ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

なるほどザ・ワールド

2006-02-13 12:15:16 | つれづれ日記

ここ何日か、古いビデオを整理しています。

映像がざしざしになったものは捨てて、綺麗なものはDVDにダビングして

永久保存しようと思って・・・・

おかげでDVDデッキはフル回転を余儀なくされています。

「ふぶきさんはどうしてそうやってDVDやビデオをばんばんとっておくの」と

不思議がられますが、ある日ある時ふと「あの映像どうだったっけ」と

見たくなる時があるので、その「いざ」という時のためなんですねーー

ドラマや映画は再放送がありレンタルもありですが、ドキュメンタリー

やバラエティなどは残りにくいので、出来るだけ印象的なものは残したい・・

オタクなことを考えているわけです。

 

で・・出て来たビデオが「なるほど・ザ・ワールド」でしたーー

なんとこれ、司会者の愛川さんと楠田さんが

「いよいよ礼宮様と紀子さんの結婚式まであと3日」と言ってますので

1990年の6月放送分という事になるでしょうか。

ゲストの武田鉄矢さん・・髪が黒い。やっくんは結婚が決まったのねーー

今じゃすっかりテレビに出ない山田邦子さんもご出演。

バブル最後の輝きとばかり、「世界のロイヤルウエディング特集」で

それはそれは華やかな各国の王室の結婚にまつわるエピソードが

語られます。

 

チャールズ皇太子とダイアナ妃。

そしてアンドリュー王子とセーラ妃。

二組とも後年離婚してしまいますが、この当時は

「世界で一番幸せな人達」として語られていたんですねーー

 

そして「昭和天皇の喪中にも関わらず兄宮を差し置いて結婚」

踏み切った礼宮と紀子さんの結婚は、国民からはもっとも祝福を受けた

カップルで、「ミッチーブーム再来」と言われた程の「紀子様ブーム」を

巻き起こしました

あれから16年・・・・・

まさか、40になろうとするのに今一度「出産」に踏み切ろうとする自分を

想像だにしていなかったでしょうねーー

今回の「ご懐妊」にあたり報道の加熱ぶりを見ると、何となくこの2人は

皇室最後の希望の星

明るい話題を提供してくれる唯一のカップルという感じがします。

 

紀子妃は結婚前からおっとりやんわりしていて、「古き良き日本女性」

そのものに見えました。

ある時は、そのあまりにも「皇族そのもの」っぽさに物足りなさを覚え

「キャリア外交官出身で美女」の皇太子妃の方が「宮中改革」を

やってのけ、国民のアイドルになってくれるんじゃないかと期待したものです。

でも・・・

正直、皇太子妃の療養生活が長引き、同時に見る側も緊張を強いられるような

妃殿下の表情を見ていると、

お手振りして欲しいと思う国民の方が間違っているんじゃないか

車の中とか静養先のちらっと映像だけじゃなくて、老人ホームとか

被災地訪問のお姿を見たいと思う国民の方が間違っているんじゃないか

終戦記念日にテニスをやったり歌会始めを欠席して乗馬をしたり

天皇誕生日の中座をしたりするのは、いくら適応障害でも許されない事

なんじゃないか・・と理を説こうとする国民の価値観がおかしいんじゃないか

何となく女系じゃなくて男系の方がいいなあ・・と思う事自体が間違っている

のではないか」

皇室は税金で賄われているので、ある程度の公務や

宮中祭祀はやってほしいと望む人達

全てが冷たくて理解がないのではないか・・・」

 

と、わけのわからない罪悪感にかられてしまうんですよね。

国民が何もそんな負担を感じなくてもいいようなものですが、週刊誌や

マスコミの報道などを見ていると、やっぱりそう感じてしまうんですよ。

 

16年前にお祭り騒ぎっぽく皇室の方々の慶事を喜んでいた頃が

何だかとっても懐かしくなります。

 

ご懐妊報道直後の公務の時、周りから「紀子様ーー」と声をかけられて

そっちの方にはにかんだ微笑を投げかけた紀子妃を見たとき、

久々に「まっとうな皇室映像」を見たような気がしました。

そんな風に感じるほど、2006年の今は明るい話題もなく

将来に希望も見出せない混沌とした時代になってるんですね・・・・・

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする