ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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逆転裁判2

2009-09-07 09:44:15 | 宝塚コラム

 昨日は頑張って赤坂ACTシアターに行って参りました

最近、宙組って「捨て組」の一つになってしまって・・・あまり期待してないのですが。

なんていうか・・・キャスターライトのような組なのよ。

その昔、姿月&花總時代は見終わった後に何だかしらないけど

寒々とするので「氷の組」って呼んでいたのですが

 

昨日は5列目のど真ん中だったのですが、3列目に早霧せいなと

沙央くらまが・・・そして2列目に寿つかさとその妹さん?が。

で、フィナーレまで全然気づかなかったけどスッシーさんの隣には

大空祐飛がいたのでした みんなマスクして顔を隠していたので

チギこまスッシー姉妹以外はわからなかったのよね

それから4列目に「やじうまワイド」に出てる吉永みち子さんが

鈴木圭とお知り合いなのかしら?

 

 逆転裁判2 

 

 人気はあっても駄作は駄作

 

昨日はフィナーレで「ブラボー」の声が上がったのですが。

さぞや鈴木圭君も満足であると思います。

がっ やっぱり駄作は駄作です。それも前回以上に・・・・・

ゲーム好きやらコメディが好きなお若い蘭とむファンには楽しかったと

思えるものかもしれませんが、それはあくまでも作品じゃなく

「蘭寿とむ」に対する称賛の声であって作品に対してじゃない事をお忘れなく。

 

 演出が変

まず、オープニングからテーマ曲に至るまでの流れが悪いのね。

事務所のセットもあんな1幕芝居で使うようなものじゃなく、舞台の上手か

下手に斜めにおけば場面転換もしやすいのに・・・と思いました。

また、裁判の前後のストーリー運びがいい加減で、特に1幕最後。

ローランドが犯人とわかってからの全員が出て歌う歌は単なる付け足しの

ように見えます

2幕目も同様で、要するに裁判シーン以外は全部付け足して時間稼ぎ

しているような印象を受けました。

長いセリフには全く共感出来ず・・・・セリフの書き方もおかしいのでしょう

キャストが出て引っ込むタイミングやセリフの間合いも悪くて

落ち着かない感じがしました。いうなれば高校生レベルの芝居を見ている

ような あまりの素人っぽさに唖然。

児玉先生だってここまでむごくない

もう一度脚本の書き方から演出の仕方までちゃんと学ぶべきでは?

 

 前回見ていない人には

そういう設定はないっ 全員見ている筈だっ と思って作っているのが

ありありで。

特にフェニックスがいちいちレオナの思い出に固執するあたり、しつこい

感じがしました。なんでルーチェと新しい恋をしないかなあ

今回はカルマとかいう鞭持った検事が1幕で。それが負傷したために

エッジワースが出てきて・・というありえない展開なんですけど

そんなこと言うと、被告の弁護をしているニックが最終的に追いつめて

しまう・・・というのもありえない話で ゲームもそうなの?

面白ければ何でもいいじゃん という安易さが許せなかったりして。

ニックがすごい弁護士というより、単なるバカに見えて・・・・

前回を見ていない人にとってはエッジワースが何をごちゃごちゃ言ってるのか

全然わからないだろうし・・・・

ドラマじゃないんだから、御客には親切にしてよね

 

 ルーチェって変な女

今回、弁護を頼みに来たルーチェって子が性格が変で。

というのもお母さんの弁護を頼んでいたら、何と恋人が犯人だとわかっちゃった。

でもそれって弁護人のせいじゃないのに、

「私、弁護士にはなりたくないです!」とか言ってニックに逆ギレ。

ローランドは悲しい過去を持ちつつ犯罪を犯してしまった可哀想な人、

それも恋人の為に・・・という前提があるにも関わらず、二幕目最後に

何とルーチェはニックに「私はレオナさんになれませんか」と告白を

これじゃローランドが浮かばれないって・・・・・・

ヒロインの性格が破綻しているなんて。気の毒な純矢ちとせ。

 

 エッジワースは必要だったのか?

いやーー出さないわけにはいかないキャラだったんでしょうけど。

だったらそういう設定で物語を作りなさいよ

1幕目はほとんど出てこず、カルマともどういう関係かイマイチよく

わからず・・・(師匠の娘以上の関係があったのかどうか。カルマが

最後に「いつもいなくなる」とぐずるのはそこに愛があるからじゃなかったの?)

2幕目で唐突に出てくるっていうのが

しかも、キザりやリアクションがゲームと同じらしくて、出てくるたびに

笑われてしまうキャラ これまた破たんしているかも。

 

 出演者について

 

蘭寿とむ・・・・

似合っているキャラだからいいんじゃないの?可もなく不可もなく。

延々と続くスキャットには参ったけど

客席から登場の時は間近に見る事が出来ましたけど、綺麗だなあと

思いました。でもまだカリスマ性はないかも。

(花組にいればもっと生き生きできるのにね・・・・・)

 

純矢ちとせ・・・・

綺麗で歌が上手で堂々としてて。大人の女性を色っぽく演じられる

娘役です。こういう人がトップ娘役になるべきでは?

性格がおかしいヒロインをよく我慢して演じましたよねーー

デュエットダンスの時のソロもよかったけど、リフトくらいつけてあげても

よかったのでは?

 

悠未ひろ・・・・

最近は悪役・老け役専科のようになり、万年4番手も変わらず。

今回も2番手なのにこの出番の少なさ?と思っていたのですが

歌が上手になってますし、演技も上々、安心して見ていられます

背が高いって本当に得なんだなあ・・・ウドの大木みたいだった下級生の

頃が嘘のように大人の男役に変身 

ラスト・・・照れながら「ありがと」っていうのが何とも可愛らしかったです。

 

春風弥里・・・

本来かっこよくて綺麗で宙組でも期待の若手の筈なんですが。

どうもこのディック刑事は合わないように見えます。

乱暴な言葉遣いやコメディが不発っていうか、しらけるっていうか・・・

本当は真面目な役が一番いいんでしょうね。

ショーなどでみる限りは「イチオシ」の人なんですけど。

 

七海ひろき・・・

大和悠河似の男役さん。でも大和のようなインパクトはない。

でも芝居心があるというか、セリフを聞いていて唯一説得力があり

一生懸命さが伝わってくる人です

顔が平凡に見えますけど、それは今後いくらでも変えられると思うし。

個人的に期待大。これから大劇場でも探してみよっと

 

すみれ乃麗・・・・

多分このマヤちゃんというキャラが代表作になりそうな雰囲気で。

蘭とむとの相性もいいようですし。

 

藤咲えり・・・・

非常にメリハリのついた演技をする人で。もうちょっと色気が出てくれば

いい娘役になるのでは?

 

 今回、やたら最後と強調していたので続きはないんでしょうね。

最近は舞台と映像のコラボが流行っているようですが、こんなに

映像に頼りきりになる舞台というのは・・・・正直、いかがなものかと。

じゃあ、最初から映画にでもすれば?って気もしましたが。

 

コメント
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