こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

防災・減災のまちづくり

2013-07-08 23:41:51 | 活動報告
7月4日、参議院選挙告示の日の午後、大阪府南部市議会議長会主催の議員研修会が岸和田・浪きりホールで開催された。

朝から公営掲示板へのポスター張りや個人演説会の会場手配など、多忙ななかでもなんとか時間を確保して参加した。
中央防災会議で、東日本大震災後の「地震・津波対策に関する専門調査会」の座長を務められている関西大学教授の河田惠昭氏の「南海トラフ巨大地震の被害想定と防災・減災」と題する講演。

何をさておいても聴きたいテーマだった。
参加して本当によかったと思う。心に残る講演だった。ずいぶん時間がたってしまったが遅ればせながら、ここに記録を残しておきたい。

「15年間、中央防災会議の委員を続けているのは私だけ。」と最後におっしゃっておられたが、本当に「救える命をひとつでも救う。そのために言うべきことは言う」という覚悟、真剣さが伝わるお話だった。

地震、津波、高潮、洪水、土砂災害、竜巻、暴風などの「想定外」の自然外力は今後も起こりうる。なぜならそれを決めるのは自然だからだ。
しかし「想定外」の被害を起こしてはいけない。なぜなら、社会の防災力が減災効果を発揮するからだ。そのためにはレジリエント(強くしなやか)な社会づくりが目標となる。(当日の資料より)


1995年の阪神・淡路大震災以降、今年の6月10日までに、人的被害を伴う地震がなんと125回発生したという!
まさに「地震国日本」に私たちは暮らしている。

自然災害をなくすことはできないが、そのときに被害を最小にとどめ、復旧を速やかに。
そのための用意がないと、被害はとてつもなく広がり、まさに国全体が衰退する「国難」となる。
講演で示されたシナリオはリアルだ。

大阪のキタ、ミナミの地下街は海抜ゼロメートル地帯に位置し、地上との連絡通路300箇所以上、地上浸水すれば、一瞬にして地下街水没、全ての地下鉄が水没。
当面の「緊急課題」として「大阪市営地下鉄の民営化を延期し、まずはやるべき安全対策を実施すること」だと指摘された。
地下鉄民営化は、防災上からも無策・無責任行政の典型という警鐘。

大阪府政も大阪市政も、「府民・市民の命・安全を守る」という立場にたっているとは到底言えない。
そのことを痛感した。



きょうは参議院選挙5日目。
比例の選挙カーを泉大津に迎え、午後の2時間半、市内を運行した。

たつみコータロー候補はきょうも元気。その様子はコータローHPでごらんください。
維新の会の松井知事・橋下市長が、「オスプレイの訓練受け入れを」という八尾で「痛みは分かち合うものでなく、取り除くのが政治の責任。」と訴え。視聴はコチラからどうぞ。




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2 コメント

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暑いですね (山下ゆみ)
2013-07-09 14:13:38
お疲れ様です。
時々拝読して参考にさせていただいています。
地区総でのご発言も!

今日の「地下鉄民営化」についての中で、「近鉄」ってありますけど…(^_^;)
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Unknown (ただち恵子)
2013-07-10 08:40:46
山下ゆみさん、梅雨明け前から暑かったけれど、「梅雨明宣言」て聞いたら、ますます・・・。

がんばりすぎずに気をつけながら、がんばりましょう

ご指摘ありがとうございました。「近鉄」→「地下鉄」、訂正しておきました。
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