大空祐飛の芝居と美しさ
今回の舞台の見所というか全ては「大空祐飛」の魅力に限ってしまうという事では
ないかと・・・・そういう意味では今時の宝塚らしく、何でもかんでも「トップ頼り」なんだ
なあという感じです。
でも霧矢や柚希のように頼られて押し切られているというよりは、悠々と君臨している
ように見えるあたり、そこは学年が上だからそれだけ余裕がある?
舞台の最初から秀吉よりも派手な衣装でガンガン出てくるあたり・・とても三成の
身分では無理じゃないか?と思ってしまうんですが、そういう派手なコスチュームが
似合うこと。そして「男役の型」をきちんと踏襲しているという事です
宝塚の歴史の中で受け継がれてきた「型」芝居は、時代劇では一層要求されることで
それがきちんとされて、さらに下級生が受け継いでいってくれればいいなあと。
大空の中に完成された美を見るのはとても嬉しいことです。しぐさの一つ一つに
男役としての誇りが見え隠れする・・ファンはそういうのが嬉しいんですよね
余談
友人と話していた時に言われたこと。
「茶々に全く共感できない。だって、秀吉の元に行く日に三成と××・・だよ。
よくその後で秀吉のところにいけたよね。私が彼女だったら嫌だなあ。
嫌悪感の方が強いもん」
そうそう・・あのシーンねーー 「今宵一夜」シーン。とはいえ、
その日の夜に秀吉の元に行くのに、いつどこで何時間・・・?と疑問が。
だってさあー茶々は身支度しないとダメなのよ。お風呂に入って白い着物に着替えて
髪をとかして・・・とても他の男性とエッチしている暇はないと思うんですが。
しかも、舞台設定上、鶴松もお拾君も三成の子という事よね?
男性不妊症の秀吉の為に、お茶茶は三成と通じて子供を産んだ?
でも、秀吉との×××も避けて通れないわけで 同時に二人の男性と?
茶々って一体
秀吉自身、100人からなる側室を持ちながら、子供を産んだのは茶々だけ。
その前はおねさんと結婚した頃に浮気して一度だけ男子を得るも、早世。
秀吉の姉も息子が一人?妹は子なし。弟も同様。という事は羽柴家は不妊の家系?
おねさんの姉妹も子供って・・いたかなあ。
どちらにしても、家康のような子福者とは違うという事ですね。
じゃあ、やっぱり茶々が産んだ子供は誰の子?という話ですが。
秀頼が秀吉の子ではないんじゃないか・・・と言う話は、彼らが生きていた時代から
言われていたようですね
じゃあ、父親は誰?三成じゃないんだなーーこれが。
大野治長という側近。確か茶々さんの乳母の息子?
最後まで付き添って死んだ筈です。
それが一番自然な話かも。
でも茶々自身も「浅井家の血を引いていないのではないか」との疑惑あり。
理由は次女の「お初」の名前。次女なのに何で「初」?
で、浮かび上がってきたのが信長とお市の近親相姦説
信長が市を助けることに拘ったのは、つまりそういうことだった・・・らしい。
徳川家光がお江の子ではないという話もありますよね。
家康と春日局の子という話が本当だとすると・・・戦国時代は血筋より名前かなあ。
おおらかといえばおおらかですが。
私も、三成とお茶茶の関係にはちょっと疑問。
忠義の為に茶々を差し出した三成。でも裏ではちゃっかり・・・って事になると
全然忠義じゃないものね