夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

いつの時代でも、『ペコちゃん』は愛される・・!?

2009-09-07 21:46:25 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
洋菓子店の不二家の店頭でおなじみの人気キャラクター「ペコちゃん」が、
過日、盗まれるニュースを読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】で見て、
思わず笑いながら読んだりしたのである。

【 1体20万円?「ペコちゃん人形」暴力団員が盗む 】

と見出しされた記事である。

無断であるが、転載させて頂く。

《・・
暴力団組員が盗み、古物店に持ち込んだと見られるペコちゃん人形(和歌山東署で) 
不二家(本社・東京都)の「ペコちゃん人形」を盗んだとして、
和歌山東署は1日、住所不定、暴力団組員稲葉洋容疑者(42)を窃盗容疑で逮捕した。
稲葉容疑者は「自分はやっていない」と容疑を否認しているという。

発表によると、稲葉容疑者は今年2月12日、
和歌山市有本の「不二家有本店」の入り口に置いてあったペコちゃん人形(高さ1メートル10、重さ11キロ)を盗んだ疑い。

稲葉容疑者は別の男と同店を訪れ、人形を抱えて持ち去り、車で逃げたという。
目撃した店員が覚えていた車のナンバーから稲葉容疑者の犯行がわかった。

捜査関係者によると、大阪市内の古物店で、
ペコちゃん人形が1体20万円前後で計8体販売されていることが判明。

同署は稲葉容疑者らが持ち込んだ可能性が高いとみて任意提出を受け、調べている。

不二家広報によると、店舗用のペコちゃん人形は全国に約650体あり、
今年1~2月、和歌山県内で5体、大阪府内3体、兵庫県内2体など近畿各地で
計11体盗まれる被害があったという。

(2009年9月2日10時47分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文をあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090902-OYT1T00387.htm


私は稲葉容疑者が30代の弟分のひとりが、
『兄貴・・たってのお願いがありまして・・
恥ずかしい限りでありますが・・不二家の店前にある『ペコちゃん』人形・・
どうしても欲しくて・・俺の部屋に置きたいと思っているのですが・・
思うだけで・・何とか手に入れる方法はないでしょうか・・』
と秘かな悩みを持つ弟分が兄貴分に懇願した情景が浮かんでしまったのである。

そして、弟分のたっての望みを叶(かな)える為に、
兄貴分は孤軍奮闘して、悪いと知りながら盗んでしまった、と解釈したのである。


私は『ペコちゃん』を初めて知ったのは、昭和30年の小学4年の頃である。
叔母のひとりが、来宅する時に妹のふたりのささやかなプレゼントとして、
不二家のキャラメルが入った手提げできるようになった可愛らしい箱を持参してくれた。
確か赤色の箱で『ペコちゃん』の笑顔が鮮明に描かれていた。

この後、我が家の周辺は住宅街に変貌し始めた頃で、
都心から引越しされた家庭が我が家に挨拶に見られた時、
両親に連れられた小学一年生ぐらいの女の子にも、この手提げのキャラメルが右手に握られたりしていた。

東京オリンピックの開催された昭和39年になると、
この数年前後は我が家では、ときおりショート・ケーキを家族で食べたり、
クリスマスの時はデコレーション・ケーキを頂いたりしていた。
いずれも駅前の商店街にある洋菓子店の不二家で買い求めたりした。

そして、私が買物に行かされた時、この不二家の店頭にあった『ペコちゃん』を見ると、
何故かしら照れくさいような心情となったりした。

この後、昭和45年過ぎになると、この不二家の洋菓子店は閉店され、
小奇麗な婦人の洋装店に変貌したり、
私の勤めていたレコード会社は六本木にあったので、
程ほど高級なケーキ屋の二階ある喫茶店で、ショートケーキを頂きながら、
コーヒーなどを飲んだリしていたので、
私は不二家の『ペコちゃん』から遠のいたりした。

そして『ペコちゃん』に再会できたのは、昭和50年の年末に近い時であった。
私の親戚の方の紹介で、家内と知り合い、その後まもなく婚約した後の時で、
両家が互いにささいなことで行き違い、
私たちは解決のために、JRの船橋駅前で待ち合わせた。

この頃の街並みは、盛んに『およげ!たいやきくん』の歌が流れていた・・。
少し静かな場所を探し、1階が不二家の洋菓子店で2階が喫茶店があり、
この店で話し合ったりした。

この後、喫茶店を辞した後、1階にある不二家の洋菓子店の前にある『ペコちゃん』が、
少し汚れて寂しそうに感じたりした。


昨今の私は、『ペコちゃん』と聞いたりすると、
私の小学生の時の手提げできたキャラメル入りの可愛らしい箱、
そして、『ペコちゃん』人形は、何故かしら『およげ!たいやきくん』を聴いたりすると思い出されるのである。


http://www.youtube.com/watch?v=Mqm89KdJ9DM

【 『およげ!たいやきくん』 作詞・高田ひろお、作曲・佐瀬寿一、唄・子門真人 】




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日本の各地の確かなグルメのひとつは・・。

2009-09-07 00:31:56 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
私は読売新聞を長きに購読している。

ここ数年、私は日曜日になると、『日曜版』を待ち焦(こが)がれるように特集連載の記事がある。
『食べものがたり』と題された特集連載であるが、
私は秘かに日本の各地の文化を学ぶように、私なりの週間の受講となっている。

日本のそれぞれの地域の特産の食べ物を主軸に、
その地域の古来からの人々の営みの歴史、そして昨今の地域の移ろう諸情勢も加味され、
もとより食べ物の育成から料理、そして賞味される方法までも明記されたりしている。
私は精読したり、掲載されている写真の数葉を眺めたりし、
その風土に、しばらく思いを寄せたりしている・・。


幸いに、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に於いて、
少し遅れて、この『食べものがたり』が掲載されている。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/food/tabemonogatari/

そして、私はまぎれない文化のひとつとして、
昨今の悪しき浮ついたグルメの風潮でなく、
確かなグルメである、と深く思いを重ねながら読んだりしているのである。




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