走るためのトレーニング

　先日、おきなわマラソンをゴールして、荷物を預けていたスポクラのスタッフと話したこと・・・「そういえば、いつもスタジオばかりで、コレと言って走るトレーニングをされていないですよね？」「そうですね。いつもスタジオで踊って（？）ます。（ごくごく、たま～に、ランニングマシンで走ってるんですけどね・・・）」

　・・・走るためのトレーニング？？・・・しない、ね。だって必要ないもん・・・

　だって、走るって行為は人として、生き物としてごくごく当たり前のコトでしょ？なんでトレーニングするの？？

　駅伝なら、タスキの渡し方とか、トレーニングしなけりゃなりません。でも、少なくとも私がターゲットとしているウルトラマラソンでは・・・トレーニング？？

　極論から言うと、ウルトラマラソンは非常にメンタルな、というか日頃の生活態度そのものが反映されるスポーツです。人生のあらゆる局面において、「ああ、もうダメだ！」って感じる時・・・実は、そこからがウルトラのためのトレーニングなんです・・・

　この最大絶悪なる環境の中、如何にして活路を見いだすか？

　四面楚歌状態で、一人孤独で泣き出したくなるような状況の中、いったい何を味方につけていくのか・・・？

　半分、カニ味噌化した脳味噌を振り絞って、へんないきものは必死に考えます！

　ああ、もうダメだ！そこで、さらに一歩踏み出して行けた時・・・我が意を得たり！

　そんな時の自分って（自分で言うのも変ですが・・・）本当に頼りになります。この世で一番信頼できるのは自分自身だなって思います。だから、暗闇の山道の中、一人で懐中電灯照らしながら前へ進んで行けるんです。実際、私は一人になった時が強い、一人になった時、その時こそ、へんないきものの本領発揮・・・デス！

　ここまで言い切ったからには・・・今年の萩２５０ｋｍ１０回完踏も大丈夫でしょう。

　・・ただ、私にも弱点があります。それは・・・雨・・・三日三晩雨が降り続いたら・・・ヤバイ、かも？