夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私が魅了させられた素敵な女性は、未知の安藤和津さん・・。

2009-09-18 23:02:02 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を読んでいたら、
政治に疎(うと)い私は鳩山政権の民主党のニュースに微苦笑をしたりしながら読んだりしていた。

そして20、21の両面の大きな広告のようなドイツのシーメンスの進化した補聴器の宣伝が掲載されて折、
どうしてなの、と不思議そうに眺めたりしていた。

そして右上に於いては、
【生きがいのある人生 ~明日を素敵に生きるには~ 】と明示している横には、
私にとっては未知の素敵な女性が何かしら講演のような形で、
マイクを持ちながら語りかけているようなしぐさであった・・。

この下段には、
【新おとなクラブ ~ 団塊世代のためのセミナー ~】
と明記されて折、
主催が読売新聞東京本社広告局、ヨミウリ・オンライン「新おとな総研」、
そして協賛はシーメンスなどと明記されていたので、私は思わず微笑させられたのである。


そして上段にかかげられた未知の安藤和津さんの【新おとなクラブ ~ 団塊世代のためのセミナー ~】の名古屋市内で
開催された講演の内容が掲載されていた・・。

母の在宅介護の体験、そしてご自身の生活の状況、生きがいなどを語らえて、
私は読み込みながら、魅了させられたのである。

この詳細の内容については、


読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】で、掲載されているので、
無断であるが転載させて頂く。

【 明日を素敵に生きるには 】

と題された講演のテーマで語られている。

《・・
今日は、私の61年間に体験したこと、感じたことを中心にお話ししたいと思います。

私の事務所は、東京・六本木のミッドタウンのすぐそばにあります。
ある深夜、12時ごろに、高校生ぐらいの若い女の子と大学生ぐらいの若い男の子が腕を組んで買い物をしていました。

レジは結構混んでいました。
私が並んだら、真ん前にその男の子が並んでいるんです。
あれ、男の子が並ぶんだ。
女の子はどこ?と思ったら、すぐわきで携帯電話でメールをピピピピッとやっています。
そのうち女の子が顔を上げて
「てめえ、遅いんだよ」
と男の子に向かって怒鳴りました。

男の子が「ごめんね。レジが混んでるから、ちょっと待ってて」(笑)ですって。


男女共同参画社会と叫ばれて長い世の中ですけれども、
「てめえ、持てよ」と女の子が言って、
男の子が「うん、ごめんね」というので、
私たちの老後を支えてもらえるんでしょうか。
少し心配になってしまいました。

政治も、私たちにとってとても大切なことですけれども、
次世代をいかに育てるかが今後の課題じゃないかということをしみじみ感じた買い物の一夜でした。


私は、女の仕事はサシスセソと思って生きていた最後の世代です。
裁縫の「サ」、
しつけの「シ」、
炊事の「ス」、
洗濯の「セ」、
掃除の「ソ」をやってこそ
家庭の中でのお母さんと言われた時代に育った私たちにとってみたら、
今のお母さんたちは楽だなと思います。

なぜかというと、昔労働に費やしたエネルギーは、今、機械が全部かわりにやってくれているからです。

「そのままトースト機械」って知ってますか。
前の晩、機械にパンを入れ、コーヒーメーカーに水とコーヒーの粉を入れ、卵を割ってタイマーをかけておくと、
朝起きたら、コーヒーが沸いていて、トーストが焼けていて、目玉焼きができているんです。
1万何千円するそれが飛ぶように売れているということは、みんないかに手抜きをしているか。
目玉焼きぐらいフライパンで焼けばいいのにって私は思ってしまうんですけれども、
そんな時、こんな川柳を思い出します。

「このおなか 胸までいけば Fカップ」。
みんな、体を使わないで生活できる状況になってしまいました。


☆辛かったのは私だけじゃない

私は母の在宅介護を8年やりました。
最初、私の母にまさか介護が必要になるなんて思いもしませんでした。
人間誰でもそうですけれども、自分だっていつどこで介護される身になるかわからない。
自分の親をいつどこで介護するようになるかわからない。
常に私たちはそういうことと向き合って生きているんだなということを、
母の介護体験をもとにしみじみ感じました。


