夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

USB Card FEMTO ついに導入(その1)

2020-11-28 04:44:00 | オーディオ
昨年PCとUSB-DACをまとめて更新して以降すっかり落ち着いてしまい、オーディオのネタがない。
強いて挙げれば、もう10年選手になってしまったゼンハイザーのHD595の交換ぐらいだろうか。
BABYMETAL最新のLEGEND-METAL GALAXYのライブ音源をHD595で聴いていて感じたのは、
古くなったせいか音の粒がやや潰れたような印象がすること。
ボーカル音像を遠くに置き、間接音、反射音がかなり多めのバランスというこれまでで最もライブ現場に近づけた音響構成で、
かつ中身があれであるからして、BMの数あるライブ音源の中で過去最高なのは間違いないが、
これをしっかり再生するとなると10年落ちのHD595ではやや手に余るということなのだろうか。
まあ、ヘッドフォンは他にAT-A2000Zがあるのでこちらを使えばいいのだが、若干出音に癖があるのも事実で、
ライブ現場と同様にSU-METALのボーカルがボカロっぽく聞こえる瞬間が何度かあった。
HD595の後継なので、オープンエアーがよいのだが、なかなかいい候補がない。
ポピュラー音楽中心にオールラウンドに使えるものとなると、またやっぱりゼンハーのHD660Sとかになってしまうのか。

正直言うと、現状のDAC ADI-2 DAC を中心としたシステムの音はAT-A2000Zの試聴の時に聴いた音には達していない。
視聴時はマランツのCDプレーヤーにオーテクのヘッドフォンアンプとAT-HA5000いう組み合わせだった。
今更CDプレーヤーというの現実的ではないし、AT-HA5000は既に生産終了。
AT-HA5000はA級で物量投入型の昔ながらのヘッドフォンアンプではあるが、駆動力は相当強力と思われるので、アンプの駆動力の違いなのかもしれない。

DAC更新時にあらかた手を入れられるところは手を入れてあるので、もう手を入れられるところは残っていない・・・こともない。
そういえば、価格が高額だったので先送りにしていたUSBカード。
数少ない使用者のレビューを見ると、効果絶大で一聴でその違いが分かるというJCATのUSB Card FEMTO。

これを付けられるように、拡張カードがつけられるファンレスPC筐体にしてある。
ファンレスPCを購入したオリオスペックのサイトを覗いてみるとなんと品切れ。
ここで入手できないとちょっと手に入れるのは困難か。
JPLAYのサイトにいってみると、なんとUSBカードにエクスリームエディションがでていた。その名もUSB CARD XE。

黒のヒートシンクが目につくが、FEMTOとはUSBコントローラーをはじめ構成がかなり異なるようだ。価格は800ユーロ!
日本で手に入れようと思ったら軽く10万円は超えますね。さすがにちょっと手が届かない。
SOtMのtx-USBhubInも品切れ。欲しいと思ったときにないと何とか手に入れたくなる。
PC内蔵はあきらめて外付けのUSBアイソレーターでも買うしかないのかと思っていたところ、
オリオスペックのサイトを改めて確認してみるとJCATのUSB Card FEMTO、在庫復活してました。
こうなったら今のうちに買うしかないな。
PCI Express接続なので、当面は使えるだろう。
オープンエアーのヘッドフォンは後回しにしてUSB周りを固めることにする。

ドコモiPhoneをワイモバイルにMNPした

2020-11-23 19:59:32 | ケータイ


結婚前からDDIポケットで揃えていたうちのかみさんだが、
PHSの端末のしょぼさに嫌気がさしたらしく、ドコモのガラケーに乗り換えたものの、
それから1年もたたずiPhoneが発売されるや否やauのiPhone4Sに乗り換えてからずっとiPhone。

そのauはauひかりの営業が本当にしつこく、機種変のたびにショップで乗り換えを勧められるというか乗り換えないのがおかしいみたいな言われ方をされた上、
電話での勧誘がしつこかった。
さらに2年縛りどころか4年縛りならぬ半永久縛りになりそうになったため、更新月ではなかったが2年前にドコモに転出した。

この時点で2年縛りが終わったらMNPで格安系へ乗り換えを想定していたので、
SIMロックも早々に解除しておいて準備万端。
そして、ついに端末割引期間終了の時期がやってきた。
その間にお上の圧力により2年縛りが廃止されたため、乗り換えの環境は整っていた。

