夜の翼

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タイヤ応急修理キットの世話になる

2022-04-10 11:18:46 | 
ついていない時というのはついていない。
ほんの少し通過のタイミングが違えば問題なかったはずなのだが。

今まで数え切れないほど走った近所の道路。
橋の直前で少し上り坂になる。
ちょうどガードレールの影がかかっていて見えづらかったが、道路にあいた穴をアスファルトで埋めたような部分が道路の左側に見えた。
直前を走っていた軽自動車はなんともなかったのに、自分の車がその部分を通ったら、2回衝撃を感じたと同時に、パーンという破裂音が聞こえた。
速度は30km以下で低速だったが、初め何が起こったか分からなかったが、もしかして「パンクした?」と思った。
左前のタイヤが少し引きずるような感じで重くなっているし、左側に若干車が傾いている。
数百メートルほど走ったところに、広めのコンビニ駐車場があったのでそこに車を止めて確認すると、左前のタイヤが完全にペッチャンコ。まさにFlat Tireである。
空気が完全に抜けた状態で走ったので、サイドウォールが路面に接触して茶色く変色している。

さてどうするか。
このBMアクセラになってから、テンパータイヤは積載されておらず、パンク修理キットが積んであるが、これだけの破損で修理キットが効くのか。
とりあえず修理キットを使ってみることにした。
薬剤が入っているボトルと空気を入れるコンプレッサーをセットで使う。
マニュアルを見ながらコンプレッサーのスイッチを入れると、タイヤに空気が送り込まれ始めたが、一向に空気圧が上がってこない。
10分以上は連続して使うなということなので、コンプレッサーを止めるとタイヤから空気が抜ける音がする。
やはり無理だったか。
テンパータイヤならタイヤ交換をすれば自走できるのにな。
これまで車に積んでいても1度も使ったことがなかったテンポラリータイヤだが、この重いタイヤを積んでいない車に乗り換えたら、
初めての走行中パンクが修理キットの効かないタイヤバーストとは。
仕方がないのでJAFを呼ぶことにした。
JAFのアプリをスマホに入れていたので、アプリ経由で応援要請。
必要事項を入力し、地図に表示された場所が間違いないことを確認して送信。
すぐにチャットで返事が返ってきた。
日曜日の夕方だったので、応援を要請してから隊員が到着するまで30分ほどかかっただろうか。
その間もステイタスが更新されるのでそれほどイライラしなくてすむ。
レッカー車に乗ったJAF隊員が到着。
タイヤの状況を確認してもらうと、自分では気がつかなかったサイドウォールの亀裂を指摘され、ここまで裂けてしまうとパンク修理キットは効かないと言われた。
JAF隊員からは、レッカー車で自分の夏タイヤを取りに行き、このコンビニの駐車場でタイヤ交換することを提案された。
確かに車をレッカーしても、その先で車を動かす必要があるし、AWDなので後輪も台車に載せる必要があり、そうなると別途作業料金が発生するとのこと。
なんとFFなら前輪を持ち上げるだけでいいが、AWDはこういうところで不便。

仕方がないので、JAFのレッカー車の助手席に乗せてもらい、夏タイヤを取りに行くことになった。
JAF隊員曰く、今の車は精密でスタッドレスとサマータイヤの外径差は言うに及ばす、
新品タイヤと多少すり減ったタイヤ程度の外径差があるとデフを傷めてしまう可能性があるとのこと。
なので、夏タイヤを2本持ってきて、前2輪を夏タイヤに交換してもらおうと思ったら、レッカー車にタイヤを2本積むスペースがない。
これまた仕方がないので、狭い車内にタイヤを1本だけ持ち込み、後輪のスタッドレスタイヤをパンクした左前に付け替えて、
持ってきた夏タイヤを左後に付けてもらうことになった。
AWDなので後輪でも右がスタッドレスタイヤで左が夏タイヤでは後輪のデフを傷めてしまう可能性があるが、
このBMアクセラの場合、乾燥路面を走行する場合はほぼFF状態となり、後輪に駆動力がかからないはずなので、まあ短距離ならば大丈夫だろう。
タイヤを持ってきてからは、インパクトレンチと油圧ジャッキを使ってあっという間にタイヤ交換完了。
最後のホイールナット締めは、ちゃんとトルクレンチで締めてくれた。
作業時間自体は15分ほど。
無料作業の範囲で済んだ。

