、スマホ4機種、ガラケー2機種。
基本料金はガラケーが安い。ケータイベーシックプランSSなら、通話専用で月額980円。割引はないが、通話放題オプション料が次の機種変まで無料。
ただガラケーだとSIMロック解除が出来たとしても、周波数バンドがフルで対応しているキャリアはソフトバンクのみで、他社はBAND1のみ対応で他社の電波では使いにくい。
MNP予定の楽天モバイルではガラケー並みにコンパクトなスマホRakutenMiniが1円端末になっているので、
通話専用端末としてはこちらを使うことにして、ワイモバイルの方の一括0円端末の選択からは外した。

スマホの方はiPhoneSE64GB、かんたんスマホ2、Xperia8、AndroidOneS6。
この中から選べといわれたら、スペックからしてiPhoneSEかな。
PHSから乗り換えたワイモバイル回線を楽天モバイルへMNPするのを前提とすると、MNP後のスマホの使い方も考えなくてはいけない。
現在メインで使っているAndroid OneX4 ≒ AQUOS SensePlusがまもなく3年になろうとしているので、そろそろ機種変の時期。
次はSIMフリーのAQUOS Sense4かAQUOS Sense4 Plusかなと思っていたが、一括購入なので、
購入時からSIMロックが解除できるiPhoneSEをメインの回線用に使うのもありかなとiPhoneSEをメイン使う方法を考えてみた。

① ワイモバイル:Android OneX4⇒iPhoneSEへ機種変
楽天モバイル:RakutenMini
旧PHS番号は楽天モバイルにMNPして、メインのワイモバイル回線をiPhoneSEで使うというパターン。
iPhone利用で問題になるのは、おさいふケータイ機能に制限があるところ。
現在メインで使っている電子マネーがSuica、QRコード決済がPayPayなのでiPhoneSEで一応問題はないのだが、
その他にnanacoをよく利用する機会があるから、nanacoはRakutenMiniを利用するしかなくなる。
2台持ちとはいえ、常時2台持ち歩くわけではないのでこの点は少々不便。
あとストレージの問題。一括0円で入手できるiPhoneSEは64GBモデルのみ。ご存じのとおりiPhoneはSDカードで本体ストレージ容量を補うことが出来ない。
現状のAndroidOneX4は本体、SDカードあわせてストレージを50GB程度しかつかっていないので、問題ないといえば問題ないがあと数年使うことを考えるとやや不安がある。
さらに一番の問題はiPhoneSE、RakutenMiniともにイヤホンジャックがないこと。実質的にBluetooth接続のワイヤレスイヤホン必須。

② iPhoneSEでDSDS使用
そういえばiPhoneSEはDSDS対応だった。物理SIM+eSIMという構成になるが、楽天モバイルの方がeSIMに対応しているので、
思い切ってiPhoneSE一台持ちにしてワイモバイルと楽天モバイルの両面待ち受けにするというパターン。
1台持ちになるのはいいのだが、iPhoneSEだと楽天回線の利用に制限がある。
楽天回線はRakutenLinkの利用しか考えていないのでこの点は問題ないのだが、①で挙げた点は解決できない。モバイルでのnanacoの利用は諦めるしかない。

選択肢としては①と②のような方法はあるのだが、いろいろ考えると当初想定していたSIMフリーのAQUOS Sense4でワイモバイル回線を使い、
楽天回線は専用のRakutenMiniで使うというのがいいようだ。
特にイヤホンジャックの有無は自分にとってはとても重要。AQUOS Sense4にはイヤホンジャックがついている。
現在使っているAndroidOneX4ではCDリッピングのmp3 320kbps音源をSDカードに入れFinal E2000で聴いているが、
なかなか音がよく、今のところポータブルプレーヤーいらず。SDカードが使えるので音楽も写真も容量を気にせず済んでいる。
このあたりがAndroidからなかなか乗り換えられない理由の1つになっている。

