ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

「さき」と「ミチコ」

2005-07-29 18:16:23 | ドラマ・ワイドショー
昨日の「菊次郎とさき」お風呂のお話でしたねーー
「一番風呂は一家の主の証」に目を輝かせる菊さん、おちゃめで可愛らしかった。
でもーーその裏には「オレは一家の主扱いされていない」というコンプレックスが多分に
あるんですよねーー
だから、さきさんを殴ったりぶっとばしたり・・派手に暴れるわけだーー
うちのシゲルは暴力は振るわなかったけど、人間的には菊さんみたいな人で
(菊次郎を大陸的にした感じ?)
「一番風呂」にこだわる気持、痛いほどよくわかります

菊さんが「一家の主扱いされていない自分」を感じるのはさきさんのこの言葉。
とうちゃんみたいになるよ
おばあちゃんも「お前、その言い方はよくないよ」と注意するけど、さきさんは
どこ吹く風
タケシが悪さするたびに「そんなことやってるととうちゃんみたいになるよ」
「とうちゃんみたいになりたいのかい」
そればっかりなわけですよ
タケシは別として多分上の子達は「なりたくないよなー」とか「ああいう人とは
結婚したくないわ」とか思ってる筈。
一番下のタケちゃんはまさに純粋培養の「菊次郎ジュニア」だったのかな

さて「さき」さんがとうちゃんみたいになるよが口癖だったのと同様に
うちのミチコにも口癖がありました。
それは私の家系にバカはいないあるいは、
東北は九州より30年は遅れてるあるいは内地の田舎者
(きゃーーっ。怒らないでね)
ねーーっ。過激でしょう
こういうセリフを小さい時から延々と言われ続けてごらんなさい
ほんっと、そこまでいうかーーーと怒りまくったものでございます
ございますが、あまり言い返せなかったのも事実で・・トホホ・・

まず「私の家系にバカはいない」っていうのはですね。
暗に大卒のいないFuBuKi家をバカにしているセリフです。
ミチコの家は元は九州は熊本の庄屋の出。西南戦争で負け組に入って財産を
失ったので台湾に移り住んだ家系。
ゆえに、「学問」だけが身を助けるとばかり、ミチコの父は小学校の校長先生。
ミチコの兄弟姉妹は全員教師。その子供達もそれぞれ戦後東大だの芸大だのって
そりゃあ・・すごい学歴の持ち主ばかり
毎年のように「姉さんの二番目の子の息子が私立の高校に受かったって。
すごく優秀なのよ」と聞かされ、
「それに比べてあんたは・・お父さんに似たわね」と言われるのが辛かったわーー

二番目の東北は九州より30年遅れてるっていうのは、あからさまな東北蔑視です。
これはですねー
台湾から引きあげてきた時に仙台で随分苛められたんですよーー
それまで台湾で文化的に高い生活をしていたのに、仙台に帰って来た途端、
井戸水だわ、使用人がいないわ・・もうショックの極み
で、いつも口っぽく「東北なんてねーー九州に比べたら30年は遅れてる」と言って
自分を慰めていたようです
実際、小学生の時、私は福岡・長崎・宮崎・熊本と回りましたけど、そんなに違いが
あるとは思えず・・・まあ、確かに南の方の人って前向きで明るいなとは思いましたけどね。

で、3番目の内地の田舎者
これはねーー、よくシゲルとの会話で出て来ていましたけど、
台湾での生活がかなり質が高かったみたいなんですよ
文化的な生活+日本人の教育者という事で尊敬される事も多かったですしね。
でもこっちに帰って来たら(特に仙台では)言葉は通じないわ、視野が狭いわ、
なーんか・・・感覚が合わないっていうんですか?
両親ともに、ギャップを感じていたらしくて・・・で、時々そういう事を言って
鬱憤をはらしていたというわけです
(今でいうところの帰国子女感覚かな)

でも私は基本的に「仙台生まれの仙台育ち」ですから、あまりに東北蔑視されると
ついつい「それなら台湾に帰ればいいじゃない!」と言い返していました。
ミチコの家系が学力優秀なのは認めるし、私がまるっきりお勉強できなかったのも
事実で・・・(おまけにミチコの親族はみんなよく似てる。丸顔でおでこが広くて
目がぎょろ目で鼻が高いの・・その正反対の私はまたコンプレックスを募らせました)
なーんていうか、私もシゲルもいっつもミチコやその親族には
妙なコンプレックスを持ち続けていました

シゲルは特にミチコが「私のお兄さんは学歴優秀で公務員で素敵な人」と
言いつづけたもんですから、心中はいかに・・・
シゲルは晩年「FuBuKi家の主は一体だれだーー」とウイスキー片手に
ぎゃあぎゃあ言っておりましたっけ

