「結婚愛と家庭愛」は、みなさんにとって、極めて手近な愛ではあります。しかし、手近であるがゆえに、身近であるがゆえに、この愛が、なかなか成就しないという悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
そういうみなさんのために、あえて、いま、「結婚愛」「家庭愛」という、ごくありふれた愛のあり方を、根本から問い直してみたいと思うのです。
まず、結婚愛から話を始めましょ . . . 本文を読む
19世紀の世界統一の秩序は、イギリスにあった。これを「パックス・ブリタニカ」という。次の20世紀は文句なくアメリカの世紀「パックス・アメリカーナ」であった。さて、次の21世紀は日本の世紀「パックス・ジャポニカ」になるか否か。それは日本人の自覚と努力にかかっている。
先の英米の世紀は、軍事力という力で統御し、勝ちとった秩序であった。これから迎えるパックス・ジャポニカは、力ではなく文 . . . 本文を読む
発酵すると何がいいのか?
発酵させることによって、元の食品とはまた違った利点が出てきます。
(1) 消化吸収がよくなる
微生物の働きによって、たんぱく質をアミノ酸に、炭水化物を糖に分解し、消化吸収がしやすい状態になります。例えば、甘酒はコウジカビがデンプンを分解し、ブドウ糖に変えるので甘くなり、吸収もよくなります。
(2) 栄養価があがる
発酵の過程で菌や、酵母、酵素の働きによって、栄養 . . . 本文を読む
そもそも発酵とは一体何なのでしょうか?
発酵とは、微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することをいいます。
微生物という目に見えない小さな生き物が働いた結果が「発酵」です。発酵を行う微生物のことを総称して「発酵菌」といいます。
発酵菌は、発酵中に香り成分や新しい味わい、色、栄養価を作り出します。それらの成分がとても美味しく、そして健康にもよく、食品の保存性 . . . 本文を読む
日本文明の特色は何かと考えてみますと、いくつか独自なものが挙げられます。「手仕事の文化」、「時間に正確な文化」、「独自の言語文化」、「大いなる和の国」、そして「太古からカビと共存してきた文化」など、その他にも多くあります。
今日は「カビと共存してきた日本の文化」について、全3話でお伝えします。
日本は温暖多雨で生物の栄養になる物が豊富にあり、バイキンやカビのような微生物にとって . . . 本文を読む