楽天モバイルへMNPした後のiPhoneSEの利用方法が決まらないが、他の端末にする理由もないので、自分としては初のiPhoneをオーダーすることにした。

サービスを終了したPHS回線の乗り換えは、ワイモバイルの専用ウェブページからオンラインストアへ申し込む。
ちなみにこの情報はワイモバイルからPHSユーザーに直接連絡は来ていない。自分はたまたまネットニュースで知った。
ワイモバイルのオンラインストアの利用は2回目なので勝手は分かっている。
ワイモバイルでの基本料金は抑えたいので、スマホプランの家族割引の適用を検討したが、結局やめた。
家族割引の対象となる家族はいることはいるのだが、ワイモバイルの家族割引だと別居の家族の場合は、親族関係を証明する書類として戸籍謄本を求められる。
結婚しているので自分の戸籍では親族関係が証明できないから、別居の親族に戸籍謄本を取ってもらわなくてはならなくなるので、さすがに面倒。

あとは申込のタイミングである。ワイモバイルは2月18日から新プランのシンプルプランに切り替わる。
シンプルプランの方が基本料金は安いのだが、新規割の適用がなくなってしまうので、現行のスマホベーシックプランに新規割を適用させた額と同額になる。
家族割の額はシンプルプランの方が多いのだが、家族割はあきらめたので、さっさとスマホベーシックプランで申し込むことにした。

PHS回線から4G回線への乗り換えは同一キャリア内であってもMNP扱いになるため、MNP番号が必要となる。
PHSサービスが終了してしまっているため、MNP番号発行の手続きがウェブ上から行えず、専用の電話番号に電話しなくてはならない。
専用電話番号に電話すると、自動音声での対応。手続きはスムーズに済んだが、
肝腎のMNP番号発行の段になって分かったことは、通常は電話音声に加えて、SNSでMNP番号が通知されることになっているのだが、
PHSサービスが終了しているため、SNSが使えず、MNP番号の案内は電話音声のみということ。
間違えないようにメモを取り、確認のMNP番号の読み上げでメモしたMNP番号が間違っていないかチェック。

こうしてMNP番号が発行されたので、ようやく乗り換えの申込手続きができる。
手続き自体はかなり簡単。SIMロック解除のルールが変わってから初めて端末を購入するので知らなかったが、
端末代金の支払を一括支払にすると端末購入時にSIMロックを解除した状態で購入するかどうか選択することができるようになっていた。
もちろんSIMロック解除を選択したが、端末購入後に自分でSIMロック解除の手続きをしなくてはならないと思っていたので、手間が省けた。
色は黒をチョイス。料金プランはスマホベーシックプランS。通話定額オプションは特典でオプション料が無料だが、オプション自体の選択は必須になっていた。
通信容量1GB増量オプション1年間無料の方はオプション選択が必須ではなかったので、オプションを外して申し込んだ。

ワイモバイルのオンラインストアは申込者の気が変わるのを避けるためなのか対応が猛烈に早い。
申込の翌日には商品発送のお知らせが来て、翌々日にはiPhoneSEとワイモバイルのSIMカードが自宅に届いてしまった。
箱の中身を確認すると、iPhoneSEが入った小さな箱とSIMカード、
そして前回オンラインストアを利用したときに入っていたものと同じ極々簡単な乗り換え案内のリーフレットのみ。相変わらず必要最小限だ。

iPhoneSEの箱を開け、とりあえず充電する。ガラスを多用した筐体なのでずしりと重い感じがするが、
メインで使うサイズとしてはこれぐらいが大きすぎず、小さすぎず丁度いい大きさ。
MNP扱いなので回線切り替えの手続きが必要で、電話のみの対応となるが、受付時間が10時から19時までと勤め人では平日対応はちょっと難しい。
端末の到着から6日目までに回線切り替えの手続きを行わないと、キャリアの方で勝手に回線切り替えを行う。
強制切替日までに休日があるから、その日に回線切り替えを行うことにした。