さて、どこへ乗り換えるか。
かみさんの利用状況としては、通信は月1GB以内にほぼ収まっているし、通話もほとんど利用がない。
そうなると格安のVMNOが最適かと思いきや、家族割を考えるとワイモバイルやUQモバイルと金額的にそう差がない。
またVMNOの場合、ピーク時間帯の通信速度の低下が激しいらしく、通信品質の面で不安がある。
さらにVMNOの場合、いわゆるキャリアメールが用意されていないところが多く、あっても有料オプション。
かみさんに確認したところメールアドレスは欲しいという希望なのでVMNOは選択肢から外れた。

そうなるとワイモバイルかUQモバイルかということになる。
こちらは大手キャリアのセカンドブランドいうこともあり、標準でメールアドレスが用意されている。
料金の面ではほぼ同じで差がないが、サービスには若干違いがある。
ワイモバイルの場合、月額料金に1通話10分の準定額通話がコミコミになっているが、
UQモバイルは通話定額はオプションとなっており、あまり通話しないユーザーの場合はこちらの方が料金的にメリットがある。
また、余ったパケットが翌月へ繰り越しされるので、その点もワイモバイルにはないメリットとなる。

PHSも来年1月でサービス終了となるワイモバイルに固執する理由はなく、
夫婦ともどもUQモバイルに乗り換えてもよかったのだが、1つ重大な問題が発覚。
かみさんが使っているドコモのiPhoneXRはSIMロックさえ解除されていれば、
UQモバイルでも問題なく使えるのだが、UQで用意するキャリアメールが使えない。
これは困った。意外なところに落とし穴。
 ※乗り換え前にUQのサイトを確認した時は間違いなくキャリアメールの利用が×になっていたが、
  auに吸収された影響か、iOSが14.2になったからか、
  2020年11月現在ドコモのiPhoneでもUQのキャリアメール(○○○@uqmobile.jp)が使えるようになっている。
  メールの件は乗り換えのデメリットだから使えるようにしたんですかね。
  確かau本体は他社のiPhoneでキャリアメールが使えないといったことはなかったはず。

そういうことならワイモバイル1択。
料金プランは、月3GBまで使えるスマホベーシックプランSで決まり。
2年縛りの廃止により、月額料金が若干安くなったうえ、
UQモバイルとの対抗策で高速データ通信容量超過時の通信速度が128kbpsから300kbpsになったのも地味にうれしいところ。
2年縛り廃止前のドコモの料金プランに比べて、半額以下になる。

ドコモの月々サポートの適用終了を待って、すぐにMNP予約番号をMy docomoで発行してもらう。
MNPはauからドコモに乗り換えた時以来2回目だが、MNP予約番号を発行するために専用の電話番号に電話して、
延々と引き止めの説得を聞かなければならなかったauとはえらい違いである。
多少の引き止めのためのページが表示されたが、あっさりとMNP予約番号をゲット。

続いてワイモバイル側の手続きにかかる。
今回は機種変更はなく、iPhoneXRをそのまま使うのでSIMのみの手続きとなる。
「事務手数料無料」のオンラインストアで手続きを行った。
これも非常にあっさりしたもの。証明書類関係は自宅の複合機でスキャンしてデータで送付。
家族割も問題なく手続きできる。
 スマホベースシックプランS
 新規割で半年間700円引き
 家族割を適用して500円引き
 キャンペーンでデータ増量オプションが1年間無料となるので通信データが月3GB→4GB
 さらにPayPayボーナスプレゼントもやっていたので、プランSだが3000円分のPayPayゲット
という内容で申し込みをした。 
こちらもあっさりと手続きが終わってしまった。
オンラインストアは込み合っているので時間がかかるかも、というメッセージが表示されたが
特に急ぐものではないので気長に待つ。

しかし、SIMカードの発送は意外と早く、申し込みから3日後には手元にSIMが届いてしまった。
送付物は、ごくごく簡素なもの。SIMカードと納品書、設定方法を案内するリーフレットのみ。
それなりに時間がかかると思ったので、週末に設定を行うことにした。

