夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ふたたび、伊藤久男の唄声に魅了され・・♪

2009-09-08 21:26:24 | 音 楽
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
朝のひととき、『あざみの歌』、『山のけむり』、
そして『イヨマンテの夜』で知られている歌手・伊藤久男のアルバムを聴いたのである。

このCDアルバムは、一昨年の2月の下旬に、CD、DVD販売店で、
新井 満の『千の風になって ~再生~』のアルバムと同時に購入し、
《懐かしの歌声名曲集》と称され、全14曲の伊藤久男の名曲が収録されている。


私は昭和19年の秋に生を受け、
幼年期、小学の2年生の昭和27年頃まで、ラジオから盛んに流れ、覚えた曲が多いのである。

たとえば、『イヨノンテの夜』は昭和24年、
『あざみの歌』は昭和25年であり、
そして『山のけむり』は昭和27年に発表されている。


ここ10数年、家内が台所で水仕事をしている際、
ラジオを掛けることが多く、偶然こうした曲が聴こえる時もあり、私は微苦笑したりしている。

亡くなった家内の父は、戦前・戦後の歌謡曲は詳しく、
私は教示を受けたりした時もあった。

しかし、もとより家内は、幼児の時から教育されているので、
私より5歳齢下なのであるが、何故かしら私より詳しい時があり、私は微笑んだりしている。


朝のひととき、『あざみの歌』、『山のけむり』等を聴いていたのであるが、
懐かしい幼年期に還れ、愛惜を感じたりするが、
いつも感じることは、限りなく美しい歌詞である。


♪山には山の 愁いあり
 海には海の 悲しみや

【『あざみの歌』 作詞・横井 弘  作曲・八州秀章 】



この後、私は買物に途中で、橋を渡るとき、川の水の流れを眺めながら、
心の中ではひとつの歌を唄っていたのである。


♪高嶺の百合の それよりも
 秘めたる夢を ひとすじに

【『あざみの歌』 作詞・横井 弘  作曲・八州秀章 】


私は初秋の晴れ間の中、秋風を受けながら、こうした曲を心の中で唄ったりしたのである。


余談であるが、2006(平成18)年の秋、私達夫婦は家内の母と3人で道東旅行をした折、
私は独りで人影のない知床と阿寒湖の遊歩道を散策した時、


♪イヨマンテ(熊祭り)
 燃えろ かがり火
 ああ 満月よ
 今宵 熊祭り

【『イヨマンテの夜』 作詞・菊田一夫 作曲・古関裕而 】


伊藤久男のはりのある朗朗とした美声のようには唄えないが、
私なりに少し大きめの声で唄ったのである。

幸い熊も東京の田舎者に遭(あ)いたくないと感じてか、
お互いにほっとしたのは、いうまでもないことである。


http://www.youtube.com/watch?v=ui1uyZuRwFQ
【 『あざみの歌』 作詞・横井 弘、 作曲・八州秀章、 唄・伊藤久男 】


http://www.youtube.com/watch?v=0_R9O1iogIE&feature=related
【 『イヨマンテの夜』 作詞・菊田一夫、 作曲・古関裕而、 唄・伊藤久男 】







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コメント
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