回線の切り替え自体は、かみさんのMNPに続いて2回目なので、勝手がわかっている。
回線切り替え専用の電話番号にかけて、自動音声での手続きで2分もかからない。
1時間弱待って、ワイモバイルのSIMを入れると「ワイモバイル4G」と表示された。
あとはiPhoneとワイモバイルの初期設定だが、多少時間はかかったものの無事終了。
特に必要はなかったが、初期設定のメールアドレスをPHS時代のメールアドレスに戻した。
MyYmobileのメール設定のメニューからメールアドレスの変更の画面を開くと、
「新しいメールアドレスにする」のほかに「元のメールアドレスに戻す」という選択肢が出てきたので、それを選択して変更を完了するだけ。
MyYmobileが開通したので、念のため契約時必須のオプションだったスーパーだれとでも定額を外した。月額のオプションなので適用日は来月から。
今月の料金を確認すると、回線切替日からの日割り計算になっていた。新規割引が適用されているが、適用は契約月の翌月からなので来月からだ。

さて、PHSからワイモバイル4G回線への移行は終了。
あとは楽天モバイルへのMNPの時期だが、開通したばかりでMNP番号が発行されるのか気になったので、
MyYmobileのメニューから手続きを進めてみたが、開通当日でもMNP予約番号の発行はできるようだ。
ただ、移行に当たりiPhoneSEを一括0円で購入しているので、MNP転入即MNP転出をした場合に契約上何らかのペナルティがあると困る。
PHS回線移行のHP、契約書類を確認したが特に条件はなさそう。

ただ、調べてみると契約即解約は場合によっては今後のワイモバイルの契約に支障が出る可能性があるようだ。
新規の契約を断られる、またはそこまでいかなくとも契約にあたって受けられるはずの割引が受けられないことがあるみたいだ。
影響が出るといっても永久にというわけではなさそうで、長くても2年ぐらいのようだが、今後2年間だとワイモバイルから転出する可能性はあっても、逆はなさそうだ。
料金の割引といってもワイモバイルは割引らしい割引はほとんどなくなってしまって、家族割引と光回線セット割ぐらい。
あとは端末の割引ぐらいだが、今後はワイモバイルの端末ではなくSIMフリーの端末を使う予定なので特に問題ないか。
楽天のUN-LIMIT Ⅵの発表がもう少し早ければ、PHSから直接楽天へMNPしたのだが、今となっては仕方がない。
とはいえ、メインで使う端末ならiPhoneSEぐらいの大きさがちょうどいいのだが、
サブ回線の端末としてはやはり大きすぎるし、このままMNP転出しないとスマホの基本料金がかかってしまう。

それと、楽天モバイルのUN-LIMIT Ⅵの開始は4月からで3月中はⅤのままだということに今頃気づいた。
まだ基本料金1年間無料キャンペーンをやっているからこのキャンペーンの適用になれば3月契約でも問題ないのだが、
300万回線までが対象のキャンペーンで1月下旬の時点で220万回線とのことで、UN-LIMIT Ⅵの発表後、新規契約はかなり順調のようだから、
このキャンペーンの適用を受けられるうちに契約しておけば、1年間は1GB以上となっても基本料金が無料になる。
Rakuten Miniの一括1円もいつまで続くか分からないので、楽天モバイルへのMNPを急いだ方がいいようだ。

とはいえ、MNP転入した同じ月にMNP転出するのもさすがに気が引けるので、次の月になってから楽天へのMNP転出をすることにした。

スマホの料金プラン

2021-02-11 07:35:22 | ケータイ
PHSサービスが終了し、10年ぶりくらいに1台持ちとなったが、スマホの料金プランの見直しが喧しい。

ドコモがahamoで仕掛けた料金見直しにワイモバイルが新料金プランを発表した。
1通話10分まで基本料金にコミの部分をオプション化したシンプルプランというもの。
新規割などの期間限定割引をやめて、基本料金を下げるというUQモバイルを強く意識した内容だった。
自分のところは、かみさんをドコモからワイモバイルへMNPさせたばかりで、半年間の新規割引中。
かみさんはほとんど通話をしないので、準定額なしのほうがいいのだが、
新規割引の期間中は料金がシンプルプランと同額になるし、データも1年間1GB増量になっているので、新規割引が終わったらシンプルプランに変更すればいいだろう。
自分自身は、準定額オプションをつけるかどうか微妙な通話料だが、シンプルプランに変更したうえで準定額オプションをつけずに様子を見るかな。

