ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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小児救命・風のガーデン

2008-10-17 09:42:45 | ドラマ・ワイドショー

 いい加減、中国からの食料品輸入をストップして頂きたい

それでファミレスに行けなくなってもいいっ

野菜が食べられなくなってもいいっ

冷凍食品は国産でお願い アウトソーシングするからこんな目にあうのっ

どうせ中国は絶対に農薬の混入なんか認めないんだし

自国で生産した毒入り食品は自国のみでさばきなさい 外国人まで

巻き込むなっ

 

 小児救命 

 

 青山宇宙は小児科医。大学病院を辞めて「24時間小児科クリニック」を

   開院することに。

 開院前なのに患者が運び込まれて、思わず「今から開院します」と

   宣言。続々と患者がやってくる。

 虐待疑いのある患者、腸重積の患者等など。

 大学病院に入院していた再生不良性貧血の少年が、病院から姿を

   消す。

 

 また医療ものかーー「チーム・バチスタ」「風のガーデン」それぞれ

  目指す所は違うけど・・・医療ドラマって旬なんでしょうか?

 

 まず思ったのは「理想と現実は違うのに理想だけで突っ走ってる

  KYな主人公・宇宙」です

  この宇宙さん、小さい頃にお母さんに虐待された記憶があるらしく、ゆえに

  小児科に命かけてるっていうか「救いの場所」を作りたいと必死なのね。

  それはよくわかりますが、24時間の小児科クリニックが儲かるなら

  誰でもやってます

  小児科というのは手間がかかるわりには点数が低くてお金にならないから

  どんどんなくなっているでしょう

  で、数少ない小児科医が大変、過酷な労働を強いられていると・・・・

  宇宙のように「24時間コンビニ小児科」を目指すなんて、いくら資産家でも

  持たないと思います

 

 ましてあんなに小児科医が集まるのなら苦労しないわけで・・・・

  そこに患者がいるから開院予定日でも診察しちゃうし、入院もさせちゃう。

  それは気持ちはわかるけど、実際には不可能

  だって・・・宇宙は気軽に診察して入院させてるけど、シフトはどうするの?

  ナースの勤務体制は?病棟にはベッドだけじゃなくて食事と調乳場所

  (お湯・消毒用ポット・哺乳瓶・調乳したミルクの保管場所)が必要

  なんですよ

  (あの赤ちゃん、母乳だけ?まだミルク飲んでる赤ちゃんならオムツの

  重さを測ったり、毎朝体重測定しなくちゃいけなかったり・・・小児科って

  朝の5時からやる事が満載なのに)

 

 子供にやけどさせたり、ボタン電池を飲み込ませたりした母親に

  「お母さん、しっかりしてください」なんて宇宙に言われるのですが。

  20代の若い独身女医にそんなこと言われたら

  私だったらむしろ「あんたに何がわかるの」と怒りだしそう

  こういう虐待問題は福祉事務所や児童相談所が関わるわけで、医者一人が

  奔走してもしょうがないのねーー

  そこらへんの描き方に深みがないっていうか

 

 どうしても小西さんの宇宙は苦労知らずのお嬢さん医者にしか見えないし

  日々、眠る暇もなく子供の面倒をみている母親からしたら憎悪の対象に

  しかならないんじゃないかと

 

 それに・・・赤ちゃんを連れてくる親がオムツやミルクを入れたバッグを

  持ってないのはおかしいし、入院ならなおのこと、のんびり書類書いてる

  場合じゃないのよねーー

 

 しょっぱなからシフトがめちゃくちゃになった青山クリニック。

  宇宙さんもほとんど寝ずに診察して、さらに行方不明になった子供を

  探しに自転車でGO いくら若くても無理だよーーどうするの?

 

 風のガーデン 

 

 貞美は学会で札幌に行ったついでに友人に診察を頼み、すい臓がんで

  手の施しようがない事を知る。

 岳は愛犬ホタルの死を悲しむ。

 

 麻酔医・・・つまり「痛みを消す」医者が痛みの激しいがんになってしまった

  場合、一体何をどう思うのでしょうね。

  今のところ、貞美はゆったりと狼狽しているように見えるのですが

  若い恋人とも一緒に泊まらず、病気である事を隠し続けて、こっそり

  薬で痛みを調節する・・・何だか本当に辛いだろうなあと思います。

 

 どうやら貞美が父親に勘当された理由って、奥さんが危ない時に

  浮気していたから? つまり相当な女ったらしという事で

  娘と自閉症の息子を抱えていたのに・・・それはないよねーー

  今も伊藤蘭ちゃん演じるナースともいわくありげだし

  もし何事もなければ適当に恋愛しながら「麻酔科の名医」という地位を

  欲しいままにして娘や息子をほったらかしにし、東京で忙しく生活を

  していたということになるわけで・・・・

  人間、何か命にかかわる事が起きないと自分の人生を振り返る事もしないし

  大事なものを見失ってしまう、危うい存在なんですね。

 

 緒形拳さん、初回よりも頬がこけて髪も真っ白で・・見てて辛いです。

  岳がホタルの死を悲しんで一晩中泣いている所に

  「そんなに悲しんではいけません。悲しいって事はね、

  辛いって気持でも

  ありますが元々いとおしいって意味なんです。

  いとおしい、愛する、大好きなこと・・みんな同じ言葉の意味です。

  いとしいから悲しい、もう会えないから辛い。だから泣くのは全然

  構いません。おばあちゃんやお母さんが死んじゃった時、

  おじいちゃんもルイさんも一杯泣きました。覚えてるでしょう?

  あの頃君はまだちっちゃかったから、不思議そうな顔をして

  きょとんと見てた。

  でも、今はもう君はおとなになった。大人になったから涙が

  出るんです。

  でもね、生きてる物は必ず死にます。おじいちゃんもいずれ死ぬ。

  君だってルイさんだっていつか死ぬ。死ぬって事はね。 

  生きてる者が必ず通る道です。君は犬の死に泣いてる。

  だけど花が命を終え、枯れて死ぬ時は一々涙流さないでしょう?

  流しますか?動物と植物、違いはあっても同じ命です。

  でも花は死ぬ時、血を流さないから人間はそれほど同情しない。

  でもおんなじ命なんですよ。

  ホタルがわざわざここにきて死んだのは、

  おばあちゃんやお母さんに飛びついて一刻も早く

  遊んで欲しかったからです。今はきっと

  二人にあえて嬉しくてきゃっきゃっと遊んでます。

  君とかルイさんとかおじいちゃんの事は多分もうすっかり

  忘れてるでしょう。

 死ぬっていう事はそういうことなんですよ。恐ろしい事では

  決してありません」

  このセリフを緒形さんは淡々と言うのです。説得力があって悲しみが

  ちょっと癒えて・・だから今、緒形さんも幸せなんだ。残された人がいつまでも

  悲しみを引きずってはいけないんだと思えたんですが。

  多分、自らに来る「死」を予感しつつ、自分にそう言い聞かせていたのかな

  とも思い・・・・胸が熱くなりました。

  死を見送る人も辛いけど、逝ってしまう人もやっぱり本当は辛いはず。

  でも、残していく人を精一杯励ましているという所に涙を禁じえません。

 

 この倉本さんが書いたセリフはちょっと宮沢賢治に通じるものが

  ありそうですね。年季を積まないとこんなセリフは書けないと思います。

 

来週もしっかり見ようと思います。

 

コメント
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