イラストレーターの著者の「育児エッセイ」。
著者のやまだみちこさんは、絵を描く仕事なので、この本も絵。というか、まんがです。
ソウルにいる娘は、アマゾンで本を注文し、私の自宅に届いて私が娘のところに送る・・・というシステム(?)になっています。本を梱包した箱のすきまに、お菓子とか○クンの服とか、私の好みで入れるので、娘にしたらお得です。
送料もバカにならないけれど、私の楽しみでもあり、娘も喜んでくれてるので(時にはピントがはずれますが。送った服がブカブカだったり)、まあいいことにしています。
私は韓国語はできないので、娘が写メールで送ってきた文字を一生懸命マネして宛名を書き、ホントに届くのだろうか?と思うのですが、届かなかったことは一度もありません。
このごろは、アルファベットで宛名を書きますが、この方がまだ安心。
ところで、こうして私の手元に一時滞在している本を、読みました。
2ヶ月半になる○ちゃんの子育てに悪戦苦闘の次女に読ませてあげたいと思いました。
ほのぼのとした絵と添えられた短い言葉で、「ああ、こんなことがあったな」と思う子育ての日々の戸惑い、不安、感動・・・が綴られています。
「はじめに」から引用します。
・・・結婚して5年たち あかちゃんが生まれました。
女の子で、愛称は「ちょっぺ」です。
初めての育児は 思ってもみないほど大変で びっくりしました。
思い通りにいかないうえ 全然寝てくれず 泣いた日もありました。
でも、育児の先輩である友達に「大変やな~」と言うと
「大変やろ~」と、一言で通じました。
通じた瞬間 気持ちがパーっと明るくなって
さぁ、がんばろう!と 力がわいてきました。
私の個人的な育児の体験ですが ちょっぺの誕生から
3歳くらいまでのことをまんがに描きました。
誰かの気持ちが 少しでも パーッと明るくなったら
いいなぁと思います。
もっぱら「初めての子育て」の話で、本の中には仕事の話は出てきません。著者のHP「みつこの絵日記」によれば、イラストレーターとしての仕事も、「産休・育休」ではなく、仕事もしながらの子育てであったことがわかります。
あかちゃんを育てているからこそ描ける絵だったのかもしれません。
本は、弟が生まれて退院し、まだまだ甘えたい3歳と生まれたばかりのあかちゃん、「どっちから寝かせたらええんやろ?」で終わっています。いつか続きが読みたいなぁと思います。
著者;やまだみつこ(山田美津子 1073年生まれ イラストレーター)
発行;大和書房