8月の終わりに「パブリックコメント手続き」についての記事を書きました。
「応援」「続き希望」のエールもいただいたので、「続き」です。
2004年秋、当時、「公開・対話」を掲げて当選した前々市長のもとでの初めての議会で「パブリックコメントの実施」を提案しました。「積極的に検討」の答弁があり、翌年2005年から実施となりました。
「政策決定過程での市民参画」の一つの手法として機能することを期待していました。
残念ながら現状はかなり形骸化していると思います。
今年度になっての実施は、公共施設の整備計画に関するパブリックコメントが1件だけ。
7月19日まで受け付け。受け付けが終わってすでに2カ月近く。市のホームページからパブリックコメント一覧を開くと、いまだに「集計中」。
2カ月も集計に時間がかかるほど、多数のコメントが寄せられたのかと思えば、「2件」だそうです。
ちなみに2件のうち1件は、私が提出。
9月4日開催の総務都市委員会で報告があったと聞きました。
委員会資料は、1週間前には原則として議員のタブレットに送付されます。
なので8月末までには「集計」は終わっていたはず。
非公式・非公開の会議で議員に報告されたものが、いまだに「集計中」とはどういうわけなのか?
「市民の意見を聞きました!というアリバイ作りに利用されるだけ」と言って、パブリックコメントなんか出さないという人がありました。
「アリバイ作り」に協力したつもりはないけれど、市が掲げるスローガン、「市民共創」が空しく思えるのは事実。
明日から市議会定例会。
議会の論戦に注目していきましょう。