そんなことを考えていたら、KDDIがUQモバイルで思い切った料金プランを打ち出してきた。
ahamo対抗のオンライン限定のpovoとは別に、従来からのプランを見直してきた。
通話込みの基本料金を主体としたワイモバイルに対し、通話準定額のオプション化に加え、家族割引をやめて、基本料金を押さえてきた。
その結果、通話は従量制になったものの、3GBのSプランで1480円となり、VMNO潰しといわれる料金になった。
余ったパケット翌月繰り越しはそのまま利用できるし、Mプランの容量も10GBから15GBに増量して2480円。

さすがにこれならUQの乗換も考えなくてはいけないかなと思ったが、ワイモバイルも手をこまねいているわけではなく、
このUQモバイルのプランに対応するため、既に発表していたシンプルプランをさらに見直してきた。
1 家族割引の増額
UQに追随して基本料金を下げるのではなく、家族割引の額を月500円から月1080円へ増額してきた。
この結果、1人だけだとUQの方が得だが、2人だとUQとほぼ同額、3人以上の利用だとワイモバイルの方が安くなる。
うちの場合は2人なので、UQよりも料金が高くなるということはなくなった。
 
2 シェアプランの継続
シェアプラン利用者としてはこの点が気になっていたが、シェアプランが継続となった。
ただし、シェアプランの料金が月額980円となった。シンプルMとシンプルLはシェアプラン割が新たに出来て、以前と変わらず月額490円で利用できる。
UQにはこのシェアプランがもともとないので、ワイモバイルだけのサービス。
 
新プランではっきりしてきたのは、家族の取り込みにこだわらなくなったUQと(結果として)家族での加入の優遇が継続されるワイモバイルというところだろうか。

うちのかみさんの利用状況だと、通話はほとんど使わず、パケットも月に1GB程度なので、
ワイモバイルのシンプルSプランに家族割引適用で月額900円となり、結果的にワイモバイルのままで最安の料金になってしまった。

ワイモバイルのシンプルプラン見直しで、家族二人の我が家だと料金的にはワイモバイルとUQモバイルがほぼ同水準になったので、とりあえずワイモバイルのままでいいようだ。
自分が使っているMプランも10GBから15GBに増量になったし。

ドコモのahamoの影響は大きく、楽天モバイルにも動きがあった。
楽天のUN-LIMITプランは、5Gも使えて容量制限なし、通話も無料(Rakuten Linkというアプリ経由の場合)で月額2980円という内容だったが、
定額制から段階定額制になり、20GBまでは1980円、3GBまでなら980円、1GBに達しないとなんと0円という内容に見直してきた。
楽天はエリアの問題があり、まだまだ様子見、全く眼中になかったが、現時点での自宅周辺の楽天モバイルのエリアを確認して驚いた。
びっくりするほど自社エリアがせまい。これならワイモバイルのPHSエリアの方が広い。
楽天は自社エリアを拡大中だが、現在のエリアの範囲と今後のエリア拡大の予定を見ると、どうも人口カバー率を上げることを重視しているようで、
人家が少なく、人口カバー率を上げるのに寄与しない郊外のエリアはauのローミングでの対応と割り切っているようだ。
エリア拡大中はauもローミングに応じているが、相手はVMNOではなく立派なMNO、いつまでローミングに応じるか不透明である。
auのローミングを切られてしまうと、郊外に出るとつながらないという一昔前のPHSのような状態となってしまいそうだ。