パンクしたタイヤをトランクに積み込み、帰宅した。
タイヤのホイールにはリムのところに1カ所大きな傷があったので、足回りにダメージがないか心配だったが、乗って分かるような異常は感じられなかった。
タイヤを取りに行った帰りに、パンクした場所を通ったが、すでにパイロンが置いてあった。
どうも穴があいているらしい。
自宅に帰ってから、ドライブレコーダーがついていることを思い出し、パンク時の状況を動画で確認することが出来た。
こんなところでドライブレコーダーが役に立つとは。
確認したらガードレールの影になって分かりづらいが、自分の車が通るまでは穴は開いていなかったようだ。
穴が開いたところを応急修理でアスファルト埋めしたところを自分の車が通過したら、また穴が開き、その穴にタイヤが落ちたしい。
2回衝撃がしたのは、前輪と後輪が落ちたからか。
おそらく最初に落ちた前輪のサイドウォールがアスファルトで切れてしまったようだが、後輪はなんとか傷にならなかったようだ。

幸いなことにそろそろタイヤ交換の時期だったのでこの方法がとれたが、
真冬なら在庫があるかないか分からないマイナーサイズのスタッドタイヤを買い換える羽目になっただろう。
場合によっては、アクセラがタイヤショップまで自走できず、レンタカーでも借りてタイヤを買いに行き、
新しいスタッドレスタイヤを自分で取り付けなければならなかったかもしれない。
JAF隊員が話していたタイヤの外径差のことがあるので、あともう1シーズン使おうと思っていたスタッドレスタイヤは諦めて、
次の冬前にはスタッドレスタイヤを4本とも買い換えなければならないだろう。
タイヤサイズが大きくなったせいで、なかなか高額なスタッドレスタイヤを2シーズンで交換することになるとはかなり痛い。

夏タイヤは更新する予定だったので、妻にはタイヤを替えるまではあまり車に乗らないように申しつけて、週末にいつものタイヤショップに行った。
夏タイヤであるOEタイヤダンロップのSP SPORTS MAXX TT+は4シーズン履いたので交換時期であり、リプレイス用のタイヤを購入するためだ。

1本だけ夏タイヤという状態を一刻でも早く抜け出したかったので、在庫ありのものに絞って選ぶことにしたが、ミシュランショップであるのでやはりミシュランタイヤが安い。
PILOT SPORT 5とPRIMACY4という前回と同じ選択肢になってしまったが、価格はほぼ同等。
どちらも在庫ありとのことだが、少々柔らかめであるが、ウエットグリップ重視でPRIMACY4にすることにした。

ショップからは、5月発売のニューモデルのPRIMACY4+を薦められたが、これは燃費重視のタイヤでウエットグリップが落ちるので選択肢には入らない。
そもそもすぐに夏タイヤが必要なのだ。
しかし、BMアクセラになってから初めてのリプレイスタイヤの購入となったが、
215/45R18とBKアクセラの205/55R16から2サイズほど大きくなっているとはいえ、その値段にはちょっとびっくり。
基本的に現金払いの店なのでかなり多めに現金を持って行ったが、持って行った額では足りなかった。
タイヤの取り付けが翌日となったのでよかったが、この次はタイヤサイズも考慮に入れて車選びをしないといけないな。
BMアクセラでもFF車の場合は、18インチだけではなく16インチも適合サイズになっているが、
AWD車の場合は18インチのみ(おそらくはタイヤの微妙な外径差が理由)なのだ。

しかも行ったのが4月になってからで、タイヤが7%も値上げになった後だった。
基本現金払いのこのショップでも2年前は使えなかったQRコード払いも現金払いと支払額が変わらずできるようになっていたので、
PayPayで払おうと思ったがワイモバイルまとめて支払いのチャージ上限に引っかかりチャージできずに結局現金払いをすることになった。
タイヤ価格改定とPayPayポイントを取り損ねたので二重に残念だったが、3月に夏タイヤに替えていたら、
新品タイヤに替えてすぐにタイヤがバーストし、BBSホールが傷物になったかもしれないことを考えると、まあ仕方がなかったのかなと思うことにしよう。

PRIMACY4はBKアクセラで履いていたが、タイヤサイスが違うせいか少しロードノイズが大きいような気がする。
乗り心地は相変わらずソフトだが、タイヤ幅と扁平率の違いだろうか、路面のギャップを拾いやすいような感じを受ける。
これならスポーツ系のPILOT SPORT5にしなくてよかったかもしれない。

こんなついてないことってであるのだな。
前を走っていた軽自動車は何の問題もなかったのに。
どうもタイヤがパンクした道路の地盤自体がおかしくなっているのかもしれないので、この道路は通らずにしばらくは迂回して通ることにしたい。

あ、使ってしまったタイヤ修理キットも補充しなくては。