母は実は脳腫瘍だったんですけれども、全く原因がわからなかった。

何か変だと思ったきっかけは、
母は、すべての電話番号を記憶していて片手で電話をかけるんですが、もちろん人間だから押し間違えます。
そうした時、「この電話の子機、壊れてるじゃないの」と、たたきつけて壊してしまいます。


ある時、母が検査入院しました。
検査の結果をお医者様に聞いたら、
「血圧と糖尿の気がちょっとありますが、いや、もう立派ですよ」と言われました。
母のヒステリーはやっぱりもともとのもので、病気は関係ないんだと思っていたところ、
病院に呼ばれました。

そして、退院前の脳のMRIで大きな脳腫瘍ができていることが分かったのです。

お医者様は、
「この腫瘍で、よくしゃべって、よく歩いてらっしゃいますね。よっぽど気丈な方なんでしょうね」
とおっしゃいました。
「腫瘍ができてから30年近くたっています。
手術のしようがありません。お薬も出せません」
と言われたとき、私は初めてわかってもらえたと思って涙が出ました。


母は悪魔でなくて、病気が母を悪魔にさせていたんだとそのとき初めて気づいて、
神様に生まれて初めて本気で祈りました。
1日でもいい、1時間でも1秒でもいいから親孝行する時間を下さい、と。


☆手作り料理で母の目に力が戻った

食べることはとても大切だと思います。
要するに、お医者様が薬もない、手術もできないとおっしゃったとき、
私は、素人の考えですけれども、血液がさらさら流れる食べ物を食べてもらえばいいんじゃないかと思いました。

なぜかというと、うちの母、私の手づくりで、
野菜を多く、油と糖分を少なくした食生活に切りかえて1か月で、目に力が戻ってきました。
気がついたら、テレビのリモコン、電話の子機は壊れてません。
母のヒステリーがおさまったんです。
食べるものの影響ってすごいなと思いました。


だんなさんが高血圧、糖尿、脳梗塞や動脈硬化の気のあるご家庭で、
だんなさんに「お銚子つけたから、もう1杯どう。いっぱい飲んでいいわよ」
「トンカツとウナギ食べなさい」
「たばこ大好きよね。たくさんふかしなさい」。
どんどんそれをしたら、だんなさんは健康に支障をきたします。

何しろ食べるものは人間の命の根本ですから、
本当に長生きできる体をつくるためには、食べることをちょっと考えた方がいいと思います。


☆さよなら「3時のあなた」で充実の日々
 
女性は自分よりも年上の夫と結婚している方が多いから、だんなさんが先に逝く。
悲しいことだけれど、女の人は自由時間ができますね。
これは見方を変えれば待機時間からの解放。
わかりますか。
それまでは、子供が、夫が帰ってくるから家に帰らなきゃと、
私たちはずっと待機していることからの解放が自由時間になります。
3時になると、夕ご飯の支度に帰らなきゃという「3時のあなた」からの解放です。


だから、女性の方はお連れ合いを亡くされても割と元気です。
男性の方は何で元気がなくなるかというと、家庭内自立がなされていないから。

では、今日ここでやってみたいのは、愛知県夫の自立度チェック。
男性の方々、ご自分で常日ごろおやりになっていることを指を折って数えてみてください。
伴侶がいらっしゃる方は、伴侶を思い浮かべて指を折ってみてください。
いきます。

1番、「おーいお茶」と言わずに、お茶やコーヒーぐらいは自分で入れる。

2番、お米やパンなどの主食の値段を知っている。

3番、得意と言える料理が2種類以上ある。ただし、レンジでチンとか、お湯を注ぐだけのものは省きます。

4番、背広やシャツなどを脱ぎっ放しにしない。

5番、自分の洋服類は自分で選んで買うことができる。

6番、ごみの収集日を知っている。

7番、「おーい、何々はどこにあるんだ」と怒鳴る前に、ちゃんと自分で探す。

8番、「ねえ、大根とネギが足りないんだけど、買ってきてくれる」と言われても、嫌がらずに、ちゃんとスーパーへ買いに行く。

9番、奥さんや子供や孫の誕生日を覚えている。

10蕃、仕事以外に、生涯楽しめる趣味を持っている。

辛いことを一つ乗り越えれば「幸せ」が 人生、辛いことはいっぱいあります。
辛い。
みんな幸せになりたいのに、60年たっても幸せは来ないじゃないのと思っている方、たくさんいらっしゃると思います。
でも、物は考え方です。
「辛い」ことを一つ乗り越えれば「幸せ」になる。
ばねと一緒です。
ばねも、ぎゅっと押さえられるから、ぽんと飛びます。
負のことを負としてとらえない。