週末になり、SIMカードと一緒に送られてきたリーフレットに従って手続きを進める。
ショップに行くとかなり厚めの乗り換え設定用のパンプレットを渡されるので、
オンラインストアでもそれが送られてくるのかと思いきや、紙ではなくウェブになっていた。
まずはデータのバックアップ。今回は端末変更がないので特に必要ないが、念のためバックアップ。
いつもiTunesでバックアップを行っているので、いつものようにバックアップをしようとすると
iPhoneのアップデートを求められ、アップデートを始めると散々待たされた挙句に
「不明なエラーのためアップデートができませんでした」という表示が出て、バックアップができないというトラブル発生。
他のPCで行ってもダメで、いろいろと調べてみたが解決せず。
結果としては、iTunesではアップデートができずiPhone本体でアップデートを行わないとダメだったということが判明。
これでだいぶ時間をロスした。
LINEの引継ぎも必要となっていたので、オンラインマニュアルで作業を行ったが、
このマニュアルが今一つ親切ではなく、MNPで電話番号が変わらず機種変更もない場合は、
おそらくはトークのバックアップすら必要なかった可能性あり。一応やりましたが。

さて、これでようやく回線の切り替え手続きに移る。
前回のMNPはショップで行ったので、自分でやるのは初めて。
といってもワイモバイルの切り替え窓口に電話するだけである。
ただ、契約時に指定した4桁の暗証番号が必要なので、しっかりとメモしておく必要あり。
これを忘れてしまうと回線切り替えができずに、ワイモバイルに連絡をするはめになる。
オンライン手続きで入力する内容も多いので、入力内容の最終確認画面のスクリーンショットをとっておいた方がいいかもしれない。
電話番号と暗証番号を電話で入力し、手続き終了。
回線切り替えには1時間ほどかかるのでしばらく待てとのアナウンスがあったので、
ちゃんと切り替わるかちょっと心配しながらしばらく待つ。
1時間は待ちきれなかったので、40分ほどしたところで新しいワイモバイルのSIMカードに入れ替えると、
しっかりYmobileの表示とともにアンテナのピクト表示が5本立った。

回線切り替えを確認したので、あとは本体の初期設定を行う。
これもオンラインマニュアルになっている。
しかし、ここでトラップ。
以前SIMフリーホームルーターを設定した時に、APN設定をマニュアルでやるようになっていた記憶があり、
最初にAPN設定を自分でやるもんだという思い込みがあった。
しかし、オンラインマニュアルをみるとY!mobileサービスの登録から手順が始まる。
しかも他の項目にもAPN設定の記載がどこにもない。
とりあえずマニュアルどおりY!mobileサービスの登録から始めたが、Safariからネットにはつながるようでサービス登録ができた。
次にメールの設定になるが、その冒頭の説明を見落としたのでその後少々混乱した。
Y!mobileメールの設定のための一括設定プロファイルというものがあり、
これを実行するだけでY!mobileメールをはじめ、Wi-Fiスポットの設定まで一括で行ってくれるのだった。
iPhoneで設定をしていくと、画面の遷移が激しく、どの手続きまで進んだがよくわからなくなってしまったが、
実は一括設定のプロファイルをインストールした時点でほぼ設定作業は終わっていた。

ワイモバイルのメールはなかなかややこしく、
 ・Y!mobileメール(△△△@yahoo.ne.jp)ワイモバイル専用のウェブメール
 ・MMS(△△△@ymobile.ne.jp)ワイモバイルのいわゆるキャリアメール
という2種類のメールアドレスが発行される。
このほかにもちろんSMSも利用できる。
アンドロイドではワイモバイル専用のメールアプリで、
Y!mobileメール、 MMS、SMSさらにヤフーメールを持っていれば△△△@yahoo.co.jpのアドレスも一括して管理できる。
その頭になっていたのでiPhoneでも何かしらの専用アプリのダウンロードが必要と思い込んでいたが、
iPhoneの場合は Y!mobileメールとSMSは標準のメールアプリ、MMSは標準のメッセージアプリを利用するマニュアルになっていた。
確かにオンラインマニュアルのメールの説明のところにそれぞれ利用するメールアプリ、メッセージアプリのアイコンが表示はされていたが、
Y!mobileメールは標準のメールアプリを使うという説明がなかった。
それに気づくのにアンドロイドしか使ったことのない自分はだいぶ時間を要してしまった。
その辺の思い込みがなければ、端末の設定自体は意外と簡単だと思う。

iTunes経由でiPhoneがアップデートできない問題と端末側のAPN設定、メール設定のトラップでどっと疲れたがなんとかiPhoneのワイモバイル乗り換えは終了。
その後トラブルもなく、問題なく利用できている。
ただMNP転入をオンラインストアでした場合でも、契約事務手数料がとられるということが後から分かった。
オンラインストアで無料となる「事務手数料」には、契約事務手数料は入っていないらしい。
確かにワイモバイルのウェブページで「MNPお申込み手順」の注意事項にはそう書いてあったのを後から見つけたが、
申し込みの手続き中には気づかなかったなあ。重要事項説明書には書いてあったのかもしれないが。