菊次郎さんのあの暴れっぷりが私にはとーっても切なく感じます
コメント (5)
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チャングム・初恋・ヤクソク・四月の雪・愛の挨拶

2005-07-29 08:25:56 | ドラマ・ワイドショー
うちの可愛いヨンジュナちゃん
ついにお熱を出してしまいました
熱が出たらぎゃあぎゃあ泣きっぱなしだったのもおさまって
どういうわけかご機嫌ベイビー
ねぇねぇのお勉強の邪魔をして怒られたり
熱があるのに「真似っこ」してひんしゅく買ったり
「病人は病人らしくしなさいっ」とねぇねぇの厳しい声が飛ぶ
わかっちゃいるけど・・そんなに厳しく言わなくてもねえ・・・
実の母、育ての母に遠慮して強く対抗できず

チャングムの誓い
やっぱり「チャングム」は宮中でのお話が楽しいよね。
牢獄だのチェジュのお話は退屈だったもんねーー
昨日は久々に見ててすかっ!としてしまいました
なんたって・・・ヨンセンご懐妊だもんねーー
ヨンセンも遂に「イ尚宮」から「イ淑媛」に格上げ
わざとらしくクミョンに意地悪をする姿が可愛い
今までが今までなんだから大目に見てよね。
ミン尚宮もヨンセン付の尚宮に。チャンイも厨房に。
一人が出世するとここまで待遇が変わる?という程の変化ぶり。

「初恋」
一方、「初恋」の方は今が一番面白くない部分です
ここからチャニョクが軍隊へ行って、半身不随になるまでの長いこと!!
早くチャヌやーーカジノで働いておくれーー
めちゃくちゃな論理のイ会長だのいじめられるトッペアボジを見てると
辛いのよーーー
「みそさざいが鷺になれるとでも?」
これがいわゆる韓国の伝統的儒教に即した「身分感」なんだろうね

「チャングム」でもヨンセン一人が出世しただけで、他の2人も優遇される。
「初恋」もチャヌのおかげで家族全員が潤う
つまり・・「コネ」の世界なんだろうなーと思うのね
大昔から出自をあまりにも大切に考える分、身内だけでこり固まってしまうわけ。
だから「裸一貫」で起業する人は後ろ暗い事をしないと出世できないのかなーー
(いわゆるヤクザあがりみたいなの)
さしたる身分も財産もない私は韓国では暮らせないわ

ヤクソク
どうしよう今日が最終回なのーーー
ソンジェやーー死なないでーー
でもなんだね。
ヤン・ジヌ君の心に訴える演技が光れば光るほど南野陽子の大根役者ぶりが
際立ってしまいます何とかしてよねーー南野ちゃん。

四月の雪
ヨン様最新映画「四月の雪」のポスターが発表されたんだって
見た瞬間・・・・「んんーーいいのか悪いのか・・・わかんなーい」
例えていうならねー
昭和30年代の映画のポスターみたいなのよーー色が
ヨン様のところが石原裕次郎でも小林旭でも格好がつきそうな?
勿論わざとそうしているんだろうけど・・
いつものホ・ジノ監督作品なら、きっとこういう色使いでも、ノスタルジックで
メルヘンのようにみえるんでしょうが、今回は「ベッドシーン」を予感させるような
構図の2人よーー
メロウですね。ほんと、メロウです。

愛の挨拶
今週から衛星劇場で「愛の挨拶」が始まりました。
これはヨン様ファンなら誰でも知ってる彼のデビュー作。
最初レンタル屋さんで借りて見た時には「かったるい学園ドラマ」と思ったのも事実。
1990年代の日本の学生はあんなに清純で勉強熱心な人はいなかったから
まるで「清く正しく美しい大学生日記」って感じで、教育テレビででも放送して
欲しいくらいの・・驚くべき作品でした。
あの!
ヨン様のエアロビシーンや、歌うシーン、さらにはプールで泳ぐシーンと
ファンには嬉しい場面がてんこ盛なんだけどねーー

ただ・・次第にドラマにはまっていくのは確かで。
個人的には、キャンパスの風景が非常に仙台に似ていたりするので
自分がそこにいるような錯覚を覚えてしまうんですよねーー
さらに、「冬ソナ」「初恋」「裸足の青春」「愛の群像」とみていた時に
生きるの死ぬの、貧乏がどうのってくらーい設定ばっかりのヨンジュナが
この作品では経済的な心配をまるっきりしないおぼっちゃまで、悩む内容も
「恋」とか「友情」だけ。
平和的で温和でちょっとリッチな彼の姿を見るのは新鮮でした
まだ見ていない方はぜひぜひレンタル屋さんへGO
コメント (5)
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