いかなる理由があろうとも戦争は正当化されるものではありませんが、その責任の所在を巷間(こうかん:世間)で語られている言説だけで判断するのは短絡に過ぎないようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、欧米の知識人たちの言を引きつつ、冷戦終結後もNATO(北大西洋条約機構)が存在し続けた矛盾を指摘。その上で、もはや西側の盟主でもない米国による誤った世 . . . 本文を読む
―― 日下公人著書「『日本大出動』トランプなんか怖くない(2016年6月発刊)」から転載します ――ところで、中国が妙な自信をつけてしまった責任の一端は、実はアメリカにあります。米ソの冷戦が終わったとき、アメリカが仮想敵国を持たない国に生まれ変わればよかったのですが、やっぱりないと困るという人がたくさんいました。いわゆる産軍複合体です。軍事予算がカットされたら困るから、どうしても仮想敵国が必要です . . . 本文を読む