結論としては、初めてオンラインでやったMNPの手続きには少々てこずったということになる。
かみさんのiPhoneXRは3年目になったが、あまりハードな使い方をしていないのでバッテリーの最大容量も89%なのでまだまだいける。
しばらくワイモバイルで行くことになると思うが、携帯業界も動きが激しく、
正直最近はワイモバイルもそれほどお得感がなくなってきたかなと思わないでもない。
ただ肝腎な時につながらないような通信品質はいただけないので、料金と通信品質を含めたサービスのバランスを考えると、
自分の使い方としては大手キャリアのセカンドブランドであるワイモバイル(かUQモバイル)が今のところ最適かなと思っている。
2年縛りがなくなったので、今後端末はiPhoneも含めSIMフリーにして、通信キャリアは自由に選べるようにするつもり。
しかし、iPhone高いなー。
自分のX4も3年目になったが、もう1年ぐらいは十分使用に耐えられる状態。
次の端末をSIMフリー端末から選ぶとすると、SDカードが使えないGoogle端末よりは、またシャープ端末になりそうな気がする。

その前にPHSの番号をどうするか決めなくては。

家タブを更新

2020-11-07 17:07:45 | PC

タブレットを使い始めたのはかなり前のこと。
アパートから一軒家に引っ越しをしたが、
PCが置いてある部屋と居間が離れてしまった。
PCは二階におき、念願のPC部屋兼オーディオルーム(兼タンス部屋)ができたのはよいが、
居間にいてちょっとウェブを使いたいというときにいちいちPCのある2階に上がるのはめんどくさい。
ということで家専用のタブレットを購入することにした。
買ったのは出たばかりのGoogle Nexus 10。

これはディスプレイの解像度も高くて、処理速度も速く、かなり満足していた。
マルチユーザー機能が使えたので、かみさんと共同で使っていたが、
4年経たずにバッテリーがだめになり、買い換えることになった。
ここで選択ミス。
最初に使ったのが当時の高性能機Nexus10だったので、
ほかのも大して変わらないだろうとあまり調べもせず買ったのが間違いの元。
内蔵スピーカーがよさげだったのでLenovoのYOGA Tab3 10にした。
が、最初からつまずく。
まず、マルチユーザーが使えない。
いくらマルチユーザーの設定項目を探しても見当たらなかったので調べてみると、
アンドロイドのマルチユーザー機能はOSのバージョンが同じでもマルチユーザー機能が使える機種とそうでない機種があり、
設定でどうにかなるものではないことが分かった。
同じタブレットをかみさんと同じアカウントで使うのはさすがに気が引ける。
お互い使いたいときに使えないということも多くなってきたので、
iPhoneユーザーのかみさん用に第5世代のiPadを購入した。

YOGA Tab3は自分専用となったものの、どうも動作がもっさり重い。
ウェブページですら重いページを開こうとするとかなり待たされる。
調べてみると、もともと2年度ほど前に出た機種の小改良版だということが判明。
SoCを多少新しいもの(といってもSnapDragon212 APQ8009)にした程度で、設計がそもそも古い。
なぜか今どきWiFiが2.4GHz系のb、g、nしかつかえないという謎仕様。
なんといっても致命的なのはRAMが2GB しかないこと。
今となってはなんでこれを買ってしまったのかと思うが、まあちょっとウェブを見るくらいなら我慢できないこともない。


そんなに負荷のかかる使い方をするわけでもないので、なんとか使っていたが、
興味本位でインストールしてしまった「みんなのゴルフ」を使い出してからが大変。
低負荷モードにしても、2、3ゲームをすると動作が重くなり、
最終的にはプレイ中にアプリ自体が落ちてしまう。
まあ、なんとかだましだまし使っていたが、
みんゴルがバージョンアップする度に重くなり、アプリの起動に2分以上かかるようになり、
まともにプレイできないコースがでてきた。
ウェブページの読み込み時間も長くなるばかり。
LenovoはOSのバージョンアップはほとんど行われず、プリインストールはAndoroid5.1だったが
4年経過してもAndroidのバージョンは6.01だ。すっかりサポート対象外。
対応していないアプリも多くなった。
一番使用時間が長いデバイスでストレスがたまる一方。
購入してまもなく4年、バッテリーのへたりも気になってきたのを機に買い換えを考えたが、
アンドロイドの10インチタブレットはスマホの大画面化によりすっかり需要がなくなってしまったらしく
まともなものが市場にはない。
Google自体がタブレットはやる気がなく、唯一Hauweiが積極的だったものの、
例のアメリカの制裁により新機種にはGPMが使えなくなっているので(無理矢理インストールできる機種もあるにはあるらしいが)、
ちゃんとアプリがインストールできるのは古い機種ばかり。
HauweiのほかはLenovoぐらいだが、今更Lenovo、一番高性能と思われる機種でもSoCがSDM439ではゲームをするには心許ない。
試しにスマホAndroidOneX4にみんゴルをインストールしてプレイしてみたが、かなりスムーズ。
SDM630でRAM3GBなら問題ないレベルなのは確認できたが、
もやはこのスペックのタブレットが手に入らない。

