夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

桜花を観賞した後、東北の南部地方に思いを馳(は)せれば・・♪

2009-04-06 17:07:43 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
春爛漫の陽気の中、昼過ぎから桜の満開を誉(ほ)めるために、
自宅周辺を三時間ばかり歩いた・・。

川沿いの遊歩道、駅周辺、そしてお墓参りまでしてしまい、
帰路は住宅街の少し外れた遊歩道を歩いたりしていた。
大半は満開の樹の下を歩き回ったりしていたが、
中には早くも散りはじめ、花びらが空中を舞いながら、
ゆったりと歩道に落ちていった・・。

帰宅後、煎茶を飲みながら、
私の周辺は、染井吉野(ソメイヨシノ)、山桜(ヤマザクラ)は今週で散り、
あとは数週間遅れで八重桜(ヤエザクラ)かしら、と思ったりしていた。

そして、これからは桜花は北上するので、
東北の南部地方にみじかな旅行でめぐり逢えた桜花に思いを馳せたりした。


私達夫婦は、2005年4月18日から1泊2日で、
東北の南部地方を桜めぐりの団体観光ツアーに参加した。

この時のみじかな旅については、あるサイトに於いて、
【 南東北桜めぐり紀行 】と題して、
投稿しているが、あえて再掲載をする。


【・・
『三春』の滝桜、『白石』の一目千本桜、『最上川』千本桜、
『長井』の久保桜を含めた6ヶ所の桜めぐり1泊2日のみじかな旅を
団体観光ツアーで訪ねる。

私達夫婦は東北地方の南部地方に、桜の季節を訪ねるのは初めてであり、
未知の空間となる。

    
郡山の近郊にある《三春の滝桜》は、一分咲きだった。

紅枝垂桜(べにしだれざくら)で樹齢千年以上いわれる大木で、
枝は支柱で支えら、里の中の斜面に忽然とあった。

見事な大木であったが、支柱に支えられるのを視ると、
痛ましいような感情をよぎった。

この桜の周辺は、樹齢50年以上の桜が30数本あり、
やはり一分咲きであったが、
清々しく、東北の遅い春を現(あらわ)していた。

肌寒かったが、観光客で賑わっていた。


その後、白石市のはずれにある白石川の川堤で、
数多くの染井芳野が七分咲きを見せていた。

観光客は少なく、市民の人たちで賑わっていた。

この川べりに7キロ近くわたって千本の白っぽくたわわな桜並木が続いている、
と市民の方から教えて頂く。

こうした情景を観ると、
地元に住まわれている市民の方たちの春の訪れを楽しまれているのに、
素朴な喜びを頂いた・・。


この地を後にして、宿泊先の蔵王温泉より高台にあるホテルに行くため、
スカイケーブルを乗り継いだ後、根雪が2メートル以上残っているので、
雪上車に乗る。

落葉したブナ林の中に、ホテルがあり、その周辺にドッコ沼があった。

浴室から、ブナの樹木を通し、
ドッコ沼が見え、根雪が沼に押し寄せていた。
雪解けのひとつの情景である。

       
早朝、部屋からドッコ沼を眺めた・・。
弱い朝陽がブナの樹木を照らし、
樹元の根雪は幾分薄く、少し離れた根雪は相変わらず厚く、
沼岸に押し寄せている。

沼の水面は、陽差しを受けて早春の漂いを見せていた・・。

ホテルをチェックアウト後、
スカイケーブルで下山する途中、蔵王温泉の街並みが快晴の陽だまりの中、
浮いているようだった。

バスの車窓からは、山形盆地の街並みが一望でき、
ここからの景観は何回見ても飽きない光景である。

盆地特有の山並みから緩やかな斜線の中での雑木林が観られ、
その山里には、切り開かれた畑があり、点在した人家が見られた。
盆地の底は、人家の多い街並みがあった。


最上川に面した白鷹町の付近にある河川岸にある千本桜は、
固いの蕾であった・・。
川の流れは急速で、ゆたかな清冷な流れでを見せてくれた。
やはりこの地は、東京の郊外より、
暦(こよみ)を一ヶ月もどしたような遠方な地であった。


長井市にある久保桜を観に行くため下車し、
歩き始めた時、田畑の道あぜの付近には、
土筆(つくし)、蓬(よもぎ)が見られた。
素朴な情景であったが、この後の江戸彼岸桜はどうでも良い、と思えた。

里の春の訪れを確かに受容できたので、
私は満足し、心が豊かになったことを自覚した。

久保桜は、一分咲きで樹齢千二百年の風格があったが、
先ほど見た土筆、蓬の方に、私は魅了された。

観光客は多く、地元の方が、この地で採れた蒟蒻(こんにゃく)を串刺しで、
烏賊(イカ)で味付けをしたのが、
家内はイカ味を工夫してあって美味しい、と言った。

私は地酒の試飲をした後、
純米酒は美味しくなく、やむ得ず原酒を買い求めた。


会津若松の鶴ヶ城公園の桜も、一分咲きであった。

その後、郡山の開成山公園に行き、満開の桜に出会ったのである。

桜はもとより、白木蓮、日陰の付近に辛夷(こぶし)咲き誇っており、
周辺一帯を白い花で染められていた・・。


旅の終わりに、たわわに咲く満開の桜の樹の下で、
家内と言葉を交わした。

『色々と観て廻ってきたが・・
ここで春一色とは・・予想もしなかったょ・・』
と私は家内に言葉をかけた。
・・】


このように投稿していたのであるが、
これからの時節、桜花はゆっくりと北上し、
東北の南部、北部、北海道の道南、そして道北地方を染めていく。
道北のオーホック海に面した地域は、5月の下旬の頃かしら、
と思いながら、
それぞれの地域を訪れた旅先の情景に思いを重ねたりしている。



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各地の桜花の情景の彩(いろど)り、我が家でお花見・・♪

2009-04-06 07:33:58 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
先ほど、いつものようにネットの【Yahoo! JAPAN】で地元の天気情報を見ていて、
朝の6時は7度、昼下がりは18度、夕暮れの6時で15度、
快晴の春爛漫の一日となる、
と明示はしていた。

私の住む地域も桜は満開となって折、
日中のひととき買物、散策の時、どの桜を誉めようかしら、
とぼんやりと思った・・。

この『地元の天気情報』の下段に、

【 お花見特集 2009
            みんなでつくる桜特集  】

と表示された欄をクイックしたら、


http://sakura.yahoo.co.jp/spot/list/13.html

【Yahoo! JAPAN
        お花見特集 2009
               みんなでつくる桜特集  】



全国の各地の桜花の状景が観られるのであるので、
私は微笑みながら、しばらく各地の状景を眺めていたのである。
そして、これほど解かりやすいガイドブックはないと、
笑ってしまったのである。

何より、こうして見たりしていると、
想像力を逞(たくま)しくすれば、日本の各地の桜花の情景の彩(いろど)りまで、
パソコンの置いてある一室でゆっくりと観ることができるので、
何かと便利で頼りになるガイドブックと確信している。



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