楽天の1GB未満なら0円というのはちょっと驚きだった。0円になるのは1回線目のみで、2回線目以降は1GB未満でも980円になるようだ。
通話料金はどうかと思い調べてみと、Rakuten Link経由なら通話も無料というのは維持されている模様。
あれ、そうすると若干制限があるものの通話し放題でデータもSNS中心の使い方なら、ずっと0円でいいんですか?
後発の楽天モバイル。移動通信市場はもうすっかり飽和状態。
これから契約者を増やすとなれば他社からシェアを奪うしかないのだが、そのためにはここまで思い切った料金戦略が必要ということなのだろう。
この0円も楽天が一定程度のシェアを獲得すれば見直される可能性は高い。採算が取れるシェアが取れなければ、事業から撤退だろう。
まあ、当面は0円で済むならば、通話し放題のサブ回線が維持費用なしで持てることになるので、1台持ちになったばかりだがちょっと試してみる気になった。

スマホとは別に通話専用の端末の導入を一時期考えていた時期があった。
キャリアに縛られたくないのでSIMフリーが希望。
エントリー用のスマホでもいいかなと思っていたが、スマホだとそれなりに大きいし、バックグラウンド通信でのパケットの消費も気になる。
一番は電池の持ちの悪さ。そこで目を付けたのが、通話専用携帯NichePhone-S 4G。

通話専用のためディスプレイはモノクロ。キーはガラケーよろしくハードキーだ。見た目はカード電卓のような佇まい。
端末単体での通信は出来ないが、テザリングの機能があり、スマホのアシストはできる。
これのいいところはそのサイズ感。2台持ちをするならこのぐらいの大きさがいい。
PHS時代、ストラップフォンが欲しかったが入手できずに終わったという経験があり、コンパクトな端末には惹かれるものがある。

ただ、あまりに小さいことにこだわってしまった結果、端末単体では充電が出来ず、充電用のアダプターを取り付けないと充電が出来ないという致命的な問題点があった。
バックアップ回線としての利用を考えていたので、月々かかる費用はなるべく抑えたい。
となるとVMNOのスマホプランとなるわけだが、通信専用ではなく通話できるプランとなると最低でも月額1000円ぐらいはする。
通話料金はもちろん従量課金なので、それだと完全待ち受け専用となって、あまりコスパがよくないので導入はあきらめた。

その後PHSサービス終了が決まり、PHS乗換キャンペーンによりPHSで使っていた電話番号がそのまま移行できて、
コンパクトなガラケーが一括0円、従量制のパケット代を気にしなくていい通話専用のプランが適用され、
しかも通話放題オプションが次の機種変更まで無料という以前検討していたときのネガが全て解消された自分のためのような話が舞い込んできたので、
すっかりその気でいたのだが、冷静に考えてみると、電話番号維持のために月額980円払うなら、スマホに通話定額をつければいいし、
そもそも準定額料金の月700円分の通話をしていない状態なのに通話定額が必要かということに思い至り、PHSサービスの終了とともに回線を自動解約という選択になった。

しかし、維持費用が0円で通話放題となれば話は別だ。問題は端末だが、楽天には例のRakutenMiniというスマホがある。
NichePhone-S 4Gほど小さくはないが、現在新品で入手できる端末としては一番小さいクラス。
スマホだが、1GBまで基本料金がかからないので自動通信で消費するパケットも気にしなくていいし、ほぼ通話専用として使う予定なのでスペックは問題にならない。
価格も加入促進キャンペーン中で大盤振舞状態。というかキャンペーンで実質価格がマイナスである。

よし、これなら楽天モバイルを新規で申し込んでみるか!と思ったら、ワイモバイルに動きがあった。
PHSサービスは終了したが、終了前まで行っていたPHS番号のままワイモバイル4G契約への転換で端末一括0円キャンペーンが3月まで延長されるとのこと。
終了予定のベーシックプランの場合は次の機種変まで通話定額オプション料無料が適用される。
新しいシンプルプランにはこれが適用されないが、家族割引を適用させれば基本料金が900円で済む。
この手のキャンペーンだと一括0円端末とはいっても人気のない売れ残りの残念な端末しかないということが多いが、まだiPhoneSEもXperia8も残っている。
PHS回線番号として使っていた080は、以前数年間メイン回線として使っていた番号で、ごくまれにこの電話番号に電話がかかってくることもある。
PHSの家族割引で基本料金が0円ということもあり、電話番号とバックアップ回線の維持のためにPHSサービス終了まで使ってきたが、
この電話番号がPHS時代と同様に0円で維持できるのならそれに越したことはない(しかも通話し放題)。

ということで、
① PHS番号をワイモバイル4G回線に移行
② 端末一括購入なので即時SIMロック解除(オンラインでSIMロック解除して手数料不要)
③ 縛りなしのプランなので、解約金なしで楽天モバイルへMNP
④ PHS時代の電話番号で通話放題サービスを維持費なしで利用開始
ということが可能になる。

①から③までにかかる費用は、楽天モバイルへのMNPに必要なMNP番号発行手数料3000円とワイモバイルのスマホプランの基本料金のみ。
②から③の期間をなるべく短くすれば、③で収入が見込めるので費用がかからないどころか収支がプラスになる可能性すらある。
楽天モバイルの段階定額制がもう少し早く発表になっていれば、PHSから直接楽天モバイルにMNPをしたのだが、まあしかたない。
こんなにうまくMNPが進まない可能性もあるが、サブ回線として楽天モバイルを利用することにしたい。

#さよならPHS

2021-02-06 19:00:11 | ケータイ
2021年1月31日
25年間続いたPHSの一般向けサービスが終了した。
当初の予定より半年遅れてのサービス終了だった。

自分が最初に契約した移動通信サービスで、当時の彼女との連絡用に必要かなと思ったのがきっかけだった。
当時の携帯ショップにはPHSの端末がずらりと並んでいた。
サービス開始当初はNTT系、DDI系、電力系と3つのグループが地域会社でサービスを提供していた。
当時はPHSサービスの知識など何もなかったので、当時サービスが開始されたばかりの32kbps(!)通信になんとなく惹かれてNTTパーソナルの312D(三菱電機製)を購入し、
長きにわたるPHS生活がスタートした。
なんとなく選んだNパのPHSだが、これが電波の入りが非常に弱く、当時の自宅でも職場でも室内だと電波が入らないという状態だった。
仕方がないのでレピーターを借りて窓にぴったり付けて設置したら、自宅の方はなんとか使えるようになった。
DDI系のDDIポケットの基地局は出力が強いというのを知ったのだいぶ後の話で、端末が0円というのがどうにも胡散臭くDポを敬遠してしまったが、
エリアの拡大も早く、結局数年後にDポに乗り換えることになったことを考えると、最初からDDIポケットにしとけばよかったというのが今更ながらの後悔である。

312Dを皮切りに、NTTパーソナルで2台、DDIポケットで3台、ウィルコムで5台、ワイモバイルで1台と合計で11台、
3台まで端末も基本料も無料になるからと無理矢理契約させられたものの自宅に放置されほとんど使わなかった2台を含めると13台のPHS端末を23年余りにわたって使ってきた。
印象深いのは、Nパ時代だと611S 。音声端末と通信カードが一体になった変わり種で、フレッツISDNが始まるまで、パソコンでの通信にも使っていた。
あとは初代H”(エッジ)のHYPER Carrots DL-S200。彼女もドコモ携帯から乗り換えたので、ようやくPHS同士での通話ができるようになったが、
その通話品質の良さに驚いたものだ。エッジのCMで「吐息まで伝わる」というのがあったが、決して大げさではなく、同じ部屋のTVの音声が端末越しにはっきり聞き取れるほどだった。
それまでの通話相手は圧倒的に2Gのデジタル携帯電話、しかも大概ハーフレートで繋がるのでその音質の悪さに辟易していたので、特に印象深かった。
ウィルコム時代だとPHSと3G の番号を両方使えるスマホDigno Dual2だろうか。スマホとしてはかなり低性能であったが、070と080の2番号を1端末で使えるというデュアルSIM端末の先駆けだった。