うちの夫の芝居のセリフで、私がすごく好きなのがあります。
どんなに深い海にも必ず底がある。
底まで行ったら、あとは自分の足で蹴って上がるだけ。
ああ落ちちゃったと思って下まで行ったら、そのまま浮き上がれませんけれども、軽く足でぽんと蹴ったら、上にふっと行くはずです。

人生、ネバーギブアップ、私はそれを自分の心にしっかりと持って、前向きに生きていきたいと思います。

人生いろいろありますけれども、いろいろあるから楽しいんです。
100の要素があって、100%満足な人はどこにもいません。
欠けているところばっかり見るか、自分が持っているものを見るか。

人生残り、ああ、これっぽっちしかないと思うのか、
あと5年10年あるやと思うか。
誰も、明日どうなるかわかりません。
だったら、今日という1日を後悔ないように充実して生きて、明日につなげていく。
それがすごく楽しい生き方じゃないかなと私は思っています。

・・》
注)記事の原文にえて改行を多くした。


http://otona.yomiuri.co.jp/club/nagoya1.htm?from=yolsp


この後、私はこのサイトの右隅にある【 安藤和津さんに聞きました! 】というコーナーを拝見し、
微笑んだりした後、人生の真摯で確かな母親とのめぐりあわせしに教示させられたりした。

私は初めて安藤和津さんの思いや心の発露を知った次第で、
私なりに心を豊かにして下さり、感謝とこれからの人生に勇気付けられたりした。

そして、不思議な縁で今回初めて安藤和津さんをわずかに知ったのであるが、
私は素敵な確かな大人の女性として、魅了させられたのである。



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年金生活の我が家の『秋の大型連休』は・・。

2009-09-18 15:00:52 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であるが、
昨夜9時よりNHKのニュースを視聴していたら、
『今週の土曜日より、秋の大型連休が始まり5連休の方も・・数多くいられるようで・・』
と報じていた。

私は年金生活を半年ばかり過ぎた頃から、ともすれば曜日の感覚が薄らいでいる。
私達夫婦は子供も恵まれなかったので、子供がいなく、
当然のことながら孫もいないので、曜日感覚が衰えている、と思ったりしている。

この後、カレンダーを見たら、『敬老の日』が確か15日だったのであるが、
どうして21日に変わったの、と思ったりした後、
『秋分の日』の祭日には、私達夫婦は毎年私の実家の長兄宅に寄った後は、
お墓参りをしているので、
秋の彼岸入りはいつかしら、と感じたりしたのである。

我が家では『秋の大型連休』といわれても、私の実家のお墓参りぐらいであり、
明日に私の年に一度の『健康診断』の受診日、
あとは秋の状況にふさわしてように庭の手入れをしたり、
梯 久美子・著の『昭和の遺書 ~55人の魂の記録~』、
そして徳岡孝夫・著の『完本 紳士と淑女 ~1980─2009~』の二冊を読む程度である。


現役世代の働いて下さる方たちは、せっかくの『秋の大型連休』であるので、
家族、友人等で旅行をされたり、或いは行楽地で憩(いこ)いの時を過ごされる、
と思ったりしている。

私も現役時代の時でこのような大型連休の時は、
家内と国内旅行をしたりすると、各地で人が多くて、やはり私達の思いと同じと苦笑することもあった。
家計に余裕がなかった時は近くの公園に散策したり、高尾山、周辺の峰峰をハイキングに行ったりしていた。
或いは庭の手入れで、数日で樹木の剪定などで過ごしたりしていた。

いずれにしても、数多くのサラリーマンと同様に私なりに多忙な時であったので、
せめて大型連休の時ぐらいは、ほっと一息、ふた息をつきながら、
心を休ませたりしていた。


私達夫婦の共通の趣味は国内旅行であるが、
年金生活の今は、せめて秋の大型連休ぐらいは現役時代の人々に少しでもゆったりと過ごして欲しい、
と思いながら避けて、いつものように買物、家の周辺を散策したりする予定である。



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