ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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君は「プリンセス美智子さま物語」を見るか

2019-04-16 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 やっぱり「きのう何食べた?」は面白いですね。ウッチーの表情や言葉に一々納得して頷いたり笑ったりしています。それにあのイチゴジャムのおいそうなことといったら!ウッチーの顔で「おいしい!しあわせ」って言いたいです。

次回の「ジルベール」に爆笑です。

インハンド」も結構楽しいドラマですね。寄生虫とか苦手だけど可愛く書いているし。山ピーの無表情がまあまあ似合ってて。でもどうしてああも滑舌が悪いかな。

東京独身男子」は・・・・どうしようーーー あまり共感できる部分がないんですよね。

ミラーツインズ」も何とか2回目を見まして。続けられそうかなあ。でも逆恨みっぽい感じもするしなあ。

クリスティドラマ「予告殺人」はつまらなかったです。日本人にレイリだのロールだのって名前は合わないし、全員へんな名前な時点でペケ。最初から大地真央が犯人ってわかるじゃない。

で、あなたは4月30日に放送される「プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の歴史」を見ますか?いわゆる「平成の大晦日」と銘打って番組を放送し、その中で放送されるそうです。

ヒロインは永作博美

皇后陛下の実在するノートをテレビ局が独自に入手し、それを元にドラマを形成。

って・・・まんま皇后が許可した皇后が描いてほしい「美智子さま」になるって話ではないですか。壮大な「これぞお可哀想な美智子さま。そしてこんなにも皇室改革をやってのけたすごい・素晴らしい。慈愛の美智子さま」というストーリーになるんですよね。

こんなプロパガンダをやってのける皇后って過去にいましたか?

そもそも昭和の時代は陛下のお姿をドラマや映画に出すこと自体がタブーだったんですよね。永作博美がやる役は、美智子妃入内後、最初に女官になった牧野女官長がモデルと思われます。

美智子さまが苦しい心のうちをノートにつづった」「実はそれを一言一句書き写していた人がいた」←誰よ

それをテレビ局が入手したってわけですね。

 “伝統と進歩”というむづかしい課題の前で、いつも私は引き止められ、立ちどまって考えてしまいます

 憎しみに囲まれて何かをしようとしても、くずれくずれる砂山を足場にするように、何一つ実るものはございませんでしょう。これは、どんな“家”をとってみても、“職場”、“社会”をとってみても言えることではないかと思います」

 砂山をいたずらにふみつけ、その姿勢にばかり悲愴さをもち、その実、何の積極的進歩もない、そういうのが好きではないのです。でもそういう姿を見なければ、すべてが妥協だ、順応だと思いたい人達もおりますでしょう。

これらの文章は実際に美智子妃が書いたもので、ドラマでは美智子妃が書いたイラストをそのまま載せるんだそうです。これはもう宮内庁が全面支援(背後に皇后)という図式があまりにもあからさまでぞぞっとしますよね。

「伝統と進歩」ってまずは皇室は「伝統」じゃないですか?子供を手元で育てるのが「皇室改革と思って、反対されて意地悪されたとかいうけど、本当はそうじゃないんじゃない?「浩宮はごゆっくりさんね」って言われたんじゃないでしょうか?

手元で育てることに昭和天皇も香淳皇后も反対はしていませんから。

「憎しみに囲まれて」って誰が誰を憎んだのでしょうか?全然文章の意味がわからない。

要はその当時、美智子妃は「世間」なのか「皇室内」なのか「旧皇族・華族」なのかわからないけど「憎まれた」と思い込んでいたんでしょうね。

すごいなあ・・・・結婚60年目にして壮大な復讐をする皇后。しかもマスコミを使って

 美智子妃は間違っていなかった

 美智子妃を否定した旧皇族・旧華族を思い知るがよい

 今こそ正義の鉄槌がそなたた達に下されるのだ!愚かな伝統の魔物よ。消え去れ

って事じゃないかなと。願わくば皇后同世代もその下の世代もドラマに惑わされないでほしいです。

永作博美が女官長だとすると、当の美智子妃は誰が演じるんですかね。

ちなみに、多分にモデルと思われる牧野純子女官長は旧華族出身。つまり正田家より格が上なのです。当然皇室や旧皇族・華族のしきたりなどにも通じており、常盤会会長の松平信子の推薦を受けて東宮女官長になった人物。

でも、あまりに躾が厳しくて当時の皇太子が怒鳴ったというエピソードも。

それだけ聞けば可哀想と思うかもしれないけど、正田美智子さんという人は、まるっきり謙虚さのない女性で「自分には学歴と教養があるからあなたたちよりずっと賢い」と思い込んでいる女性だったのです。

これって大陸などからの引揚者などがよく思う事で、「家柄を超えるものは学歴」と信じないとやっていけない世相があったんだと思います。

何をどう教えても絶対に聞かないで自分のやりたいことを押し通す・・・そもそもお妃はおっとりしているものなのに、やたらさかしくて細かくて回りに敵を作る。そういう女性ですね。

今回のドラマの裏には、正田富美さんが晩年週刊誌に語った「約束が違う」「私が全部話したら困る人が100人はいる」という無念の思いを継いだ娘による世間への復讐といえるでしょう。

典型的に永作博美演じる女官長を悪者に仕立てて、しまいには彼女が「美智子さま」とひれ伏す姿を描くつもりなんでしょうね。

 

終戦時に生まれた人ですら後期高齢者になる2019年。

「皇族」「華族」といっても、その当時の人達がどのような生き様を見せていたかというのは一般の人にはわからないと思うんですよ。言葉一つとっても違うし、庶民とは生きる目的が違う。皇室を支える旧皇族や旧華族には1000年からの歴史と伝統が受け継がれているし、それが消えない様に守ってきているわけです。

当時のハイソな方々が「常盤会出身じゃない」「学習院出身じゃない」と美智子妃に怒ったと言われていますが、本当はそうではなく「なぜいきなりクリスチャンの一般家庭からたった一人をピックアップして決めてしまうのか」ということだったのではないでしょうか。昭和の頃には「旧皇族・華族の中からお妃候補が沢山出たけれど、誰も美智子さんに叶う人がいなかった」と報道されていました。それは顔の美しさだったのか?それもあるかもしれないけど、何よりも「お金」と「学歴」に他ならなかったのでは。

しかも正田家には小泉信三がついていましたし、みーんなクリスチャンですし。

神道を第一にしていた皇室になぜキリスト教信者の娘が入るのか。

それはとにかくアメリカに媚びる為。ただそれだけだったと思います。だからこそ昭和天皇もあれこれ言えなかったし、最後まで愚痴を言ってた香淳皇后は失意のあまり新興宗教にはまる程になってしまったわけです。

そもそも昭和天皇の第一皇女である東久邇成子さんはそれこそ誰よりも賢くて誇り高く、夫も皇族であったのに、いきなり庶民に落とされお金に困る家になってしまったわけですし。理不尽だと思わないわけがない。

庶民はそりゃ馬鹿だからお祭り騒ぎですよ。当時はアカが強くて共産主義っぽかったし。

ちょっと綺麗でファッショナブルなお妃に夢中になるのは当然。

周りの思惑に気づかずにまんまと罠にはまったのが今上なのです。

不愉快になりそうだからドラマを見ないでおくか。それとも我慢してみてあれこれ語るか・・・ああもう悩ましいですわ。


 

 

コメント (25)
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