このDigno Dual2を機種変するときに4GスマホとPHSに端末を分割したのだが、このときの機種変の条件で070番号をスマホの方に、080番号をPHSの方に移行させられ、現在に至る。
その時はPHSの番号を携帯へMNPすることができなかった。
このときにはウィルコムではなくワイモバイルになっていたため、
ウィルコムになっても使えていたDDIポケット時代のメールアドレス***@pdx.ne.jpは移行できずに、***@y-mobile.ne.jpになってしまった。
こんなことで、PHS時代の電話番号は既に移行済み、メールドレスは既に廃止ということで、PHSのサービスが終了するにあたって残しておきたいものはもう既にない。

自分が今までPHSを使い続けていた理由をつらつらと考えてみると、少なくとも自分の生活圏ではエリアが必要にして十分で特に不便を感じていなかったことと基本料金が比較的安く、最後の4年間ほどは基本使用料で0円維持することができたという実利的な面が大きい。
DDIポケットの時代から業界初の端末やサービスを提供してくれていた。スマホの先駆けとなるW-ZEROシリーズとか、同一キャリア内定額通話とか、定額通信とか画期的なサービスや端末を提供してくれていたものの、自分には必要がなく、これらのサービスの恩恵に与ることはなかった。

それにもかかわらず、サービス終了までPHSを利用し続けたのは、その音声品質の良さに魅力を感じていたことが一番大きいということになるだろうか。
この辺はオーディオ好きということも関係していると思う。
東日本大震災の時に携帯は使えなかったがPHSは普通に使えたという経験からもしもの時のバックアップ回線として維持しておきたいという意識もあった。
ただ、東日本大震災のときはPHS側は問題がなかったものの、相手側の回線の問題で結局繋がらないケースが多かったかな。
PHSがマイクロセルだということもあるが、まあ単にインフラに比べてアクティブユーザー数が少なかっただけで、
PHSシステムの優位性という訳ではないと思っているが、リスク分散と言うことを考えると、2台持ちをするならキャリアを別にした方がいいというのはこのとき学んだ。

そして迎えた1月31日、PHSサービスの終了とともに自分のPHS契約も自動解約となった。
ツイッターを検索してみると「#さよならPHS」というハッシュタグとともにPHSの思い出のつぶやきが見られたが、
さすがにPHSに思い入れのあるユーザーは少ないらしくトレンド入りはしていなかったようだ。

日付が2月1日に変わったが、まだ発着信とも可能。一般向けサービスが終了だが、テレメトリングサービスはさらに2年間継続するので停波にはならない。
サービスが順次終了するというアナウンスが事前にあった。
翌朝試してみると、発信は出来なくなっていたが着信はまだ可能な状態。着信だけならしばらくいけるのかと思ったら、2月2日の朝には着信も出来なくなっていた。


サービス終了まで手元にあった端末の記念撮影。
少し前まで古い端末が結構残っていたのだがほとんど処分してしまったので、手元にあるPHS端末はこの2台だけ。
PHS+3GモバイルルーターというPORTUSは、たまたま別な場所にしまい忘れていたのを先日発見した。
この2台は処分せずにしばらく持っていようと思う。
PORTUSと同じ場所にPHS専用外付けカメラTrevaも残っていた。
太古の昔、携帯電話にカメラが内蔵されていなかった時代、DDIポケットでは外付けのカメラをリリースしていた。
イヤホンジャックに挿して使うものだが、非常に画質が悪く(ディスプレイの解像度も低かったが)、まさにおもちゃという感じだったが、
カメラが回るので向きを変えると自撮りもできたなあ。
さらに忘れちゃいけない、PHS端末を子機に登録できる固定電話機VE-PVC01Lが現役で活躍中。
PHSという規格が固定電話の子機を外でも使えるようにするというものだったということ示す数少ない物証。
回線はアナログ回線からひかり電話になった。子機として登録していたPHSはとっくに使えなくなっているので、子機がなく少々不便だが、
固定電話機ってそうそう壊れるものではないので、電話機自体はまだまだ使えそうだ。

 #さよならPHS
 #ありがとうPHS
PHSサービスは終了しても、スマホの電話番号は070-5****-****のままだ。