ふぶきの部屋

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華流初心者にオススメしたいドラマ3

2021-04-05 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 華流初心者が越えなければならない壁に「中国ドラマは長い」というのがあります。

日本のドラマもその昔は半年くらい続くのが当たり前でしたが、今はせいぜい12話程度。

3ヶ月で起承転結をつけなくてはならないので結構大変だと思います。

その点、中国ドラマは最低でも50話くらい。長くなると80話を超えるものもあり、見るのが大変です。しかも、オープニングにラストまでわかるようなビデオを入れますから、全部出来上がってからの配信なんだなという事がわかります。

初心者が越えなければならない壁、それは「中国ドラマの長さをどうやって耐えるか」ということ。

それというのも、中国ドラマは「起」が長くて後半は一気に転結になってしまうんです。

じゃあ前半は見なくていいのかというと、そうではなく全部が伏線になっているので、きっちり見る必要があります。

とりあえず5話くらい見て、10話まで見て・・・20話見て面白くなかったら合わないんだなと思えばいいのかなと。

そういうわけで、今回はちょっと古いけど比較的短めなドラマをご紹介。

 蘭陵王  (2013年)46話

 蘭陵王(高長恭)・・・ウイリアム・フォン

 楊雪舞・・・アリエル・リン

 安徳王(高延宗)・・・ジョージ・フー

 鄭児・・・ニキータ・マオ

 宇文邕(武帝)・・・ダニエル・チャン

時代は春秋戦国時代と言われる560年代。日本は大和朝廷が開かれて蘇我氏や物部氏が闊歩していた時代。

蘭陵王は実在した人物で北斉という国の皇子でした。しかし、出自はあまりよくわかっていません。とにかく顔が美しすぎて兵士の士気が下がるというので常に仮面を被っていたらしい。

戦上手で、北周との闘いに500騎を率いて奮戦し勝利を治め、それを記念して部下達から「蘭陵王入陣曲」を贈られる。

この曲は雅楽となって日本にも伝えられている。

しかし、それが皇帝から嫌われる原因となり、結果的に毒を飲まされて死ぬのです。

妻は「今からでも陛下に申し開き出来ないのですか」と言いますが、蘭陵王は「今更何を言っても聞きいられない」と言って毒杯を煽った・・・というお話。

ドラマの方は、芙族の末裔で科学実験大好きな楊雪舞が主役。

彼女は小さな村から出ないように育てられたのですが、戦の中、迷い込んだ蘭陵王と出会い、彼に会いたい一心で都まで追いかけていきます。

そこで、彼女の斬新な科学的な力で戦に勝ったり、蘭陵王を助けたり・・ということでやがて結ばれるのですが、そんな雪舞を愛したもう一人が北周の皇帝、宇文邕。

そして蘭陵王を好きだったのに受け入れられなかった事を恨んだ鄭児の醜悪な復讐劇。

ウイリアム・フォンはとにかくかっこいい。しかもキュンキュンするシーンが一杯。

視聴者は蘭陵王のすごい編み込みの髪型に驚くでしょうし、安徳王のおちゃめで可愛いプレイボーイぶりにもドキドキするかも。

何と言っても、毒をあおる前に雪舞を逃がす時の様々なシーン、そして死ぬ場面の荘厳さなど、見ごたえはたっぷりあります。

結果的に蘭陵王の死によって北斉は亡びるのですが、正直、ざまあみろという感じです。

主役のウイリアム・フォンは、多分この作品が初主役で遅咲きのスターです。

アリエル・リンは台湾を代表する女優。

そう、実はこれ台湾ドラマなんです。

中国ドラマと台湾ドラマの違いはなんでしょう?

一番の違いは「音楽」です。台湾の音楽は現代的です。そしてわりと歴史考証が曖昧な部分があるというか「まあ、面白ければいいっか」という軽さもあるんですよね。

だから何度も見ることが出来ます。

とはいっても、私、最初の2話くらいで挫折しそうになりました。

特に蘭陵王が馬を温泉に入れようとして、自分も裸になってお湯に入っている時、雪舞も現れてじゃぶじゃぶ「お姉さん、お友達になろう」とかいって入って来るところ・・引きました。

いくらなんでも女性と間違えたりはしないだろうと。

また華流初心者だった私には、囚人がどんな残酷な扱われた方をするのかを知り、愕然としました。

また、この時代「宇文」「斛律」など二文字の名字があったこと、仏教の行事がとても日本と似ていること。蘭陵王の屋敷には赤い鳥居が沢山あり、門松もあり、ありとあらゆることが似ていることに驚きました。

ぜひ一度見てみることをお勧めします。

 

 金蘭良縁 (2014)45話

これも一応台湾ドラマなんですけど、はっきり言ってコメディなんです。

金元宝・・・ウォレス・フォ

玉麒麟・・・ティファニー・タン

時は明の時代。

金家のお坊ちゃまである元宝の許嫁、江家の江暁萱が婚約直前に失踪。

一方、軽業師の玉麒麟は育ての母から「実の息子を探してほしい」と言われて、金家に忍び込む。

ところが、どういうわけか金家は彼女を江暁萱と間違えてしまい・・・庶民からいきなりお嬢様で元宝の婚約者になった彼女のドタバタ劇。

金家っていうくらいだから・・基本、朝鮮系のお家柄なんでしょうね。

毎回、元宝がドジったり踏んづけられたりと爆笑の連続。でもラストは・・・?

 

実はウォレス・フォのファンでもある私。

っていうか、この人、大抵のドラマに出てるといった印象はありませんか?

如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」が最近ですけど、王様とかお坊ちゃまとか似合うわ。

でも「4人の義賊ー一枝梅」(2010)もすごくかっこよくて面白いですよ。

ティファニー・タンは「王女ー未央」のヒロインでも知られています。顔立ちは特に美人という風には見えないんですけど、演技がいつも体当たりだなあと。この頃はまだ本当に駆け出しという感じです。

また、このドラマには今、色々な所で活躍している俳優さんが沢山出ていますので入り込みやすいのではないでしょうか?

まずは3話くらい見て・・・きっと続けたくなると思います。

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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