そこで、かみさん用のiPadを買い換えて、今使っているお古を頂くことにした。
本当はスマホがアンドロイドなので、タブレットもアンドロイドの方がよいのだが
ディスプレイは10インチがいいので、そちらを優先する。
3年落ちの無印iPadだが、ベンチマークを比べるとSDM439搭載のアンドロイドの倍近い数字になっている。
バッテリーを交換すれば、iPadOSのサポート期限までは十分使えるだろう。

とか考えているうちに第8世代のiPadが発売された。
今手持ちのiPadは32GBだが、さすがに容量不足とかみさんに言われたので、
今回は128GBモデルを購入した。

こうしてお古の第5世代無印iPadが手に入った。

アップルの場合OSのサポート期間は、リリースから概ね5年といわれているらしいので、
あと2年ぐらいは使えるだろう。
純正のカバーが壊れてしまい、買い替えたばかりなでもったいないので、使えるところまでは使う。
さて、心配はバッテリーの劣化。iPhoneの場合、本体でバッテリーの劣化具合が分かるが、
なぜかiPadは本体ではわからず、アップルストアに持ち込まなくてはいけないらしい。
もう3年も使っているのでそれなりに劣化しているだろうから、これからの使用期間を考えてバッテリー交換をすることにした。
アップルに申し込むと10800円で交換してもらえるらしいが、バッテリーのみの交換はできず、本体が代替品になる。
配送での交換申し込みもできるらしいが、近所にアップル正規サービスプロバイダーがあったので、そこに持ち込むことにした。
ネットで来店予約をし、iPadを持ち込むと専用のチェックシステムでチェックが始まった。
結果、バッテリー交換できず。
交換が必要なほどバッテリーは劣化していないと判定された。
新品を100%として、80%以下になるとバッテリーを交換してもらえるらしいが、
持ち込んだiPadは87%という診断結果だった。
それならよし。バッテリー交換はせず、使えるところまで使うことにした。

そこからiPadのセットアップ開始。
何せアンドロイドしか使ったことがないので、だいぶ勝手が違うかと思いきやそれほど違和感はない。
まずは初期化した後、必要最低限の初期設定を行ったが、TouchIDを使ってのロック解除がどうもうまくいかず
慣れるのに少々時間がかかったが、コツがつかめた。
最初ホームボタンに触っている時間が長すぎて、Siriが起動してしまっていた。
触る時間を短くしたら、ちゃんとホーム画面が立ち上がるようになった。
あとは必要なアプリをインストールしていく。
AppStoreでアプリをダウンロードするのにいちいち認証が必要なのには閉口したが、
ここでTouchIDによる認証が使えるのでそれほど手間ではない。
GoogleのGmailやらChromeのiOS版があるので、これをインストールしてしまうと
今までの環境とそれほど変わらない感じになった。
今まで使っていたアプリはほとんどiOS版もあったので問題なし。
ただ音楽再生用のBubbleUPnPはAndroid専用でiOS版はない。
これはEVERMUSICにしてみた。ハイレゾも再生できるようなのでこれにしてみた。
あとはみんゴルをインストールし、データを引き継いでインストールは終わり。
あとホーム画面を整理して、今までのホーム画面とほぼ同じにした。

