少年少女の「フランス代表団」をひきいて、伏見稲荷に詣でました。代表団といっても、十代の、例の私の長男長女と、甥っ子の三人だけですが。耐えがたい日盛りのなか、耳を聾(ろう:聞こえない)する蝉の声は、さながら天を穿(うが:つらぬく)って、そこから群青(ぐんじょう)を奪ってくるかと思われるばかり。赤い鳥居がどこまでも続く迷路を見るや、子供たちは一散に遊びはじめました。格好の、隠れんぼや追いかけっこの遊び . . . 本文を読む
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