サブタイトル 貧困・格差と社会的包摂。
2011年、震災の年の年末に出版された。再読。
「格差は、社会的排除の力学をさらに強固なものとする。震災、円高不況、少子高齢化・・・これまでも、そして、これからも格差を拡大させる要因は次から次へと日本を襲うであろう。
社会の一員として、まっとうな生活ができない貧困、社会の一員として認められない社会的排除。私たちは。格差を容認し、貧困と社会的排除を「社会悪」として受け入れるしかないのであろうか。
格差を容認し、それに伴う社会の諸現象を受け入れるのか、おsれとも、格差に抗い、社会的包摂を目指すのか、もう、その選択の瀬戸際に来ているのである。」(本文 結びの言葉)
本書が編まれてから6年。「格差を拡大させる要因」が次から次へと私たちを襲ったのは著者の見込み通りだったが、一方「格差に抗う」力もまた、大きな広がりを創ってきたのだと思う。
著者;阿部 彩
発行所;講談社
2011年、震災の年の年末に出版された。再読。
「格差は、社会的排除の力学をさらに強固なものとする。震災、円高不況、少子高齢化・・・これまでも、そして、これからも格差を拡大させる要因は次から次へと日本を襲うであろう。
社会の一員として、まっとうな生活ができない貧困、社会の一員として認められない社会的排除。私たちは。格差を容認し、貧困と社会的排除を「社会悪」として受け入れるしかないのであろうか。
格差を容認し、それに伴う社会の諸現象を受け入れるのか、おsれとも、格差に抗い、社会的包摂を目指すのか、もう、その選択の瀬戸際に来ているのである。」(本文 結びの言葉)
本書が編まれてから6年。「格差を拡大させる要因」が次から次へと私たちを襲ったのは著者の見込み通りだったが、一方「格差に抗う」力もまた、大きな広がりを創ってきたのだと思う。
著者;阿部 彩
発行所;講談社