使ってみての感想は、今ままで我慢してなぜあんな低スペック機を使っていたのかと思うほどサクサク快適。
みんゴルの起動時間は2分から15秒になった。
高解像度に設定し連続してゲームをプレイしてもアプリが落ちるようなことはなくなった(これが普通ですよね)。
フレームレートは60fpsにすると、滑らかすぎてショットのタイミングが狂う。
画面の解像度が800×1280という低解像度から1536×2048といきなり4倍近くになり、
きれいになったのはいいが文字が小さく表示されるので、老眼になりつつある目には少々辛い。
ウェブページの読み込みも劇的に早くなり、表示されるのを待っている時間がなくなったので気分がいい。
ただ「戻る」ボタンがないので、これは不便。
フリックでその機能の代替にはなるが、よく使う機能なので「ボタンを押す」だけなのと
指を動かして「フリックする」との違いは意外と小さくないと感じている。

4年ほど使い倒したYOGA TAB3は箱を取ってあったこともあり、予想外の価格で売れた。

今のところ端末のスペックが上がって快適になったが、
OSの違いによる使い勝手の違いは思いのほか少なかったので、
Androidのタブレットがほぼ壊滅状態である現在、
家専用端末としてAndroidのタブレットを使うメリットは全くないと言い切れる。
OSは最新のiPadOS14にアップデートできているが、
アップル製品の場合、発売から5年ぐらいはOSアップデートをサポートしてくれるようなので、
あと2年くらいは十分に使用に耐えられると思うが、
それまでバッテリー交換なしでがんばりきれるかは微妙なところ。


BABYMETAL -LEGEND METAL GALAXY レビュー

2020-11-03 09:10:36 | 音楽


BABYMETALのデロ、もとい映像作品はだいぶというか全て持っているが、
リリースをこれほど心待ちにしたのは初めてかもしれない。
もちろんWOWOWは再加入して見た。
何曲かカットされていたものの、アンコールのRORとIDZが放送されるとはなんと太っ腹。
コロナのせいか、最近はかなりサービスがよくなっている。
そして、THE ONE限定も含めると今年になってなんと5作目の映像作品。
海外のThe Forumはともかく、国内公演は全て行っている!と言いたいところだが、
泊まったにもかかわらず幕張2日目を見逃したという痛恨の失態。
通常は映像作品の感想は書かないのだが、ライブは見ていない幕張DAY2がとにかく見たかった。
The Forumが一般発売ありだったので、まさかとは思っていたが幕張も一般発売あり!
しかも武道館以来のライブアルバムも一般発売になった。
いや、もちろん買いましたよ、THE ONE限定盤。
正直写真集は1回以上見ることはないのだが、The Forumの方を通常版にしてしまったので、
今回は、この作品ならば THE ONE限定盤しかないでしょ!

DAY-1
1月24日ライブには参加したのだが、正直見るところが多すぎて全体像を把握しきれていないところがあったので、プロショットで改めて確認。
ライブとその映像作品とは別物と理解しているが、今回は映像にする甲斐があるライブ演出だったと思う。
映像作品の演出としても、以前とは違って引きの映像が少なくなり、クローズアップを多用して、カット割りが細かくなっている。
以前はライブの雰囲気をそのまま伝えようとする感じだったが、最近は映像作品としてどう見せるかという感じになっている。
しかし、映像作品を見て改め感じるのは、あのバカでかいLEDディスプレイの存在感。
カメラだと正面、または引きの画になってしまうので、本当の大きさはなかなか伝わりきらない感じがするが、
超モッシュのフロアからはステージを見上げる形になるので、圧倒的すぎる迫力だった。
あまりにも大きすぎるので、視野に収まりきらず、ディスプレイばかり見てしまい、肝腎のBABYMETAL御本体をあまり見ていなかったことに改めて気づく。

それを一番感じたのは「Oh!MAJINAI」。
ライブの時は、巨大ヨアキムのインパクトの強さにやられてしまって、3人のダンスをちっとも見てなかった。
プロショットで映し出されたダンスは、クラッシックバレイ、アイリッシュダンス、コサックダンスまで取り入れたコミカルなもの。
その動きもさることながら、踊っている時の3人の笑顔だよ。
この笑顔をアップでみられるのが映像作品の特権。

そして「Brand New Day」。
アンコールを除けば、この日のハイライトはこの曲だというのを再確認した。
巨大ディスプレイの映像と陰の動きの対比という演出がこの曲には合っている。
現場では若干の目いっぱい感があったSU-METALのボーカルも音源で確認するとそんなことは全くなく、
余裕すら感じられライブ初披露とは思えない。

さらにWall of Deathに巻き込まれないように必死でほとんどステージをまともに見ていなかった「Road of Resistance」。
5人が旗持って登場するシーンは、単純にカッコいい。
ああ、現場では間違いなく見ていない。
バックのディスプレイに大写しになっているのに、なんてもったいないことをした。
そんななかでもオープニングで歌っていた自分だが、映像で見るとかなりの大合唱になっている。
海外ライブではほぼ定番になっているが、国内ではオープニングでのメイトがみんなで歌うのは割と最近かな。
これからは定番になってほしい。
旗を持つSU-METALの表情の凛々しいこと。
現場ではお祭り感がすごかったが、映像からもその感じが十分伝わってくる。
現場では全くといっていいほど画面には映らなかった東の神バンドの面々の楽しそうなこと。
映像作品はあの日の感情を鮮やかにしてくれる。

DAY-2
映像作品としてはこちらがメインですよ。
なんてったって現場行っていないんですから。
もうオープニングに映像を見た時点で、行かなかったことを激しく後悔。
なんですかこのカッコいいオープニングは。もしかすると過去最高じゃないですか。
キツネ様の曼陀羅の作り込みが半端じゃない。
ロゴも通常のクラッシュロゴではなく、梵字風のロゴになっており、この時点で禍々しさ満点。
そして1曲目は「In The Name of」。
仮面を被って5人で登場。
広島のLegend-S以来、この曲にはちょっとトラウマがあったのだが、それを吹っ飛ばす演出。
映像見ているだけで曲の後半はちょっとトランス状態っぽくなったので、現場にいたら記憶が飛んだかもしれない。

2曲目は「Distortion」。
黒と赤の照明。ダークサイド感がすごい。
この曲に関しては、間奏部分での演出。
定番はSU-METALがBig Circleを客に要求するものだが、ついにSU-METALは一言も言葉を発することなく、
人差し指を下に向け、ゆっくりを円を描くその仕草とその表情、眼力だけでBig Circleを要求してしまった。
この時映像作品を見て初めて鳥肌が立った。
そして、「Screeeeeeam!」の咆哮。
ああ、現場にいたらこの時点で完全に記憶飛んでるな。
この曲がライブで披露されてからしばらく経つが過去最高のDistortion。

大好きな「Kagerou」は洋神のソロ付き。
洋神がソロ付きなら、DAY1も和神のソロも久しぶりに見たかったぞ。
神バンドソロからシームレスに曲に入っていくのはBABYMETALのライブの醍醐味だもの。
この重いビートは洋神の方がいいかな。
極めて歌謡曲的なメロディーとバックのヘビーさ。大人になったSU-METALの現在地。
ダークサイドの時はSU-METALのソロ曲として披露されていたが、3人体制の方がしっくりくる。

そこから待ってましたの「B×M×C」。
DAY2を見ていないため、ヨーロッパツアーのファンカムを見まくっていたのでそれほどの新鮮さはないかと思っていたが、
さすがプロショット、映像効果もあって段違いの仕上がり。
ライブでの披露が渇望されていた曲ということもあり、メイトの歓声が一段と大きい。
SU-METALのラップはばっちり決まってカッコいい。

光の三部作と呼ばれている「Starlight」、「Shine」、そして「Arkadia」だが、3曲続きのプロショットは初めて。
DA1でも巨大すぎるディスプレイを効果的に使っていたが、この日一番うまく使っていたのはこの三部作だと思う。
Legend-Mの「Shine」がSU-METALとMOAMETALふたりだけでの特別な演出だったのに対して、
3人構成は普遍的なというかアルバムのコンセプトにふさわしい宇宙的な印象がする。
浮遊感、ダンスではなく「舞う」という表現がぴったり。
この3曲を任されたアベンジャーは鞘師里保。他の2人もそれぞれの良さがあるのだが、
光の三部作は彼女しかないかもしれない。ダイナミックさと繊細さの両立。
そこからの「Arkadia」。「Starlight」からの流れて聴くとやはり格別だ。
BABYMETALを好きでい続けて本当に良かったと思わせてくれる。
そして、現場にいられなかったこと後悔せざるを得ない。

