ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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だれかこの子をしかって・大原さんちのダンナさん

2006-02-16 18:10:17 | つれづれ日記

 だれかこの子を叱って  (曽根富美子著・秋田書店)

 

お友達が持って来てくれた新聞の切り抜きのレビューを見て

「読みたい」と思い、買ってしまいました。

これはマンガですだからとっても読みやすいです。

 

1 こんなおかあさんになりたくなかったのに!

 非常に元気すぎる男の子のお母さんが「しつけ」に悩むお話。

ついついつねったりしてしまってそのタ度に自分の「理想の母親」と

食い違うことに悩みます。

2 娘に嫌われるのが恐い!

 下の子が生まれて上の娘は全く手のかからないいい子なのに

実は嘘つきで他人を悪く評価する子だった・・・というお話。

親の方もついつい「いい子」という事に頼ってしまう・・

3 子供同士のケンカに親はどう関わる?

 子供同士のケンカに対する親の対応に苦慮するママのお話。

本当は母親の「心の問題」でした。

4 息子への暴言が止まらない!

 問題行動ばかり起こす息子の後ろに嫁・姑関係が・・

息子をめちゃくちゃののしる事でストレス解消してしまうママのお話。

5 我が家の食卓がアブナイ?

 太りすぎてだるくて学校にいけない娘。でも母親も同じで・・・

後ろに家族関係のひずみが・・・

6 子供を危機から守る為には?

 不審者に襲われて傷ついた子供の気持を受け入れられない

お父さんのお話。

 

これは全部「桜井クリニック」に相談に来たママ達のお話です。

今、第1子を育てているお母さんや、お孫さんがいるおばあちゃんなどにも

ぜひぜひ読んで頂きたい一冊です。

「何でこんな事で悩むのかしら」と思う人も多いと思いますが、

単なる「悩み」から「自己否定」に繋がり、精神に異常をきたしてしまう

母親の辛い心の過程がよくわかるからです。

勿論、クリニックでカウンセリングを受けてもこの本のようにすぐに

解決・・・というわけにはいかないでしょうが。

当たり前ですけど・・・悩むのはたいてい「男の子」のお母さんなんですよね・・

同性だとすぐに理解しあえるように感じるけど、異性だと、生まれた時

から違和感が付きまとう気持、わからなくはないです。

 

 大原さんちのダンナさん (大原由軌子著・文藝春秋)

 

グラフィックデザイナーとして働いている由軌子さんが出会ったのは

「料理や掃除が大の得意で」「神経症病み」の大原さん

当然、生活の糧は彼女が稼ぎ、ダンナさんは主夫業に専念する・・・・

マンガで読む限りは、その病気の深刻さもかなり緩和されてるし

潔癖症で脅迫神経症でパニック障害だからなんなのよって感じ

なんですが・・・・

多分、実生活は大変なんだろうなあ・・・と思います。

本人も回りの人もね。

でも、そういう「心の病気」でもそれを個性にして、既成概念に囚われずに

得意分野を伸ばせば、非常に羨ましい夫婦関係にもなるんですねーー

尊重されるってことが薬にもなるわけだし。

時々吹き出しつつ読める本なのでぜひぜひどうぞ。

 

コメント (2)
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