夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

WaveFilePlayerバージョンアップ

2011-11-19 15:13:32 | オーディオ
愛用しているプレーヤーソフトWaveFilePlayerがバージョンアップしました。
Referenceの方は開発が終了していますから、バグフィックス以外の改良は基本的にはありません。
今回バージョンアップしたのはExperimentalのほう。
バージョンが1.62から1.64になりました。


とにかくインストールして聴いてみると、前のバージョンと明らかに違いを感じます。
まず、聴感上のS/N感がより一層良くなって、解像度が増した感じです。
かといって音が無機質になったわけではなく、むしろ有機的で生々しい感じなりました。
例えるなら、きれいだと思っていたレンズを丁寧に拭いてみたら意外と汚れていて、
よりハッキリクッキリ発色がよくなった感じ、とでも言えばいいでしょうか。
ノラ・ジョーンズなどは、よりリアルに声のかすれ方が分かるようになりました。
以前のバージョンアップのときは、これほどまでの変化は感じなかったので、
改めてリリースノートを見てみると、
 「今回の配布は、「傾き埋め込みチャンク」を利用して、高精度の傾きによる効果の検証が主な目的です。」
あら、機能の追加だけですって!
おかしい。明らかに良くなっていると感じるのに…
よくよく考えてみると、その間にやったことと言えば例のQR-8をBabyfaceに付けたこと。
付けた直後でも違いは感じたものの、しばらく時間が経ってよりその効果が出てきたってことですかね?
確かに音の変化の方向が、QR-8を付けた直後に感じたことのような気がします。
改めて試聴のときに使っているいつも曲で聴き比べてみると、その効果を実感したというところでしょうか。

そこで、今回追加された「傾き埋め込みチャンク」とやらを試してみました。
リリースノートには技術的なことが書いてあるのですが、文系人間の自分にはあまり理解すことができませんが、
要するにもともとの音の波形に近づけるのにいろいろと試行錯誤しているらしい。
今までは、傾き算出をファイル再生時に計算していたのですが、
より高度な傾き算出には計算に非常に時間がかかるので、
「前もって高精度な傾きデータを求めておき、
WAVファイルに埋め込んでしまったのが今回のバージョン」ということらしいです(間違っていたらすみません。)。
それで、デフォルトと48近傍逆マトリックス法(Mtx24)及び4096近傍ハイブリッド法(Hyb2K)と比較してみましたが、
正直違いはよくわからず。
それでも、Hyb2Kの方は若干違いを感じ、きれいめで聴きやすい感じですが、躍動感は後退する印象です。
とはいってもデフォルトの方式の違いはわずか。
やはりQR-8の効果なのでしょうか?

以前HP-A3を使っていたころは、WaveFilePlayer でもReferenceの方を専ら使っていました。
Experimentalの方はどうも音が少々尖って感じられていたので。
しかし、Babyfaceを使うようになってからというものは、すっかりExperimentalオンリーに。
ATH-AD7+HP-A3+Lilith(アクセサリーなし)という組み合わせで始めたPCオーディオですが、
その頃では想像できないような音で現在音楽を聴いています。
まあ、Babyfaceに変えたというのが一番大きいのですが、
USBケーブルやインシュレーターというアクセサリーの存在も無視できません。
そして忘れてはいけないのがWaveFilePlayer。
これなしでは考えられません。
ストレート系の音調のBabyfaceにはExperimentalの方が相性はいいです。
しかし、使っているヘッドフォンはHD595のままでこれですから、
いわゆるモニター系といわれるヘッドフォンにしたらどうなってしまうことやら。
装着感を含め、リスニング用としてHD595にはかなり満足しているのですが、
出力側がこれだけ良くなってくると、比較用、オーディオモニター用としてもうひとつヘッドフォンが欲しくなりますなー。
実は、目星は付けているのですが…