◎◎ 日本株は小反発、米経済対策妥結観測やワクチン期待-円高は重し
牧綾香
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☆☆ 16日の東京株式市場は小幅に反発。米議会で追加の経済対策がまとまるとの観測が強まったことや新たなワクチン承認への期待が投資家心理を上向かせた。
米国市場で「iPhone(アイフォーン)」増産期待からアップル株が大幅高となり、アルプスアルパインやTDKなど日本の電子部品や半導体銘柄が買われた。一方で為替が1ドル=103円台と円高に推移していることが重しとなった。
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<きょうのポイント>
△△▼⇨ 日本株は反発して取引を開始したが上げ幅は縮小した。三井住友信託銀行の瀨良礼子マーケット・ストラテジストは、為替が上値を抑えており「日経平均株価は2万7000円の壁が厚い」と話す。米財政政策合意も新たなワクチン承認も期待が織り込まれているので、一段と上昇するためには新たな好材料が必要だという。
¤¤¤⇨ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは、来年の1-6月期にアップルがアイフォーンを3割増産するという報道はサプライヤー側からの情報であるため確度が高いという。5G対応携帯の買い換えが活発化するとの期待から、「アップルのサプライヤー関連には広く買いが入るだろう」とみている。
- 東証33業種ではパルプ・紙、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、不動産、石油・石炭製品、海運などが上昇率上位
- ゴム製品、陸運、医薬品などは下落
![TOPIXの推移](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/ihslK4RNsSUk/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/1280x-1.png)