夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

認知症予防にチョコ、カレーが良いと、高齢者の私は学び、微苦笑させられ・・。

2014-09-12 12:50:40 | 定年後の思い
私は2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で直ちに年金生活に入り、
現役サラリーマン時代は悪戦苦闘が多かった為か、解放感で高揚したりした・・。

そして年金生活を当初は、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時を過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりした。
          

私はこれまでの60代の10年の日々は、幸運にも大病に遭遇せずに過ごしてきたが、
2010年(平成22年)の秋に健康診断の結果、糖尿病と診断され、
翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。

そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は青色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを聴いたりした・・。

医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。

この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。

そして私はウォーキングをほぼ毎日し、汗をかきながら最低30分は歩き廻ったりした。

やがて翌年の2011年(平成23年)の3月の初旬、
最寄の内科に3週間毎に定期健診を受けて、糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となった。

この後は、4週間毎に定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
          

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わない。
私自身の糖尿病の再発防止もさることながら、何よりも怖いのは認知症である。


こうした根底があり、自宅の周辺3キロぐらいの中の住宅街の道、遊歩道、小公園などを
ひたすら歩いたりする中で、 季節のうつろいを享受している。
          

昨夜、私はネットでニュース記事を彷徨(さまよ)っている中で、
《 認知症予防にチョコ、カレー…専門家が教える意外な方法 》
と見出しを見て、どういうことなのょ、と思いながらクリックした。

そしてこの記事は『女性自身』と明示され、確か女性専用誌の週刊誌と解り、
少しためらったりしたが、何よりも知らないことは謙虚に学ぶことをモットーに生きてきた私は、
精読して多々教示されたりした。

この記事は関連の『光文社オフィシャルサイト』の2013年10月3日で配信された記事と解り、
今回も無断ながら記事の大半を編集して、転載させて頂く。

《・・(順天堂大学教授の小林弘幸先生)寄れば、
実際、いま認知症の検査としておこなわれているSPECT(体内に注入した放射性同位元素の分布状況を断層画面で見る)検査は、
脳のどの部分の血流が低下しているかを見ることで診断につなげている。
脳の血流低下を防ぐことは、認知症予防にもつながっていくという。

「しかし何もしないでいると、私たちの脳の血流は加齢とともに低下。
男女ともに70歳になると、脳の血流は15歳のときと比べ、30%以上減少するといわれているのです。
高齢になると認知症を発症しやすくなるのは、加齢によって血流が低下するからなんですね。
でも、あきらめるのはまだ早い!生活習慣を変えることで、脳の血流は改善できます」
          
                    
認知症予防につながる『ボケない血流』の作り方のポイント

【有酸素運動】
「まずは1日30分程度の有酸素運動。
脳を含めた全身の血流をスムーズにするのはもちろん、高血圧や糖尿病など生活習慣病を予防して、
血栓や血管のダメージを防ぎます。
ウオーキングや水泳など、無理のない範囲で体を動かしましょう」

【α波】
「脳からα波が出ると、脳の血流が30%増加するという報告も。
α波が出るのは瞑想時やリラックス時。川のせせらぎなど、自然の音を聞くのもいいでしょう」

【チョコレート】
「チョコレートのフラボノイドが血管のこわばりを和らげ、脳の血流を改善するといわれています」

【カレー】
「カレーを食べたあとは脳の血流が増加。
これはカレー粉に豊富に含まれるスパイスのおかげですが、とりわけカルダモンに血流アップの作用があるとか。
カルダモンは香辛料としてだけでなく、生薬、漢方として日本はもちろん、北欧など世界中で愛用されています」・・》


このような記事を読みながら、【有酸素運動】と【α波】に関しては、
毎日のように独りで平素の買物に行き、時折ご婦人のしぐさに見惚(みと)れたり、
その後に散策して、樹木、草花などに季節のうつろいを享受している私は、及第点と感じている。
          

【チョコレート】
私は何故かしら、街中のスーパーにある板チョコレートが、好きである。

私が1954年(昭和29)年の小学3年生になったばかりの時、私を可愛がってくれた祖父が死去した。
前年に祖父の長兄だった父が亡くなり、跡継ぎを失くし、
その上に祖父は病気となり、落胆した表情が少年の私さえ感じていた。

そして祖父、父が中心として、程ほどの広さの田畑を耕し、
多忙な時期は小作人だった人たちの助けも借りて農業をしていたが、
大黒柱の2人を失った生家では、長年の農業の技量の伝承が絶たれてしまったので、没落しはじめた・・。

こうした中で、母、父の末妹の叔母、長兄、次兄、私、そして妹のふたりが残された家族となり、
生活は困窮し始めた・・。
          
このような状況下の時、祖父の妹に当たる祖母のような心優しい人が、
何かと不憫に思い心配されて、とても私たちが日常生活で買い求めることのできない菓子などを持参してくれた。
その上、妹の2人には、何かと品を頂き、ときにはお揃いの洒落た下駄などを頂戴した。

この人が帰路する時、私は駅までの15分ぐらいの町道をこの方と共に歩いて、駅で見送った。
この少し前、このお方は私に、
『チョコレートでも買ってねぇ・・』
と私に百円玉ひとつを手渡して下さった。

この後、私は小汚い身なりであったが、駅前の商店街の菓子屋に行き、
まばゆい包装紙に包まれた一枚の板チョコレートを買ったりした。

そして私は駅前から急いで帰宅し、妹のふたりと割って食べたりした。

しかし恥ずかしながら告白するが、正確には私は少し大き目の3分の1であった・・。

あの家も貧乏になった、と少年の私さえ、近所の人たちの風の噂を聴こえたりしていたが、
この時ばかりは妹2人と食べあった板チョコは、この時は何かしら貧乏のことも忘れさせてくれた。

こうした体験を秘めた私は、たった一枚の板チョコレートであるが、
ここ10年前の頃からのベルギー産の高級品、宇治抹茶生チョコなどのチョコレートより、遥かに美味しく感じられるのである。

そして私にとっては、たった一枚の板チョコレートでも人生観を変えることがある、
と思ったりしている。

このような私の秘めたる想いがあるから、家内は少し高価なチョコレートを食べたりしているが、
ここ数年の私は、明治製菓の『ブラック・チョコレート』を月に一度ぐらい、
スーパーで80円前後で買い求めて、食べたりしているが、
今回、この記事から喚起させられて、週に一度ぐらいにしょうかしら、と思ったりしている。
          

【カレー】に関しては、週に一度ぐらい愛食している。

スーパーで買い求めた豆腐の半丁ぐらいの大きさの『絹美人』と名付けられた豆腐があり、
皿に載せて電子レンジで少し温める。

それと並行するように、レトルト・カレーもお湯で温め、
やがて豆腐の上にかけるだけのこの世で一番簡素な手抜き料理であるが、
こうしたカレーを私はここ10年ぐらい美味しく頂いている。

このように今回の記事から、私は多々教示させられて、
ひたすら歩き、チョコレートとカレーも愛食するから、認知症は勘弁して下さい、
と懇願しているひとりである。


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コメント (2)
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