夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

過ぎ去りし、定年後の私の4月21日の思いは・・♪

2009-04-21 13:40:09 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
いつものように日の出と共に起床し、
煎茶を淹れた後、新聞を読んだり、NHKのニュースを視聴し、
この間にも、主庭のテラスに下り立ち、樹木、草花を眺めながら、
煙草を喫ったりするのが、ほぼ定例のようになっている。

朝の6時過ぎ15度となり、どんよりとした曇り空の朝を迎えたが、
10時過ぎから小雨が降ったり止んだりいたが19度前後で、
夕方からは南風に乗って明日の未明まで本降りが予測されている。

このよう時は、やむえず日中の買物、散策を中止しょう、
とぼんやりと考えたりしていた。

そして、午前のひととき、私はこのサイトを開き、
定年退職後の今頃は、私はどのような思いで過ごしていたのかしら、
と思い、4月21日に綴った投稿文を読み返したのである・・。


私は民間会社を定年退職後、まもなくしてプログの世界を知り、
四つばかりのサイトに加入して、ほぼ毎日数通は綴ってきた。
定年退職後の年金生活の身過ぎ世過ぎの日常生活の中、
その日に感じたこと、思考したことを心の発露とし、綴っている。

投稿が出来なかった日は、ときおり国内旅行に行っているか、
左目が赤っぽくなり、眼科の医師から一日だけドクター・ストップとなったり、
そしてパソコンが壊れ、買い替えまでの5日間だけである。


私なりの4月21日のそれぞれの年の思いは、
読んだりし、あの時はこのような思いでいたのか、
と微苦笑させられたのである・・。


2005年4月21日のこの日には、
【 薫風の季節の中で・・。】
と題して、投稿していた。

【・・
東京の郊外では、昨日の雨の落ち着いた一日であったが、今朝は曇り空だった。

少し柔らかな陽射しが射してきた。

住宅街を歩くと、それぞれの家で春の樹木、草花が散見出来た。

長閑な春のひとときである。

団地街の入り口の公園に大きな欅(けやき)がある。

今は芽吹き終わり、若葉を自在に伸ばし、のびのびとした自由さを思わせた。

この欅には、季節感を識る目安となる樹木のひとつである。
そして、昨年の紅葉の頃は自分は・・と想いを蘇(よみが)えさせてくれる樹木でもある。

銀行に立ち寄り、スーパー・マーケットで買物を済ませ、クーリニング店でワイシャツを取り終え後、
自宅に戻り途中、パラパラと雨が少し降り、やがて止み、快晴の空に変わった。

昼食後、庭を眺めていたら、微風のなかで樹木、草花が爽やかそうに枝葉、花を見せていた・・。

春の長閑な一日が過ぎようとしている。
・・】


2006年4月21日のこの日には、
【 鳥も歌い、花も笑い・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
東京の郊外は、澄み切った快晴の朝を迎えている。

5月の連休のような陽気につつまれている。

常緑樹は枝葉を伸ばし、落葉樹は萌黄色の枝葉を観せている。

草花は陽射しを受けて、チューリップ、鈴蘭水仙は、
微風を受けると花が揺れている。

小鳥が庭先に飛来し、金木犀の枝葉から白梅の枝葉に移ったりしている。
『暑くも無く、寒くもないし、
食べ物も豊富になったし、1番良い時期よ・・』
と小鳥達のさえずっているようだ。

私も遊歩道を散策し、若葉の情景を誉め、
芳(かぐ)しい薫風の中を歩き、そして本屋に寄ったりし、
心身に心地よい日中を過ごそうと思っている。
・・】



そして、この日にの昼下がりには、
【 我が家の午前中のひととき・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
家内は、洗濯、料理、朝食、掃除をし、
そして冬物の整理をここ一週間行っている。

私は庭の掃除は、後日にして、
散歩と本屋に寄ろうと思っていた。

十時過ぎに、家内から、
『あなた・・エマールが無くなったわ・・』
と私に言った。

『エマールって、何だい?』
と私は尋ねた。

『洗剤の一種なの・・買いそびれて・・明日の分から、足りないの・・』

『直ぐに買ってくる・・それより、切れた本体を見せてよ・・』
と私は明るく言った。

私は、花王のエマールを見せて貰った。
こうしないと私は、以前に失敗している。
たとえば、エマール自体、何種類かの目的別の商品があるからである。

『あなた・・ついでに・・食パン・・お願い・・』
と家内が言った。

『まかしといて・・』
と私は明るく言った。

私は何事も同じするなら、明るく楽しくする、のが生活のモットーである。

スーパーに行き、指定のパンを焼きあがるまで、
店内のご婦人を役得として、観ていた・・。

そしてブラウスにカーデガンのご婦人が極少なくなったので、少しがっかりした。

帰宅後、軽食をすませた後、
『駅前の本屋に行って来るが、何か買うものない?』
と家内に訊ねた。

『そうね・・ズボンのハンガー・・知ってますわね・・
冬物整理していたら・・予備が無くなって・・』
と家内は言った。

『取りあえず、五本ぐらい・・いい?』
と家内に訊ねた。

このような状況で私は本屋により、スラックス専用のハンガーなどを買い求めたりする為、
家を昼前に出かけた。

退職後の今、こうした事が多いが、
家事の負担は家内の方が圧倒的に多いので、
私なりに楽しんで、買い物などしている。
・・】



2007年4月21日のこの日には、
【 風光(かぜひか)る朝を迎えて・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
東京の郊外は、快晴の朝のなり、五月の中旬のような陽気となっている。

