(14)で、暑さをタイトルにしたが、めげない我慢(がまん)は、なにも暑さに限ったことではない。冬の凍(い)てつくような寒さも当然、ある訳である。私達は、この厳(きび)しい寒さにもめげず、日夜、頑張っている訳である。何のために頑張るのか? と問われても、私はお坊さんでも牧師さんでもないから分からないが、まあ、頑張る内容があるから頑張るのでしょう・・と返すしかない。そこのところは、よろしくっ! ^^ まあ、静かに落ち着いて考えれば、頑張ることで物事が+(プラス)に向かうからと思える。寒さにめげないで+に傾けば、気分もいいし、お金ももらえ、いい暮らしができるということもある。頑張らない人もいるが、こういう人は私の管轄ではないから、よろしくっ!^^
十一月末の寒さが増したとある公園である。紅葉の秋の頃は、よくベンチで昼のコンビニ弁当を食べていた二人連れの老人達も、さすがに寒さが身に応(こた)えると見え、コンビニ弁当を買ったあと、敬老会館へと入るようになった。敬老会館は、高齢者の福祉目的で建設された公営施設である。
「ここは、空調が効きますから、暖かでいいですなっ!」
「ですなっ! いくら、めげるなっ! と言われても、寒いものは寒いですからなっ! 私ら老人には、寒さは応えます…」
「さようで…。めげてめげて、めげたおしたいですよ、私はっ!」
「ははは…確かにっ! しかし、寒さに震えても腹は減りますなっ!」
「はい。どうせ食べるなら、敬老会館のような快適なところで食べたいですなっ!」
「ここの¥100風呂を上がって食べるお昼は格別ですなっ!」
「ですなっ!」
二人の老人の話は尽きない。
巡る季節の寒さを避けられない以上、快適に過ごせる方法を模索し、敢(あ)えて寒さにめげるのも、めげない一方法なのかも知れない。健康面もありすしね。^^
完