マニアックなネタを。
10年くらい温めてきたネタを初めて披露します。
世俗的に出世する知人がいる。羨ましいと思う反面、俗物が周りに集まってきて大変だろうなと思う(負け惜しみですねw)。
世俗的に大富豪になるわけでもなく、古典ばかりを読んでいる人がいる。山本七平とか執行草舟とか。彼らは新聞も読まない/読まなかった。
古典を読んで、世界の偉人と接している。そういう偉人を、英語で:
great minds
って言います。mind なんです。man とか personではなくて。
mind の辞書的な最後の意味に、「(偉大な)人」って意味がある。
日本語だと「偉人」って表現して、擬人化される。いや、擬人じゃないか、実際に人だったんだから。信長家康松陰西郷とかあの辺の人たち。
でも英語ではこういう、精神性を持つ偉人を、mindって言う。
なんだか印象的。
「人」って言わない。
mind (精神)って言う。
肉体を持った(そしてそれを失った)人として扱わない。
肉体とは離れた精神 mindとして扱う。
「偉人」と表現するより、great minds って表現する方が、身近に感じる。mind がすぐそこにあるよ、的な。
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「ほんとうに偉大な人は、世の中を浄化する力を持った人である」ってのが、私の好きな『無私の日本人』のあとがきで磯田道史さんが書いていること。
世の中を浄化する人。
beautiful minds である。
そういう偉人の、精神性は、そういう人たちを思う人の心(minds)の中に、生き続ける。
私が好きなTo live in hearts we leave behind, is not to die という言葉で象徴されるように。
私も、偉大なmind とともに生き、立派なmind を残すべく、頑張る。
以下参考(ChatGPT):
キリスト教神学の理解
- Body(身体): 物質的存在
- Mind(心): 理性・思考の中心
- Soul(魂): 神との関係性を持つ永遠の存在
- Spirit(霊): 神聖な力、神との媒介
比喩的理解
- Body: 楽器
- Mind: 演奏者のテクニック
- Soul: 音楽そのもの、表現されるメロディ
- Spirit: 音楽を包む空気、演奏に宿るエネルギー