こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

月収9万円でも「臨時福祉給付金」はもらえない!

2014-04-30 22:46:05 | つぶやき
自宅のポストの市役所から届いた封筒。

「臨時福祉給付金・子育て臨時特例給付金 お知らせ在中」とある。




以前のブログに「経費がかかる割りには効果がない」等々、これらの給付金は「愚策」だと書いたことがある。



宛名を書いて自分あてにきた「お知らせ」だから、「給付金がもらえるのかな」と期待と持って封筒を開く人も多いかもしれない。

これは全世帯に郵送しているので「対象外」の人もたくさんいる。

給付金の対象になるのかどうか?・・・これは、なかなかわかりにくい。
わかりにくい説明を「対象者診断チャート」という図で、「はい」「いいえ」で矢印をたどっていく。この「診断チャート」はなかなかよくできていると感心した。

「対象となる可能性があります」というゴールにたどりつけなければ、この「お知らせ」は紙くずとなる。たどりつけない人も少なくないと思う。

特に「子どものいない若い人」はほぼ絶望的ではないだろうか。

「住民税非課税」といってもわかりにくいので、2ページに「非課税の所得水準の目安」の表を掲載してくれている。

給与所得者も年金受給者も、それぞれ所得ではなく収入ベースで記載されているのでわかりやすいと思う。

働いて収入を得ている人で、一人暮らしならば「年間100万円」、1ヶ月にしたら8万3333円。非正規でもアルバイトでも、月額9万円の収入があれば住民税が課税で「対象外」。

たとえ、「非課税」であっても「課税収入のある家族の扶養家族」になっていたら対象外。

夫婦ふたりでも年収156万円が「非課税ライン」とすると、月額13万以上で対象外。

「低所得者対策」にさえなっていないのではないか?

2014年度の予算書から拾うと

臨時福祉給付金は3億185万5千円。(市民に配られる給付金の総額)
支給にかかる人件費、印刷費(たとえば今日届いた文書など)、振り込み手数料、電算システム・・・等の経費が5007万4千円。

子育て世帯臨時特例給付金は1億361万円。(対象となる子どもが約1万361人の想定)
支給にかかる臨時福祉給付金と同様の経費は、1899万9千円。

これは「正真正銘の愚策」だと思う。



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2 コメント

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微妙な (tweety)
2014-05-01 01:04:04
金額。フルタイム働く自信あるならとっとと働きたいです。
私の場合は、延ばしていけるかもってレベルですが。
あたしは、一人暮らしじゃないので微妙なラインって感じになるのかなとか計算してしまいます。扶養から外してもらってますが。

こんな換算されたら、登録制アルバイトかいまのところで時間増やすかとか思いがあっても、もう疾患やしやらんとことか考えてしまいかねませんね。

結局は、自立促すなんてならない気がします。
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Unknown (ただち恵子)
2014-05-02 09:20:19
tweetyさん

年金暮らしの高齢者も、子育て世代も、みんなそれぞれ大変。消費税は誰彼なくおそいかかります。

その中でも、就職難、いろんな事情で不安定な働き方を強いられている若い人達に冷たい、今の政治のありかたを「福祉給付金は」はあらわしているように思います。

若者を使い捨てにする国に未来はありません。
返信する

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