(体感温度)
夏の時期、外気温が30度にもなると非常に暑く感じられ汗が噴き出てきます。一方お風呂は40度から42度
くらいが適温なので30度は冷たくさえ感じます。このように同じ30度でも水と空気では感じ方が全く違うのです。
我々が暑い、寒いと感じるのは皮膚の温度が関係しているのです。水は空気に比べて熱伝導率が凡そ30倍ぐらい
高いので、体温より低い30度のお風呂に入ると、熱が低温のお湯にどんどん奪われ、肌の温度が一気に30度
近くになってしまうので冷たく感じるのです。これに対し空気は熱伝導率が低く保温性が良い為に、30度の
外気に触れても肌の温度は36度を保ち続けるだけでなく、いつもの気温より高い分だけ暑く感じるのです。
処で団塊世代の熟年夫婦とそのジュニア世代の若い夫婦を対象に、二人の共有時間やライフスタイルの変化に
よる空気の感じ方を探ったダイキン工業の「夫婦の空気に関する調査」に拠りますと、若い夫婦では男女とも
約9割の人が一緒に過ごすと体感温度が「上がる」と答えているのに対し、熟年夫婦では妻の4割が夫と過ごす
とストレスで体感温度が「下がる」と感じ、夫の方は7割が「上がることが多い」という結果となり、熟年夫婦間の
温度差にはかなりの開きの有ることが判明したとの事。
どんな夫婦でも、お互いが相手の体温を「温もり」と感じていた時も有ったはずです。それなのに今では
「暑苦しい!」あの頃の温もりは一体何処へ行ってしまったのか。新婚時代は一つの布団で寝起きしていた
夫婦が、ある日突然何かのきっかけで同室別床に、そして最後は「もう別の部屋で寝るから!」と妻からの
別室宣言、というのは良く有るケース。我が家は辛うじて第二段階をキープ、でも気のせいか最近は少しずつ
布団の間隔が広がってきているような気がするのです。しかし文句は言えません、小生の凄まじい鼾によく
耐えてくれました。
何せ無呼吸症候群の鼾ですから、数十秒間息を止めてから一気に吐き出す、その音量たるや爆撃機並みだそうで、
会社の旅行では目を覚ましてみれば一緒に寝ていたはずの人が誰も居ないという事もしばしば。しかしその
凄まじい鼾も最近は加齢でパワーダウンし小川のせせらぎ?に、これで妻に部屋出をされなくで済みそうです。
おもしろ川柳 大いびき テレビ消したら 「見てたのに!」
以上の文章は、博学の友人Eさんからの投稿を転載させて頂きました。 有難うございました。