アンコールはDAY1に続き13人構成でしたね。
曲は、ああ予想が当たってしまった「IDZ」。
この曲が最後に披露されたのは広島。二人だけ、いや一人が欠けたIDZ。
あのイントロのMOAMETALひとりだけのダッシュが切なすぎて直視できなかったIDZ。
YUIMETALのスクリームをメイトが全力で合唱していたIDZ。
そして、一人分のセリフが聞こえてこなかったIDZ。
あれを生で体験しているので、ベビメタの代表曲のひとつであるにもかかわらずすっかりトラウマになってしまったIDZ。
そんなこともあり広島以来この曲はライブで披露されることはなかったが、満を持してこの幕張で披露された。
そうだね、この曲を演るなら3人じゃなく、5人でやるのがいいのかもね。
IDZの紙芝居が始まった時の会場の歓声がものすごい。その歓声がやまない。
もうこの曲は演らないでのはないか、そう思っていたメイトも多いのではないか。
この日解かれた「封印」はこれだった。
花道は左右に2本なので、左右に2人ずつのクラウチングスタート。
しかし、SU-METAL以外の4人は花道のどこから現れたのか?
スクリームはMOAMETALだけだが、合唱するメイトに悲壮感はない。みんな本当に楽しんでいるのが伝わってくる。
そしてセリフの部分。5人分しっかりありましたよ。広島のあの空白、静寂、虚無を埋めるのは、3人のアベンジャーズ。
5人の輝く笑顔で新生BABYMETALの集大成といえる2日間は幕を閉じた。
ただ、ひとことだけ言って置きたい。
IDZのラストで5人揃って恒例のジャンプ。
「Distortion」でもはや一言も発さずとも、不敵な笑みを浮かべるだけでサークルを作らせてしまうようになったSU-METAL様。
ここにきて、最後にですよ、両手を上に突き上げて、内股で膝下を曲げる女の子ジャンプするなんていい加減にしてくれと言いたい。
ギャップで萌えすぎて死んでしまうだろ。
このシーンが個人的ハイライトだったりする。

ライブアルバムもしっかりチェック。
まず、気づいたのはSU-METALのボーカル音像が今まで一番遠い位置に定位している。
間接音というか反射音がかなり多めで、ライブ感を強調したセッティング。
今までこれをやってしまうとバックの音に埋もれてしまってクレーム必死だと思うが、
今回これができたのは、バスドラとベースの低音を出す楽器の分離が過去最高にいい。
音圧とクリアさが両立しており、聴いていて非常に気持ちがいい。
エンジニアが変わったのか、映像と同様今回の音の仕上げはこれまでとかなり異なっている。
それなりの環境で聴けば今回の仕上げの方が好ましいと思うが、
再生環境の差がはっきりと出てしまうかもしれない。

今回神バンドがDAY1とDAY2で異なる。
神バンドの音の差というのもこのライブアルバムの聴きどころであるが、
しっかりとその違いを堪能できる。
完成度、調和度というところではさすが東の神。盤石である。
ギミチョコの間奏のギターの音が変わっていて、かなり低くチューニングされてる。
たぶんBABYMETALで一番聴いている曲の一つだが、ここまでの大幅サウンドチェンジは初めてではないか。
WOWOWで初めて聴いたときは、ヘッドフォンが壊れたかと思ったくらいだ。
定番の曲での試みがこの幕張で披露されるというところにこのライブの意義が感じられる。
べヴィーなグルーブを要求されるKARATE、、Kagerou、BxMxCみたいな曲は西の神に分がある。
西の神の神バンドとしてまとまりは、The Forumの時とは格段の差がある。
The Forumの時と比べてバンドの音、特にギターの音が東の神に似てきた気がする。
神バンドとしてのライブでのノウハウを東の神から西の神へ伝授する目的が
このライブにはあったと勝手に思っているが、ライブのノウハウだけでなく
ギターのセッティングデータ自体が西の神に渡っていたとしてもおかしくはない。
こうして東の神と西の神を比較してみると、改めて東の神のすごさを感じる。
特にドラム、Brand New DayなどSU-METALの歌に寄りそうドラムの真骨頂。
音響面も含めて、ライブアルバムとしても過去最高。

これまでは、おすすめのライブは聞かれて少々どれを勧めるか躊躇することがあったが、
これからは迷わず幕張。最新のBABYMETALが最高のBABYMETALだ。
ただ、もうすっかりお忘れの方もいるかもしれないが、
昨年秋の「METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN」の映像と音源がThe One限定で出ていたんですよね。
なぜかSSAと城ホールのミックスで。
もちろん入手しましたが、この盤の立場がすっかりなくなったような気もするが、東の神版のKagerouが聴けるからまあいいか。

今後これ以上のライブが期待できるのか心配になるほどの素晴らしい内容だが、
その杞憂を常にはねのけ、軽々と超えてくるのがBABYMETAL。
メイトが参加できるライブはまだまだ先になりそうだが、あのダークサイドの先が見えない暗闇に比べたらなんてことはない。
光に満ち溢れた未来がBABYMETALにはある。