どんよりと空が曇って 肌寒い朝。
気がめいり、 憂うつになり、
今日の一日から
逃げたい気持ちになる人も あるであろう。
みじめな一日の始まりに
不安と絶望とで 心揺れる人も数多いであろう。
しかし、 雲が裂け、
天上から一条の明るい光が 射し来たった時、
世界は一変する。 すべてが一変する。
樹木は明るい緑に輝き、
花たちは笑顔で あいさつを始める。
これが信仰の力だ。 これが仏の大悲だ。
あなたの心にも、 一条の光よ、射せ。
あなた自身も、 一条の光となれ。
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だから今朝も、
“私は、人間としての 義務を果たすために起きるのだ。”
と、古代ローマの*哲人政治家の 言葉をつぶやいて起きた。
一日、一日を、生かされている奇跡と 感じよう。
―――――
*哲人政治家・・・古代ローマの最後の五賢帝である
マルクス・アウレリウスの言葉です。
マルクス・アウレリウスは
多忙な公務の中でも 日々 自分と向き合う内省的な時間を持ち
こうした言葉を 日記のように 書き記すことで 自らを律していました。
「今日一日 生かされているということ
まだ 人間としての命が 与えられていること
そのこと自体が 奇跡のように思える
だからこそ 苦しい朝を迎えたとしても
自分には果たすべき義務があると
起き上がることができる」
---owari---
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