生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

浜寺公園

2016年01月28日 | 日記
浜寺公園は、鳳大社から西に真っ直ぐに行くと到着します。
面白い事に、家原寺、鳳大社、浜寺公園は東西に一直線に位置しており、太陽の道とも言う様です。

南海電鉄の浜寺公園駅舎です。
・明治40年(1907年)に、日本の近代建築の草分けとされる東京帝国大学工科大の辰野金吾学長、片岡安博士が所属する建築事務所の設計により立てられた木造洋風建築物です。
・私鉄最古級の歴史ある明治の駅として親しまれています。平成10年に国の登録有形文化財になっています。

浜寺公園の入口付近です。
クロガネモチの樹の向こうが浜寺公園の駅舎がある処です。

クロマツの林が立派です。

公園の広さは75haもあります。
クロマツはざっと、5500本と言います。

クロマツの林の由来です。
・クロマツの立派な林がある浜寺公園は、18世紀初頭に和泉国大鳥郡の5ヶ村の住民らが、防潮のために植えたものが原型となっているそうです。
・これら5ヶ村は、その後1747年から田安家領となり、1868年(明治元年)に田安家がこの松林を伐採して新田開発を計画し、色々あった後の1873年(明治6年)に当地を訪れた大久保利通が、約850本にまで減少してしまった姿を嘆いて堺県令に働きかけ、伐採停止が通達されたと言います。そして、その年の12月に日本最古の公立公園として開園します。

松毬が見えます。
大きくて、落ちて来ると危ない感じです。

松毬のアップです。

林は管理されています。
切り株がありました。
年輪を確認すると40数本ありました。

世代交代は人の手で行われています。

本来、海岸は砂浜で陸地の林までの中ほどには湿地が広がるのが自然の姿だと言います。
そう言う意味では、綺麗なクロマツ林も、砂浜に強引に人の目的で造られたものと言う事になります。
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