◎◎ 日本株は小幅続伸へ、年末商戦関連銘柄に注目-高値警戒感が重し
牧綾香
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アストラ、コロナワクチンで新たな世界的試験を実施の公算-CEO
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米国では感謝祭後のブラックフライデーで年末商戦が本格化
☆☆ 27日の東京株式市場は、小幅に続伸する見込み。前日の米国株式市場が休場で手掛かりに欠ける中、新型コロナワクチン開発の進展やきょうから本格化する年末商戦を見極める動きになりそう。日本株の上昇スピードに警戒感もあり、指数の上値は重く薄商いになる公算が大きい。任天堂やソニーなど年末商戦関連銘柄が注目されそうだ。
<きょうのポイント>
¤¤¤⇨ みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、欧州市況もほぼ横ばい圏で取引終了しており「外部要因からは動きにくい相場となりそう」と話した。年末商戦に関しては、電子商取引での売買高拡大が予想されるが、きょうから本格化するので好調となるかどうか注目したいという。
◆⇨⇨ 一方、過去数日間で急伸した日経平均株価は200日移動平均線からのかい離が20%程度となり、「ここから警戒感が出てもおかしくない。きょうの日本株はほぼ横ばい圏で推移するだろう」と倉持氏はみている。
- 前日の米国株式市場は感謝祭の休日のため休場
- 大阪取引所の通常取引終値は2万6580円
- けさのドル・円相場は1ドル=104円25銭近辺で推移、前日の日本株終値時点は104円36銭