こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「読書量日本一」って何?

2019-03-08 12:54:39 | つぶやき
図書館移転構想は「読書量日本一のまちづくり」の一環だそうです。


実は私は「読書量日本一をめざす」と聞いたときから、かなり強烈な違和感を抱きました。

ここだけの話ですが(と言っても、ここに書けば情報は海の向こうまででも広がることは承知していますが・・・)、今日は正直に言っておきます。


これまでは、自分の中にある違和感は封印して、「読書量日本一」をめざすというなら、図書館の予算(人も本も)、学校図書館の図書購入費もそれにふさわしく増やしたらどうか?と言ってきました。

あまりにも、本当に悲しいまでに貧弱な予算だからです。(図書館の図書購入費は財政危機の中で激減し、以来減ったまま。近隣に比べても、全国同規模自治体に比べても少ない。学校の図書購入費は1校あたり30万円程度。何が買えますか?)


図書館の予算、学校図書の予算が、少しでも増えるなら私の抱く「違和感」などどうでもいいではないか!という居直りです。



ここで私の「違和感」について。


「読書」が人の人生を豊かにしてくれるものだとしても、「読書」の「量」を人と比べたり、ましてや市民全体の「読書量」の総量を他の自治体と比べることなど、ナンセンスだと思います。


たくさんの本を読んで、たくさんの感動やたくさんの知識を得て素晴らしい人生を生きる人がいるかもしれない。

きっといるでしょう。

「たった1冊の本」との出会いが、その人の人生を変えることがあるかもしれません。

きっとあるでしょう。

「活字を読むのは苦痛」で、それより絵を見たり、音楽を聴いたり、ぼんやり空を眺めて瞑想にふけっていたい人もいるかもしれません。

きっといるでしょう。


それぞれの人生です。

「読書」の価値は「量」で測れるものでも、比べるものでもない。


それでも、本は多くの人にとって手の届くところにあって欲しいと思います。「読みたい人が、読める環境を整える」ことは自治体の役割のひとつだと思います。


だから図書館の図書購入費を増やし、その本を求めている人に手渡す「本の専門家」=常勤・正職の図書館司書を配置すること、学校図書館の本棚も魅力あるものにして「鍵のかかった倉庫」にならないように人を配置すること・・・そのことを求めてきました。

新年度の予算書の図書館費、図書購入費は900万円。20年前の半分以下。日本図書館協会の「望ましい基準」に対しては3分の1程度。

そこは少しも変わらず、「契約はしていない」という商業施設の改装の設計予算に6千万円。

おかしくないですか?


私は、図書館駅前移転構想に反対です。
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2 コメント

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Unknown (ミホ)
2019-03-08 16:34:11
恵子さんこんにちは!
昨日車で演説?されてたときに
自転車乗りながら、手を振ったのはわたしでーす笑
読書の件、頑張って欲しいです!
学校も中々少ない本の中、息子はクラスナンバーワンでした!読書の数。
もっともっと本を増やして、図書館行きたい!って言って欲しいなー。わたしもいっぱい読みたいです。
これからも応援しています!!
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Unknown (ただち恵子)
2019-03-09 10:14:46
ミホさんへ

応援ありがとうございます。

「あっ、ミホさん!」ってわかりましたよ。
本好きな息子さん、いいですね。

親子で一緒に読めたら素敵ですね。

学校図書館も、市立図書館も、もっと充実するようにがんばります!!
返信する

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