① ""日経平均上げ幅200円超、米中緩和や円高一服-外需中心広く上げ””
長谷川敏郎2019年8月30日 7:58 JST
更新日時
2019年8月30日 11:14 JST
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中国は対米報復措置をすぐに取らない方針示唆、米中話し合い予定も
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1ドル=106円40銭近辺、前日の日本株終値時点は105円87銭
(Pedestrians walk past the Tokyo Stock Exchange (TSE) in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.)
30日の東京株式相場は上昇し、日経平均株価は200円超まで上げ幅を拡大させている。米国と中国の通商摩擦への懸念が一段と和らいでいる。為替の円高が一服するなかで業績の先行き不透明感が後退。電機や精密機器など輸出関連、非鉄金属など素材、原油関連株主導で幅広い業種が高くなっている。
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〈きょうのポイント〉
(東京証券取引所・内部)
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👤 丸三証券の山城直樹株式営業課長は「米中通商摩擦では中国側がエスカレートすることを望んでおらず、対立激化に歯止めをかける姿勢を示している」と指摘。9月1日の米中追加関税発動については株価が織り込んだとし、「今後は対話が前に進むのではないかとの期待がじわり広がっている」という。
日経平均は8月9日以降に上値が2万0700円台のレンジ相場に入っているものの、「売りがマグマのように溜まっている中で株価が下がらない以上、来週は上抜ける可能性もある」とみていた。
- 東証33業種では石油・石炭製品、精密機器、証券・商品先物取引、電機、ゴム製品、機械、鉄鋼が上昇率上位
- 不動産は下落