ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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アイーダ2

2009-09-08 10:12:54 | ヅカOG その他舞台

 出演者について

 

安蘭けい・・・アイーダ。当たり前ですが宝塚にいた時よりは随分可愛らしく

        なってました。ヅカ版ではちょっとひねくれ王女でしたけど、

        今回は一途さが出ててよかったのでは?

        でも、一度演じた事がある役だし入りやすいよね。まだまだ

        骨格の太さやら立ち姿が妙に男役っぽいのはしょうがないか。

 

伊礼彼方・・・最初の出こそおおっと思ったけど、その後は不満だらけ。

        特に二幕目のラブシーンでは湖月わたるに脳内変換しないと

        見るに堪えず・・・・

        顔は奇麗ですよ。ガタイもいいですよ。歌も上手?

        でも・・・肝心の演技力ゼロを何とかしてっ

         表情がワンパターン。眼に優しさのかけらもない

        これで主役クラスでいけるとは・・・あんまりだわ

          恋をしなさい。恋をっ 恋愛を遊びと割り切ってる感じが

        して単純に許せなかったのね。

        二幕目、アモナスロが出てきてアムネリスを庇う所や

        ファラオを殺されて剣を突き付けられたアムネリスを守る

         所などは下手も下手・・・全然包容力なし。

        星の数程ミュージカルがあるけど、人生の中でこれほど見せ場

        に恵まれた役を得たという貴重な体験という意識がないっ

        やりたがる人は沢山いるわよーー

 

ANZA・・・・本当に立派なアムネリス様でした。檀れいのとがったような

       美ではなく、育ちのいい、そして愛敬がある、臣下に愛される

       アムネリス様です。歌も上手ですし歌詞も聞きやすかった。

       今後が期待できますねえ。

 

宮川浩・・・・ウバルド。この役はどうしても汐美真帆を思い出すんですが。

        個人的には共感できる役柄でした。ウバルドの歌は本来の

         男性が歌った方がいいんですね。

 

光枝明彦・・・ファラオ。箙かおるのような威厳はあまり感じられませんでした

        が、優しくて思いやりのあるおじいちゃまって感じ。

        この方と神官の林アキラさんが歌ってるとなぜか、四季の

        ミュージカルを見ているような錯覚が・・・・

 

沢木順・・・アモナスロ。多分私、この方を見るのは初めてで。

       でもぴったりでしたよね。

 

 今回、公演中にキスシーンを増やして・・そして減らしたそうです。

キムシンが外部の作品でキスシーンをやるのが初めてだったらしく

最初は増やして・・・と思ったけど実際やってみたら「生キス」に

耐えられず「1回限り」にしたのだそうです

私も1回でいいと思いました。見た目は安蘭・伊礼・ANZAの3人は

「日本語を話す外国人」という雰囲気で、キスシーンも似合うっちゃ

似合うんでしょうけど。

やっぱり日本語のセリフに「生キス」は似合わないというか、伊礼君も

所詮は日本人でキスシーンがあまり上手じゃないっていうか・・・・

ここは素直に「様式美」で見せた方が正解です。

(しつこいけど何で日本人はこんなにキスシーンが似合わず、しかも

下手なのか・・・・・)

 

「アイーダ」・・・ぜひ帝劇でやってほしいなあ。もっと登場人物を増やして。

あ、ラダメスは伊礼君じゃなくて岡幸二郎吉野圭吾君でお願い

国際フォーラムは立派だけど、作品のわりには舞台が小さいような

印象がありました

とにかくミュージカルの心臓部分である楽曲が素晴らしいわけだから

同じ12000円出すならぜひぜひ帝劇で

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アイーダ

2009-09-08 07:43:24 | ヅカOG その他舞台

 昨日、初めて国際フォーラムのホールCに行きました

いかにも現代的な見やすい座席で、しかも間が広い。

二階席と3階席は奥に引っ込んでいるように見えるのですが、見づらくは

ないのかなあ

昨日は「ミュージカル アイーダ」を見てきました。

8列目・・・なんだけどオケボックスが出来ていて、実質は5列目でした。

とにかく星組さんが多数ご観劇。

「あれ?水君?」と思ったら真風涼帆、いやーー細いっ。

しかも水君そっくり・・・・・・ 遠目なら見間違うかも

それから紅ゆずる、蒼乃夕妃・・OGで星風エレナ・・・等、一か所に

集まっていたんですが、後ろの方にも多数いたみたいで

二日続けて眼福・眼福

 

 ロビーにはお花が沢山ありました。安蘭けい様には

わたる君やタータン、遠野あすかに神田正輝氏まで・・・春野寿美礼からも

来てました。

現役では、瀬奈じゅん、真飛聖、柚希礼音・・そしてなぜか彩吹真央。

(水夏希からのお花はなし)二番手で出しているのは彼女だけ

まあ、大昔から一緒の組でしたもんねっ

 

 音楽最高

このミュージカルの何がいいって、甲斐正人の音楽のみ

決して木村信司の脚本じゃない事だけは確か

日本のオリジナルミュージカルで(といっても話はオペラなわけですが)

音楽がここまで素晴らしいものは過去いくつありました?

