ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

戦場のメロディ

2009-09-14 08:52:30 | ドラマ・ワイドショー

昨日、録画していたハイビジョンの「時空タイムス」というのを見ました。

ドイツのドキュメンタリーの「ワルキューレ作戦」に則って、あれこれコメント

するお話でした

ドイツの貴族に生まれたシュタウフェンベルクがヒトラー暗殺を企てて

失敗し銃殺にされるまでのいきさつについてでした。

で・・ナチ党が政権を掌握し自然に全権を持つに至った過程が随分と

今回の民主党に似ているんですよね

あれ?と思っている間に独裁政権になってる・・・・

ドイツの場合、純粋にドイツ人(アーリア人)の利益のみの追求を

スローガンにしていたけど、民主党の場合はむしろその逆で、外国人の利益を

守る事をスローガンにして政権を掌握。

そして官僚の意見を封じるために、政府が決めた事に議論はさせないという

方向性・・・・独裁政権への歩みですね

そう考えると、日本はたった4年で外国になってしまうって事かしら?

 私、ヒトラー暗殺を企てたシュタフフェンベルクの行動は称賛されるべき

と思いますが、コメンテーターの方が、

彼は庶民じゃなく軍人であり、国家の為というより軍を守るために

暗殺を企てた。他の国の人から見れば彼も立派な侵略国の軍人である

事を忘れてはならない。そして軍人である限り、その地位を利用して政治家

を排除してはいけないと思う。本当にやりたいなら軍をやめるべきだった」

と言っているのが印象的でしたが・・・・・

でも私、正直言って、彼が貴族で軍人だったからこそヒトラー暗殺を

計画出来たと思います。軍を辞めたらそれこそ武器も手に入らないし

何よりヒトラーに近づけないでしょう

軍人であったからこそヒトラーのやり方がおかしいと気づく事が出来たわけで。

私はそれを責める事は出来ないとおもうなあ・・・・・

 

 戦場のメロディ 

 

 終戦後、フィリピンに残された兵士や戦犯として戻された兵士達が

  「指差し裁判」で絞首刑になっていった。その事実を日本人はしらなかった。

 渡辺はま子は戦時中は慰問して歌を歌っていたが、敗戦によって

   自分の加害者の一人ではないかと悩み、その償いの為にモンテンルパの

  刑務所にいる日本人救出に奔走する。

 刑務所にいた人によって書かれた「モンテルパの夜は更けて」は

  大ヒットし、それがきっかけで帰国運動が盛んになる。

 

 私達の世代でも「渡辺はま子」を知っている人って珍しいのでは?

  私は母がファンだったので知っています。

  小学校の時、毎年欠かさず見ていた「思い出のメロディ」にご出演

  されていた渡辺はま子さんは、本当に素敵なおばあちゃんという感じで、

  出るたびに母が「ああ、歳とったねえ」って言うのを覚えています。

 

 その「思い出のメロディ」で「蘇州夜曲」「支那の夜」「サンフランシスコの

  チャイナタウン」を覚えたんですけど。

  でも「モンテンルパの夜は更けて」は聞いた事がなく、彼女が亡くなった

  時にそういう活動をしていた事を知りました。

 思えば左翼思想がまん延していた時代、この歌は封印されてきたという

  事なんでしょうね。

 

 うちの娘などから見ると、何で兵隊達がモンテンルパ刑務所に入れられ

  たのかさっぱり理解できない。

  「戦犯」って何?戦争で人を殺したら犯罪者なの?違うの?どういう基準

  で戦犯になるの?

  で、時々でてくる現在の生き残りの方の肩書きに「元死刑囚」とあれば

  「え?どんな悪いことしたの?」と言い出し、「悪いことしてないけど

  そういう判決が下りたの」と言えばまた「何で何で?」という事になります。

 

 でも娘の感想は実は当たり前のことだと思うんです。

  だって、「戦犯」の定義こそ曖昧で意味不明だからですよ

  民主党の言う「A級戦犯が祭られている靖国神社は許せない」だって

  何を持ってそれが「A級戦犯」なのか・・・

  当時は世界中が戦争をしてて、勝った国があれば負けた国があり、

  負けた方だけが「戦犯」として裁かれるなんてやっぱりおかしいと

  思うんですよね

  (しかも本当の意味での戦犯だった人は取引して名前すら出てこないし)

 

 戦争からたった6年や7年で、彼らの存在が忘れられてしまった事に

  驚くんですけど、やっぱり当時はGHQの支配下にありましたから

  声を大にしては言えなかったんでしょうね

  慰安婦問題などで賠償請求されるなら、罪もないのに戦犯とされて

  死刑にされた方々の名誉回復と賠償を求めたっていいんじゃないの?

  それをしない日本人ってほんと、人がいいよね・・・・・

 

 薬師丸ひろ子の渡辺はま子はとても清楚で声の綺麗な役作りで

  よかったと思います

  10代で大活躍していた頃は、何を着ても似合わない女優で、おまけに

  見事な大根役者だったんですけど、今回は非常にファッションセンスもよく

  似合っていたし、演技も上達したな・・・・と

  (当り前やん

  昔から声が綺麗で、「セーラー服と機関銃」みたいな曲より、こういう

  正統派の方が似合いますね。

 

 小日向文世の加賀尾さんには驚いたって言うか、ああいう人が当時

  日本人として存在していたんだなあ・・・・と思うと、誇らしくて胸が

  いっぱいになりました。

  キリノ大統領に会って差し出したオルゴール。これで相手の心をつかみ

  「素晴らしい外交戦術」と言わしめた・・・

  偉大な人はみんないなくなりましたね

 

 四季が上演した「南十字星」もまたインドネシアで戦犯になった人の

  話ですけど、こういう悲劇が各地であった事を忘れてはいけないのでは?

 

 私は渡辺はま子さんが活躍していた当時の大陸歌謡が大好きで。

  でもなかなか手に入りません

  昭和の名曲の中には大陸歌謡は入ってないのかしらね・・・・

  さびしいです。

 

 

コメント
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