ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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何度同じ事を繰り返すのか宝塚歌劇団

2023-08-24 07:00:00 | 宝塚コラム

ある某掲示板では週刊文春に載る事を「文春(ふみはる)された」といいます。

先日、突如宝塚公式HPにこんな文章が載りました。

星組 東京宝塚劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、 8月19日(土)より、主演者等に代役を立てて公演を行っております。
休演しております礼真琴は、順調に回復してきており、復帰につきましては、あらためて宝塚歌劇公式ホームページ等にてご案内いたします。
お客様には、ご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます

え?これはどういうこと?復帰が近いと言う事?それとも逆?

と思っていたら、そう・・・文春対策だったんですね。

ネットで読めるのに憎き文春(ふみはる)を買ってしまったじゃないか~~~~~

で、内容を。

 その日は異様な空気が流れていました。オープニングで指揮者が首をかしげていたり、『革命の兄弟』という歌のシーンでは、歌い始めた礼さんの声が掠れていたのが気になりました。しかも、歌いながらポロポロと大粒の涙をこぼし始めたのです。泣く場面ではなかったので、観客席からはざわめきが起こりました」(観劇していたファン)

 これは8月15日に大型掲示板であった書き込みと酷似しているので、実際にネット民に取材があったか、書き込みを読んだかって事ですね。

ただ指揮者云々は書き込みはされてなかったと思います。ただ「革命の兄弟」でこっちゃんが泣いてた~~と。

 いつまでも二幕が始まらないので客席がざわついていたら支配人が出て来て「公演中止」を告げた

 礼真琴は楽屋から車椅子で病院に。ポリープが悪化。

 これも大型掲示板ですけど、本人は出ると言って譲らず説得したのが組長だった。

 5月15日、礼真琴が「1789」終了後、2か月休養が発表され、「働き方改革」と言われた。文春曰く「なぜ歌劇団が発表せず、本人を矢面に立たせたのか」

 この時の対応に不信感を抱いた他トップファンは礼のことを「休養さん」と呼んだり「メンタルがやられた」という噂を流し続ける

 礼さんをはじめトップスターは、週に1度の休みも機関誌の取材やCSの『宝塚歌劇専門チャンネル』出演にあてることが多いと聞きます。特に礼さんへの期待は大きく、出ずっぱり歌いっぱなし。持ち前の体力と実力で期待に応えようとしているのでしょうが、それに劇団側が甘えてしまったのかもしれません(BY薮下)

 公演が始まってからの「NOW ON STAGE」から始まって組長と話したり、舞台終了後の取材、それが沢山あるのは事実です。とにかく宣伝しないといけないし。

礼真琴の場合、スカイステージのテーマ曲の録音などあって、さらに大変だったでしょう。

 6月2日の大劇場公演初日の翌日、コロナで休演。

 阪急阪神HDの角和夫CEOは、株主総会でコロナ下の休演を指摘されると『代役公演を積極的にしたい』と発言し、代役を使ってでも公演を優先する方針を打ち出しました。これで劇団としては休演しづらい雰囲気ができてしまった

 8月13日、10人以上の体調不良者が出たけど休演せず。これには星組から相当な抵抗があった。体調不良者を抱えた8月15日、上記のようなことが起きた。

 これも大型掲示板の受け売りっぽいんですけど、15日以前、「数日前に舞空が鼻血を出した。単なる熱中症かも」「暁千星らの声がかすれていた。風邪?」という書き込みがあり、10人以上の体調不良者がいるという燃料が投下され、それなのに公演を続行したから礼真琴のメンタルがやりきれなくなったという噂が。

ネットの怖い所は、事実と想像と願望が織り交ざっている所ですよね。

 礼真琴は喉のポリープが悪化。強い薬で抑えていたけど6月2日には大汗をかいていた。

現在病院にかかっているが復帰のめどはたってない。両親も心配し、ちょっと劇団に不信感。

 初日の映像見て「あれ?随分汗が出ている」と思ったのは事実です。でも大劇場で3回見た時は、体調不良とは思えない程歌って踊っていたし、東京でもそうですね。

今の歌劇団関係者ははっきり言って「宝塚の商業形態を理解していない」と思う事が多々あります。上げたらきりがない程。

いかに宝塚とはいえ、未婚の女性の集まりであり女性ならではの体調もある。

それを無視してあちこち公演させることが後々彼らにどんな負荷、あるいはしっぺ返しをもたらすかというのは、わかっている筈なんですよ。

本来、礼真琴は「1789」が終わった後は博多座「ミー&マイガール」に出演する筈でした。

それを「休養」を理由に降板して、水美舞斗が専科から主演に来たので「なぜ」という疑問がついて回りました。トップスターは組の頂点で、その座を現役時に進んで譲るなんてありえない事なので、驚きと共に疑問が噴出したわけですね。

で、結果的に、博多座は花組出身の水美舞斗と舞空瞳、そこに星組の暁千星が加わる感じで入り、「役替わり」をさせる事で暁千星の立場を護ったと言う事です。

というのも、博多座などで主演させたら「もしや次のトップに?」という期待が生まれてしまうからですね。暁千星は瀬央ゆりあが専科に行った後は、正二番手として博多座へ行く筈だった・・・という事でしょう。

私が許せないのは、角和夫CEOが「代役公演を積極的に行いたい」と発言した事で、こればかりは宝塚のスターシステムへのアンチテーゼですよね。

宝塚のスターシステムは「代役」を認めないシステムで、「トップの大羽根」は神域です。

そこを安易に侵すのは絶対にやってはいけない事なんです。

ゆえに、礼真琴の心の中では「自分がしっかりしないと、下級生に負担を強いる」とよりプレッシャーがかかったのではないかと思うんです。

かつて麻路さきが紫苑ゆうの代役で「うたかたの恋」をした時、今とほぼ同じ状態でした。

「うたかたの恋」は紫苑ゆうがやりたいといってなった再演です。しかし、紫苑がアキレス腱を切った為に、突如代役としてルドルフ役になったのが麻路さき。

彼女が何度も至る所で「トップでないのにトップの羽根を背負う」事の居心地の悪さ、トップやそのファンい対する気持ち、きちんと務めなければいけないプレッシャーを語って来ています。

紫苑ゆうは「あの時はありがとう」だけど、心の中では本当に悔しかったろうし、それをファンが先取りして麻路アンチになるとかそういうのが多々あったんですよ。

今回、礼真琴ファンは温かく暁千星を見守っていて偉いなと思うけど、本当は礼真琴自身が休演なしでやりたかったろうと思う。自分から手を挙げて実現した公演を最後まで出来ない悔しさや葛藤、涙はファンが一番わかってる。

今回、暁千星は7年ぶりの再演という事で、新人公演も経験しているので、小池先生にも見込まれての代役と思います。

評判を聞くにつけ「やさぐれ感満載のロナン」で、歌って踊って大活躍。でも衣装はパツパツという事で嬉しいな、私も見たいな、見る事が出来なくて本当に悲しいなと思います。

暁千星は人が思うよりメンタルが強いというか、前向きで、その代わり常にファンに必要とされていたい思いがある人なんだと思いました。(みんなそうでしょうけど、それ以上に)

同期も回りを囲んでいるので顔を見る限り「大変だ~~」というのはないです。

歌劇団が宝塚のスターシステムを理解してないと同時に、ファンの気持ちもわかってないと思います。

ファン=観客は、安心して舞台を見たいのです。

「あの人、声大丈夫?風邪ひいてる?鼻声だ」とか

「具合悪くならないかな」とか、そんな思いで舞台を見たくはないのです。

だからそのような事にならないように、早め早めに静養させないといけないのではと思います。

かつて、匠ひびきがさよなら公演で病気になって、退団公演で何とか大劇場まで頑張ったけど東京は無理だった時。

今に至っても匠ひびきは病と闘っていますし、なぜあの時、退団を急がせたか・・・とか思わずにいられないんですね。

紫吹淳もポリープがあって、それなのに隠してドイツ公演をやりきり、その後復帰しましたけど、「ばらの騎士」で明らかに体が動かない・・っていうか手抜きしているのが丸わかりでがっかりしたんですよ。あれ程ダンスが素晴らしかった紫吹淳がまさか、体力温存の為にダンスで手抜きするなんてと本当に思いましたよ。

