
どうしても、まとまったお金が必要になった時、どうするか?
手っ取り早いのは、話の分かる身近な人に相談する・・・のが一番だ。それで貸してくれるならラッキーだ。いやいや、実は、コレが一番やっかいで、昨今の事件の多くは、この「金銭がらみ」が原因だ。
・・・で、結局、「即日融資」「フリーローン」「保証人不要」「スピード審査」・・・といった巷の文字に踊らされる。
確かに、早い。おお、コレが300万円か?300万ってコレくらいの「厚さ」なんだね・・・なるほど。
で、借りたモノは返さないといけない。図書館の本やレンタルショップのCD/DVDに同じ。だが、相手は「お金」となると、当然、「利息」がついてくる。正直、貸すほうは、コレで生きているワケだから、そうそう低金利では貸してはくれない。
で、月々の返済・・・返しても返しても・・・「減らない」
おかしいな?
そのうち、「返すための」お金を同じようなところで借りる。
そして、また、返せなくなって・・・
コレは、ニートの話をしているのではない。実際に、「働いて」いても、このような負のスパイラルに陥ることがあるのだ。
きっと、その人は、パチンコとか女遊びとか、いわゆる遊興費に使いまくっていたのでしょう。
そう思うかもしれない。
ま、何に使っていたにせよ、そもそも、この手の人は、「お金」に対する考え方を改めないと、おそらく、どれだけ多くのお金を給料として貰っても、同じようなスパイラルに陥ってしまうことだろう。
と、だんだん、答えから遠ざかって迷路に入りそうなので、そろそろ話を戻そう。
この場合、最初っから「借りる相手」を間違えているのだ。
では、どうすればいいのか?
日本金融政策公庫なるものをご存じだろうか?
個人事業主でも、あるいはこれから起業しようとしている人でも、明確なビジョンがあれば、相談に乗ってくれる。
自治体によっては、そういった起業家を支援する、要するに「返さなくてもいいお金」の制度を設けている場合もある。
いずれにせよ、悩んだ結果、へんなモノを掴むよりは、よく調べてみたほうがよい。
・・・で、万一、先ほどのパターンで「負のスパイラル」に陥ったら??
最近、よく広告で見かけるのが、弁護士への債務相談、けっこうあちこちで「無料相談」をしている。実際に、相談して3ケタの過払い金が戻って来たケースもある。もちろん、弁護士に手数料は支払うのだが、それでも、3社以上から借りている人の場合は、3ケタの単位で戻ってくることがある。
ちなみに、生命保険会社の「利用者貸し付け」制度は、利率が2%~3%で、かなり良心的である。わかりやすく言うと、自分がかけてきた生命保険の中で「借りる」ワケで、毎月、決まった額を返済するのではなく、気が向いた?時に、最低5000円から返済すればよい。
そして、最後に・・・
「お金」が無くても「勝負できる自分」を目指すことだ。世の中、お金が全てのような感じがするが、決してそうではない。諭吉を何人囲っているか?よりも、そもそも自分はどういう人間なのか?が問題だ。
本当は、お金の授業を小学生のうちから取り入れたほうがいいと私は思っている。
・・・と、ここまで書いておきながら・・・
さて、今日は何の日でしょう?
・・・なんてオチは無いのである。