常緑樹の新芽は伸び、落葉樹の若葉は陽射しを受けてきらめいている。

ときおり微風が吹くと、樹木の枝葉が揺れ、
薫風のような風が吹き抜けていく・・。

こうした情景を煎茶を飲みながら、ぼんやりと見詰めている。

私は9時過ぎに歯科医院に歯の治療を受けに駅前まで外出する。
川沿いの遊歩道を歩く予定であり、ここ一週間ばかり歩いていないので、
樹木の移ろいが何よりの楽しみのひとつである。
・・】


そして、この日にの夕方には、
【 『野に咲く花のように』・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
昭和57年頃の夏、私は会社の業務が多忙で夏季休暇も半分程しか取れなかったので、
近場の熱海の外れにある赤根崎のリゾート・ホテルに2泊3日で宿泊した。

家内は茶事を中学生の頃から習っていたので、
私は結婚してから色々と和事に関しては、家内から影響を受けたりしていた。
茶花、花入、茶碗、掛け軸などを知り、四季の移ろいも改めて深く知りはじめた・・。

結婚して、三年後に家を建てた時、心の勢いとして、茶室まで設けた。

私は茶事に関しては無知であったが、
免許状の昇進と礼金の仕切りのような暗黙の約束事を知った時は、
不思議な世界と思ったりしていた。


リゾート滞在の折、休暇前は睡眠不足であったので、よく寝ていた。
昼下りのひととき、庭園にある茶室で茶事があるので、
支配人から家内が誘われ、私も末席としてお供した。

掛け軸、花入、茶花も簡素で、
素朴な茶碗で抹茶を頂いたりした。

茶室から庭園に出で、家内と散策した時、
『野に咲く花のような茶事であったね・・』
と私は家内に言った。

家内は微笑んでいた・・。

庭園は夏の光を受けていたが、
外れにある松林は海上からの風が吹き、肌には心地よかった。

古人の利休が、花は野にあるように、という明言は私なりに知っていたが、
私はこの時以来、人生信条として『野に咲く花のように』と掲げて、
年賀状などで明記したり、友人にはたびたび公言したりしている。
・・】



そして、昨年の2008年4月21日のこの日には、
【 清々(すがすが)しい朝を迎えて・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
東京の郊外は、薄日を射す朝を迎え、
ときおり微風が吹き、わずかに若葉の枝葉が揺れている・・。

朝の6時は12度前後で、
ゆったりと天気が回復して、日中は20度前後の晴れ間と予測され、
過ごしやすい1日となる。

私はぼんやりと主庭の樹木を眺めながら、
日中は別ブログ【gooブログ】の『年金青年のたわむれ記~かりそめ草紙~』を再開したので、
10数通ばかり投稿しょう、と思っている。

私は自己存在感の表現のひとつとして、
文章で綴るのもひとつの表現方法であるので、
私なりの個性と独創性を根底に、生きている証(あかし)を、
遅ればせながら余すことがなく、
別ブログにも表示しはじめている。

ここ10数日は、多少ためらいがあるが、
このようなことを考え、最近3日で30通前後投稿している。
・・】


そして、この日にの夕方には、
【 たそがれのひととき・・♪ 】
と題して、投稿していた。

【・・
昼寝から目覚めたのは、5時過ぎであり、
夕陽が射しこむ中、主庭をぼんやりと眺めていた・・。

小鳥を見かけ、眺めてたりしているが、
定期便のように飛来する小鳥である。

地上の何かしらを啄(つい)ばんでいるのであるが、
三羽ばかりが、ちょこちょこと移動しながら、啄ばみ、
そして樹木に移ったりしている・・。

空は真っ青な色合いを見せて折、
夕暮れ前の長閑(のどか)なひとときである。

私は朝から別ブログ【gooブログ】の『年金青年のたわむれ記』の投稿を精力を傾け、
14通ばかりと北海道に行った時の長い紀行文らしき綴り文を投稿した。

総計15通であったが、かっての熱き思いを浮かべて綴ると、
疲れるのであるが、私なりに生きた証(あかし)を考えれば、
楽しい限りである・・。

さすがの私は齢を重ねた身であるので、
3時過ぎに中断し、昼寝としたのである。
・・】



このように投稿した文を読み返したりしたが、
果たして私なりに進歩はしているのか、
或いは惰性で散漫に年金生活を過ごしているのか定かではない・・。

しかし、少なくとも毎日綴れば、このようにその年の心の思いが、
確かに蘇(よみがえ)るので、生きている証(あかし)としてボケない日まで、
何らかの形で綴ろう、と思っている・・。


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