霧矢大夢は膠原病である事を告白し、復帰した時は顔がむくんでひどかった。

それでもトップ生活を乗り切ったけど、私達はいつも「きりやん、大丈夫か?そんなに踊ったら疲れるからやめようよ」と思いながら見てたものです。さよなら公演のショー「Misty Station」では中詰めにトップが出てこないという仕様に「なんだかな」と思ったのも事実。

そう、私達ファンは、出演者の健康問題を気にしながら観劇したくはないって事です。

だから、今回の礼真琴に関しても「何でそこまで頑張らせる?」と思うのです。

宝塚は1年のスケジュールが決まっていて、稽古日数も決まっていて変えられないのはわかります。

しかし私は劇団に提言したい。安易に代役公演をするくらいなら

 各組の回り方を柔軟に変えられるようにする

 例えば、今回の「1789」を来年のお正月に持ってきて、礼真琴を早く治療させ、組子はバウやその他別箱で対処する。星が抜けた分を他の組の回りを早くする。

 公演期間の延長を考える

 例えば、星が抜けた部分を他の組でカバーする為に、星の前の組を延長させてチケットをさばく。星の次の組も早めに東京で公演するとか

 チケットの平等な分配を

 今、暁ロナンの「1789」のチケットは定価の20倍、30倍になってます。歌劇団がどんなに注意を促してもチケットは爆上がりして売られる。そしてそういう「転売」からしか購入出来ない人もいるということ。

なぜならチケットのさばきはファンクラブが握っており、ファンクラブ的に「大事なお客様」優先だからです。関西の企業だから客にカーストつけるのは当たり前かもしれないけど、それではダメです。初めてのお客が修学旅行や団体旅行ではなく、自分の意志でチケットを購入してみる事が出来るようにならないと。

また、ファンクラブに入っている人のつてをたどっても、「会員様以外お断り」が本当に多くて気軽に誘えないのも事実でしょう。そのくせお茶会にはどんどん人を呼べというのだから呆れる事もあります。

福山雅治のファンクラブはクラブ員の転売に対してマスコミを使って「それやったら永久追放」と言い切りました。これぐらいの事やって欲しい。

 秘密主義をやめてきちんと病名なりを公表し、ファンの不安を払しょくする

 ファン同士を対立させない為の処置です。

 代役公演の写真やDVDを発売する

 これは損失を減らす事にもつながるのでは。ついでに配信も行ってくれればよいと思います。

 

5月に「実は喉にポリープが出来て」と言って休んでくれていたら、こんな大事にはならなかったと思います。

「はたらき方改革」なんて耳障りのいい事を言っておいて実は「1789まで頑張れ、その後は2か月休暇をやるから」というブラックな事をやっていたとはっ

お蔭で星組のチケットを取るのはギャンブルと同じになってしまったし、礼真琴本人だけでなくファンの気持ちも大いに傷ついたと思います。

宝塚も110年も経ち、初心に戻るべきでは。

小林一三先生はいつもまず組子達を優先して考えていたし、劇団全体が組、トップ、そして若手を大事にしていたと思うんですね。

今のように「あて書き」や「脇役が出世するチャンスがない台本」(聞いてる?生田大和)

しか書けない座付き作家なんかいらないんですよ。

素人でもいいから、年齢や性別に関係なく宝塚にふさわしい脚本を書ける人材の育成が大事です。そして脚本や演出には必ずチェック機能がないと原田諒のような、児玉明子や木村信司のような人を生み出してしまう。

 

と、思ったら早々に礼真琴が復帰するようで。

何でこうも急ぐかな。頭混乱しちゃうでしょ。

外部では一度降板したらすぐに復帰はしないけどね。

任せきる事も出来ず、結果的に全部を受け止めるしかないトップスターですか・・・

コメント (4)
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