夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

時折とりとめなく思い馳せて、老ボーイの私は、独り微苦笑し・・。

2016-01-04 10:50:41 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の老ボーイの71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

今朝、6時半過ぎに起床した私は、台所のある市から配布された『調布市ごみリサイクルカレンダー』を見て、
本日は本年最初の『燃やせないごみ』の日だ、と私はボケてはいけないと自身に言い聞かせたりした・・。

そして市から指定された『燃やせないごみ』の有料袋に、家内は既に整理して終えていたので、
この『燃やせないごみ』の入った袋を私は持ちながら、
市から指定された所の道路に面した門扉の内側に置いたりし、
この周辺の家では我が家が一番早いかしら、と思いながら何かと愚図の私でも微苦笑してきた。
          
       
この後、玄関の軒下に戻ると、遠くに路線バスも走る大通りを見ると、
久々に頻繁に自動車が走るいつもような状景を視(み)たりした。

こうした中、門扉の前の道路をコートを召した諸兄諸姉が通り過ぎ、
働いて下さる諸兄諸姉の年末年始の休暇も昨日で終わりを告げて、
いよいよ本日から官公庁は『御用始め』となり、
これに準拠した数多く民間会社も『仕事始め』と思ったりした。

私も現役サラリーマン時代は、民間の中小業の会社で35年近く奮闘してきたが、
ここ10数年は短期に成果が問われる時代の中、常時リストラともいわれたりして過酷な時代になっている、
と深く憂いたりする時もある。

私は何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。

そして私は無力ながら、働いて下さる諸兄諸姉は、明るい家庭を維持できるように、
今年も程ほどにお身体を自愛しながら、業務の成果を上げて下さい、と強く祈願したりした。
          

この後、居間に戻り、テレビで天気情報を視聴していたら、
朝の6時は4度、昼下がりは16度前後、夜の6時は11度前後で、
本日も快晴に恵まれ、4月のような暖かさになります、と報じられていた。

私の住む地域は、年末年始は幸いにも暖かな冬晴れが続きたが、
桜が満開になる4月上旬が本日到来です、と言われても戸惑いながら微苦笑したりした。
          
          ☆ここ数日前から、ツツジかサツキが不明であるが、早くも花が咲いている☆

やがてぼんやりと、我が家の近くにある明照院を昨日も散策した時、
この中で、美人の神様と称せられている観音堂に祀ってある弁財天があるが、
この横に掲げられていた格言を突然に思いだされた・・。
          

私は恥ずかしながら齢ばかり重ねた身で、このように達観できず、少しは出来るように致しますから・・
勘弁して下さい、と苦笑したりした。

そして帰路、独りトボトボと歩きながら、ひとつの格言が思いだされた・・。

醜いことは、他人の生活をうらやむこと、
尊いことは、奉仕して恩に着せぬこと、
素晴しいことは、感謝の念を忘れぬこと

確か福沢諭吉(ふくざわ・ゆきち)さんの遺(の)こされたひとつの名言と記憶している。

もとより福澤諭吉さんは、天保5年12月(1835年1月)に生を受けられ、
亡くなわれる明治34年(1901年)2月までは、月3日)は、蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者となり、
慶應義塾の創設者であり、専修学校(後の専修大学)、商法講習所(後の一橋大学)、土筆ヶ岡養生園(後の北里研究所)、
そして伝染病研究所(現在の東京大学医科学研究所)の創設にも尽力されたりした。

更に新聞『時事新報』の創刊者であり、東京学士会院(現在の日本学士院)初代会長を務め、
こうした業績を元に明治六大教育家として列される御方である。

私は大学を中退し、やがて民間の中小業の会社でサラリーマンをしてきた身とは、天と地の差は歴然としている。

まして私が大切にしている一万円札の表面には、この御方の肖像が掲げられ、
私からすれば、地に伏して見上げるような御方でもある。
          

こうした御方の名言には、少しは理解できるが、実行となれば恥ずかしながら遠いのが実情となっている。

つたない私は、時折とりとめなく、こうしたことも思い馳せたりしている。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする