(民主主義を世界に広げたい理由)
「民主」という言葉は、「自由民主党」「立憲民主党」「国民民主党」など、たくさん使われており、使い慣れている言葉であるため、どこでも使うものではありますが、その意味をよくよく考えてみる必要があるのではないかと思います。
民主主義とは、「個人個人の価値を認め、基本的な人権として平等の価値を認め、それぞれの意見の総合によって、いろいろなものをつくり、動かしていこう」という考え方なので、民主主義社会は「多数の者が望まないことは実現しない世界」なのです。
(民主主義で人々の幸福が担保されるのは大事なこと)
民主主義のいちばんよいところは、「個人個人は、難しいことは分からないとしても、自分にとって、そういう制度や考え方が不幸をもたらすかどうかについての判断ぐらいはできるだろう」という考え方が、最低限入っているところでしょう。
つまり、「国民や人民は、自分たちを不幸にし、迫害するような政府を選ばない。そういう主義・主張は選ばないだろう」ということが基本にあるわけです。
(実は「歴代大統領が積み残した仕事」をしていたトランプ大統領)
例えば、「メキシコとの国境に、壁、フェンスをつくる」ということを言っていました。これは奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)ですが、映像としては、非常にはっきりと目に見えるものです。この壁の建設費は6500億円ぐらいですけれども、大統領の権限としては、当然にできるぐらいの範囲のものではあるでしょう。
ただ、その実情は、メキシコから合法的に移民してきて、正規にアメリカで働いている人たちを排除するという意味ではありません。「国境には何も障害物がなく、麻薬や犯罪組織などがたくさん入り込める状態で、自由に行き来ができるようになっているため、これを何とか食い止めなければいけない」という、非常に切実な問題が背景にあることは事実です。
あるいは、中国との問題でも、今、アメリカが25パーセントの関税をかけるというので、「ずいぶんクレイジーな大統領だな」と思っている人も数多くいるだろうと思います。これに対して、中国のほうも、「最高25パーセントの関税をアメリカにかけるぞ」と言い返したりしていることが、新聞などで報道されています。
一般的には、「自由貿易こそが、世界の国々が富む方法である」というように教わっているので、多くの人は、そのとおりに受け止めているであろうと思います。
ただ、トランプ大統領の心のなかを読めば、次のようなことです。
中国は、アメリカとの貿易において、毎年30兆円以上の黒字を出しています。そして、中国は、国防費と称して、毎年20兆円の軍事費用を維持しています。日本のだいたい4倍ぐらいです。
「中国は20兆円の国防費用を使っているのに、アメリカが中国を30兆円の貿易黒字のまま儲けさせるわけにはいかない。これはやはり削減すべきだ」という判断を、アメリカ大統領として下しているのです。
この判断については、個々の商売や貿易などを考えれば、いろいろ意見はあるだろうと思いますが、今までの歴代大統領がやらなかったこと、積み残してきたことを、やろうとしていたのだと私は理解しています。そういうことができる大統領ではありました。
---owari---
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