夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

敬老の日を迎え、少額の医療費の方こそ感謝状が肝要と、願いを深めて・・。

2014-09-15 12:12:50 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅みに住む年金生活の身であり、
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、私は9月下旬の誕生日を迎えると古希と称される70歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると65歳となり、介護保険証を受ける身となっている。


昨夜、ネットで総務省が公表された高齢者の実態を『朝日新聞デジタル 』読み、学んだりした。
《・・総務省は14日、「敬老の日」に合わせて15日現在の高齢者の人口推計を公表した。
65歳以上の高齢者人口が3296万人(総人口の25・9%)、
75歳以上が1590万人(同12・5%)となり、いずれも過去最高。
「団塊の世代」の1949年生まれが65歳になったのが一因で、4人に1人が高齢者、8人に1人が75歳以上となる。

男女別では、男性の高齢者が1421万人(男性人口の23・0%)、女性が1875万人(女性人口の28・7%)。
そして年齢別では、70歳以上が2383万人(総人口の18・7%)、80歳以上が964万人(同7・6%)。

また、5年ごとに行われる住宅・土地統計調査(2013年)によると、
高齢者のいる世帯は2086万で、初めて2千万世帯を超えた。うち高齢者の単身世帯は552万世帯に達した。・・》
          

この後、私は内閣府が昨年に公表された『高齢化の現状と将来像』の中で、
65歳以上の高齢者人口の推移として、昭和25年(1950年)には総人口の5%に満たなかったが、
昭和45年(1970年)に7%を超え(国連の報告書において「高齢化社会」と定義された水準)、
さらに、平成6年(1994年)にはその倍化水準である14%を超えた(「高齢社会」と称された)。
高齢化率はその後も上昇を続け、現在、25.1%に達している。

そして肝要な生産年齢人口(15~64歳)は、
平成7年(1995年)に8726万人でピークを迎え、その後減少に転じ、
平成25年(2013年)には7901万人と昭和56年(1981年)以来32年ぶりに8000万人を下回った。
          

この後の私は、65歳以上の高齢者人口と生産年齢人口15~64歳の生産年齢人口の比率を見たりし、
昭和25年(1950年)には1人の高齢者に対して12.1人の現役世代(15~64歳の者)がいたのに対して、
平成27年(2015年)には高齢者1人に対して現役世代2.3人になると予測された上、
今後も高齢化率は上昇を続け、現役世代の割合は低下する、と学んだりした。

こうした中で、我が国の平均寿命は、平成24年(2012年)現在、男性79.94年、女性86.41年となり、
65歳時の平均余命は、昭和30年(1955年)には男性が11.82年、女性が14.13年であったものが、
平成24年(2012年)には男性が18.89年、女性が23.82年となっており、
男性、女性とも高齢期が長くなっている。

こうした社会状況の人口構成が、時代と共に大きく変貌してきた現状を学びながら、高齢者の私でも少し憂鬱になりながら、
微苦笑を重ねたりした・・。
         


確かに日本の現状として、世界の主要国の中に於いても、
社会インフラ基本基盤として、電気、ガス、電話、上水道、下水道も殆ど整備され、
学校、病院、公営住宅もあり、鉄道・バス路線、そして道路、高速道路もあり、港湾、橋梁なども、
整備されている稀な国家でもある。

そして年金、医療、介護などの社会保障制度も、多少の難題がありながらも存続している。
         
その上、経済は都心の一部は活性化しているが、地方は未(いま)だに低迷している現在さえも、
殆どの国民は飢えることなく飽食の時代となり、
医療の充実もあり、主要国の中でも最先端の長寿化の超高齢化社会の時代を迎えている。
           
          

こうした中で、公的年金制度は現役世代の納める保険料で、その時の高齢者に年金を支払う仕組みであり、
支え手の現役世代が減り、支えられる側の高齢者が増える少子高齢化は、年金財政に大きな影響を与えている。

そして年金の水準を先に決め、それに必要な保険料を集める仕組みの下では、
少子高齢化が進むと保険料が上昇し、現役世代の負担が重くなり過ぎてしまう悩ましい最大の難題となっている。。

もとより政府は、借金に頼らず税収で賄える国と地方の基礎的財政収支を2020年度に黒字化し、
借金が膨らみ続けている長年の流れに歯止めをかけようとしているが、
最大の脅威は社会保障費の増大、と的言している。

そして毎年1兆円規模で増える医療や介護、年金などの支出で、
保険料(64.1兆円)があるが、年金(56.0兆円)、医療(37.0兆円)、介護・福祉その他(22.2兆円)(うち介護は9.5兆円)、
総計の給付費として115.2兆円、と2014年度の予算ベースとなっている。
          

          
過ぎし日に麻生財務相が記者会見で発言され、
『世界に冠たる皆保険と言うが、保険料だけで給付を賄いきれていない。
公費負担に4割を依存としており、給付と負担をバランスさせなければならない』と明言されたりしていた。

もとよりこうした背景には、今後の2025年までに『団塊の世代』が75歳以上となり、
社会保障給付の増大が財政の健全性に脅威となり続ける、と警鐘している。
           

私は平均寿命に関しては、あくまで平均であり、
私の現役サラリーマン時代の58歳の時に同僚の死去に接したり、
2004年に多々の理由で年金生活を始めて数年過ぎる中、先輩、同僚だった人たちの死去を知り、
余りにも若き60代なのに、と戸惑いながら、ご冥福を祈ったりしながらお通夜に参列したりした。

或いは私の住む近所には、90代の御夫婦が心身共にご健在で、ときおりお逢いした時は、
私は挨拶を交わしたりしている。

こうした体験をしてきたので、私は平均寿命については、
その年に生まれた子供が平均で何歳まで生きるかを予測した数値であり、
たとえ長寿世界一になっても、人それぞれの平均値である。

私は平均寿命よりは、何よりも健康寿命こそが肝要であると、深く確信しているひとりである。
          
               
もとより健康寿命は、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間、と世界保健機関が提唱して以来、
いかに健康に生活できる期間を伸ばすかに、ここ10数年関心が高まっている状況となっている。

悩ましきは平均寿命と健康寿命との差てあり、衰弱・病気・痴呆などによる介護期間であり、
もとより日常生活に制約される苦汁の期間となる上、医療費の増加の主因となっている。
          


『敬老の日』に於いては、私の住む地域の自治会、或いは調布市でも、
後期高齢者の75歳、85歳、100歳などの方に金一封を備えたり、後期高齢者を対象に敬老会が開催されたりしている。

こうしたことに私は苦笑して、国の財源が逼迫し余裕のない現状、そして今後の状況を配慮すれば、
寿命が永らえた人の敬老会、金一封などは廃止する代わりに、
高齢者で少額の医療費の方こそが、医療費の高騰の中で、自助努力と幸運で医療費の抑制に貢献してきた人なので、
国の厚生労働省から発令して、自治体を通して、それぞれ金一封を備えで感謝状を送る時代が到来している、
と深く念願している。
          

たとえば年に一度の健康診断以外は、医療費は不要の人で、
こうした溌剌の方は、自治体の公報で『感謝コーナー』を新設し掲載して、やがて多くの方が増えることを願ったりしている。

余談であるが、私は最寄の内科に4週間毎に定期健診を受けて、糖尿病の範囲の対象から克服でき、
悪玉コレステロールは基準値の90%、これ以外はすべて優等生となっているが、
そして隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、日々朝食後に呑んでいるので、
毎月自己負担だけでも総計4000円前後を支払っているので、無念ながら対象外である。


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コメント (6)
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