コロナ感染で「味覚がなくなって、何を食べてもおいしくなかった」「匂いがわからない。」などの体験をよくお聞きします。
感染から3週間余り、喉に違和感はあるものの、「食欲はもどった!」と感じた時に、毎日新聞の「日曜くらぶ」というお料理ページので、「焼きザケのたっぷり鬼おろしがけ」という写真付きの記事が「美味しそう」でした。
歯の細かい普通のおろし金でおろしたダイコンおろしは、ふわふわで水分がたっぷり出ます。
「鬼おろしは、食材を粗くすりおろすので水分がほとんど出ず、ダイコンのシャキッとした食感が残る」という説明書きです。
我が家に「鬼おろし」はありました!
母が遺した、台所用品の中に。
不思議な形で、どうやって使うものかわからなくて、しまい込んでいました。
塩ざけを焼いて、ダイコンを鬼おろしですりおろし、粗みじん切りのミツバ、ネギ、ショウガを加え、スダチをしぼる。
レシピには、「しょうゆ 大さじ1」とありましたが、サケの塩加減がわからないので、醤油は、食べるときに味を見て足すことに。
結局ダイコンの辛さもきいて、醤油は、ほんの香りづけ程度で充分でした。
ふつうのダイコンおろしより、簡単に早くできるので、いっぱいできたのを、鮭だけなくて、キノコやレンコンなど、ありあわせの食材を焼いて。
どれもおいしかったです。
鬼おろし、やっと出番ができて、これからも活躍します。
お母さん、ありがとう。