私には記憶がないわ

というくらい、音楽が素晴らしかったです。

今回はアレンジを変えたり曲を増やしたり減らしたりと色々手の込んだ

作業をしているようですが、耳が慣れなくて。

やっぱり初演の素直な楽曲が一番好きですね

(出演者に合わせてキーが複雑になっていったんだろうと思いますが)

 ジプトは領地を広げている

この曲、好きですけど・・・伊礼君にも合ってはいたけど、やっぱりここは

下手でもなんでも湖月の方が風格があったような気がしました。

 ナイルの流れのように

宝塚版より複雑になって、アイーダを中心に歌われますけど、コーラス的には

単純な宝塚版の方が・・・・

 私にみえたもの

これは宝塚版で言うところの「アイーダの信念」で、歌詞が増えてます。

 エジプトは強い

宝塚版では非難ゴウゴウだった「すごつよソング」がさらに民族音楽風に

パワーアップして戻って来たという感じ。

 凱旋

宝塚版では期待された割には出来が悪かった凱旋の踊りが、今度は

本物の男性が飛ぶわ跳ねるわで踊ってくれるので非常に素晴らしかったです。

曲もやっぱり民族音楽調に変わってました。

 王家に捧げる歌

この世に平和を・・・」何度聞いてもいい曲だなあ・・・と思っていたのですが

宝塚版ではここでラダメスが歌って終わるのに対し、こっちではアイーダが

声を重ね・・・そして「私は愛する」という新曲を二人で歌うというパターン

です。まあ、主役のアイーダを最後に歌わせないわけにいかないので

そうしたんでしょうけど、イマイチ盛り上がりに欠けたような?

やっぱりここはラダメスのソロ、

そんな世界を私は求めてゆく」で終わって欲しかった。

 平和が一番

二幕目冒頭、宝塚版ではエジプトの庶民が歌って踊る楽しい音楽が

ここではがらりと変わって退廃的ムードあふれる歌に。

陽色萌ちゃんがいきなり衣装を脱ぎ棄て、金色の下着姿になった時は

ぎょっ 見に来てた星風さんがびっくりして大受けしてました。

(だって・・・ブラとパンティのみ。これでラダメスに飛び乗るんだもん)

 狂気のアモナスロ

私の鳩ちゃん」と歌う曲で、一樹千尋さんの情緒的な歌い方に比べて

沢木順の歌い方は本当の狂気をちらつかせてさらりと歌っていました。

 人々は何でも忘れる

懐かしい・・・・立樹遥と柚希礼音がラダメスを酒に誘う時のうたですが。

メロディが全然違ってた・・・・・ より男っぽくなってました。

 ラダメスの出・・・

「愛している」と呼びかける歌ですよね。悪いけどこれは宝塚版の方が

感動的だったなあ・・・・ あまりメロディラインを複雑にしなくても

いいんじゃないかしら?

 三度の銅鑼

銀橋がないので遠近感がなく、妙に人が寄せ集まって見えましたが

コーラスは素晴らしかったです。

 私は愛する

これ、やたら可愛い詩で・・・本当にキムシンが書いたのか?とても

曲はいいなと思いました。

 

 セットはピラミッド

芝居には予算がつきもの。いかに低予算で採算がとれるようにするかが

問題。宝塚みたいにとっかえひっかえするわけにはいかないのね。

まして今回はセリも銀橋もないので・・・・

で、巨大な階段ピラミッドをどーんと据えて、それが割れたりして場面転換。

ラダメスが地下牢に入る時は、ピラミッドの一番上に登ってつりさげられる。

階段ばっかり、そこを飛び乗ったりおりたり・・体力がないと出来ないわ。

ファラオの光枝さんは衣装が重いのか、苦労してました。

このセットは「焼き肉ドラゴン」のセットを作った人らしいですね。

 

 衣装は有村淳

アイーダの衣装は一幕、二幕同じでエチオピアに帰った時には白いレース

と茶色のスカート、そして地下牢では真っ白の衣装。

ラダメスは湖月のようなごてごては一切なく、後半は上半身裸。

アムネリスは檀れいほどじゃないけど、一番お着替えが多かったですね。

衣装は総じて本来のエジプトの壁画に近い感じがしました。

 

 脚本手直し

以前からキムシンの脚本で問題になっていた重複セリフは随分改善され

一言二言付け足しただけでもかなりわかりやすく、納得できるものに変わって

いました。最初からそうすればよかったのに・・・・

宝塚版では気になったセリフも本物の男性が言うことで妙に納得出来たり。

やっぱり宝塚には宝塚にふさわしいセリフというものがあるんだなと実感。

 アモナスロ 「お前は奴隷になったのか」

これ、一幕最後で父の命乞いをするアイーダを突き飛ばしていうセリフ。

宝塚では「お前は奴隷になったのだ」ってなってて「?」でしたので、ああ、

こういうことだったのかと。

 ラダメス 「あなたはファラオになった」

ここもヅカ版では、ラダメスを助けようとするアムネリスに

あなたはファラオになる事を選んだ・・・」と意味不明セリフでした。

今回、ああーすっきりした。

でも「是が非でも」っていうのはいらなかったのでは?

要するにキムシンは脚本を書いたあとに読みなおしていないのでは?

という疑惑が尽きないのでございます。

やたら「控える」が多かったり、「分かち合いたい」だの、「すごつよ」だの

安易な語彙が多くてね。

それに、改めて思いましたが、1幕目ではラダメス・アイーダ・アムネリスは

とても惹かれあっているとか、惹かれている・・というような雰囲気では

ないのね。(オペラもそうなの?)

お互い考え方が全く違う3人が相手に苛立ったり、反抗したり・・・そういう

場面ばかりで、いきなり二幕目に入ってアイーダとラダメスの愛が

語られてもなあ・・・実感が・・・・

宝塚版でそういう違和感をあまり感じなかったのは、やっぱり湖月わたると

安蘭けい・檀れいのコンビネーションがしっかりしていたからでしょうね。

 

 

 

 

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