人の気持ちがわかるのは難しい。
人間はロボットではないから同じ情報に対して、
同じ判断をするとは限らない。
しかも、誰しも特有の好き嫌いがある。
好き嫌いを抜きにして、客観的に相手を判断しているか、
どうして確信できようか。
神や仏のように、はるかなる高次元から、
迷える衆生を見守れたら、
一体どれほど胸がスッキリすることか。
現実には利害と利害とがぶつかって、
一枚のパイの切り取り合戦になることが多い。
苦しんで、涙を流した者でない限り、
人の気持ちはわからない。
まるで、汗を流して、
涙のうちにパンをかじった者でなければ、
労働の喜びがわからないかのように・・・
一つだけアドバイスするとすれば、
人には、口は一つ、耳は二つある。
自分のしゃべることの二倍、
相手の言うことを聞きなさい。
謙虚であるよう努力しなさい。
頭の良し悪しだけでなく、
年齢や経験がものを言う現実を、
静かに受け容れなさい。
---owari---
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